能登でのフィールドワークを通じた防災教育の実施
石川県は、2025年7月から奥能登地域(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)以外の県内の全日制県立高校33校の生徒約2,000人が、能登を訪れ、震災遺構の見学や、震災を経験した語り部からの話を聞く等の活動を通して、防災や減災を学習する防災教育を開始しました。
今月3日には、1校目となる羽咋(はくい)工業高校の生徒が輪島市門前、志賀町富来
を訪問、11日には小松工業高校の生徒が七尾市和倉温泉等を訪問します。
羽咋工業高校の生徒71名は、地震で大きな被害が出た輪島市の総持寺祖院や、海底が最大4メートル隆起した鹿磯(かいそ)漁港などを訪問し、地震の被害の大きさや、復興に向けた各地の取り組みを学びました。
移動のバスには、地質学の専門家が同乗し、能登半島地震の発生のメカニズムを解説し、各訪問先では、震災を経験し復興に向けて活動する地元の語り部が、生徒を案内しました。
石川県では、学校での事前・事後学習を通して、現地での学びを深化させ、ふるさとの価値の再認識につなげていきたいと考えています。


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