心房細動に起因する脳卒中100万件の予防を目指すグローバルキャンペーン、疾患啓発プログラム案の選考に一般投票を呼び掛け 

-俳優ジェーン・シーモアがキャンペーン大使として呼び掛ける
-世界各国から寄せられた疾患啓発プログラム案の中から32件を選考

2011年5月26日、ドイツ/インゲルハイム
ベーリンガーインゲルハイムは、心房細動に起因する脳卒中の予防の重要性を啓発する、1 Mission 1 Million-Getting to the Heart of Strokeと銘打つキャンペーンをグローバルで展開しています。世界から応募のあった疾患啓発プログラム案のうち、予備審査から優秀なものをインターネット上で一般公開し、その中でも特に優れたものに投票いただくことで最終選考します。

キャンペーン大使は俳優のジェーン・シーモアです。ジェーン・シーモアは、ジェームス・ボンドシリーズの『007/死ぬのは奴らだ』のボンドガール役を演じたことで有名です。疾患啓発プログラム案は一般に公開されており、脳卒中予防を効果的に啓発する上で優秀なプログラムの選考に、一般の方が投票出来る仕組みになっております。投票は2011年6月22日まで受け付けられます(www.heartofstroke.com)。
当キャンペーンサイトは英語での運営です。日本からも投票していただけます。

ジェーン・シーモアは次のようにコメントしています。「1 Mission 1 Millionへの反響は、私の想像をはるかに超える、とても大きなものとなっています。私は、母が心房細動に起因する脳卒中を発症した経験を持つことから、キャンペーン大使を務めることを決めました。母の経験から、この疾患がどれほどの絶望的状況をもたらすかを知りました。このキャンペーンの効果が世界中に広がることを、とても楽しみにしています。ぜひwww.heartofstroke.com で、これぞと思うプログラム案に投票することで、このキャンペーンにご協力下さい。投票は6月22日まで、投票できます!」

1 Mission 1 Millionは、世界各国で45の患者団体や保健専門家の組織から支持され、ベーリンガーインゲルハイムがスポンサーをしています。

キャンペーンの支援者、Atrial Fibrillation Association (AFA)の会長トゥルディー・ロバン氏は次のように述べています。「多くの方が1 Mission 1 Million に参加して頂き、本当に嬉しく思います。心房細動は世界で最も多くみられる持続性の不整脈で、心房細動に起因して年間300万件もの脳卒中が発症します。この心房細動を適切にコントロールすることで、多くの場合、脳卒中を未然に防ぐことが出来ます。私たちが一致団結して進めるこの疾患啓発キャンペーンは、心房細動に起因する脳卒中100万件を未然に防ぐとの使命を帯びています。このキャンペーンの支援者として、AFAでも投票を広く呼びかけています」。

投票の対象となる疾患啓発プログラム案は昨年、1 Mission 1 Million キャンペーンサイトに、36カ国の個人、患者団体、保健専門家による組織などから寄せられたものです。1 Mission 1 Million の専門委員会メンバーによる予備審査で選考された184件のプログラム案が一般投票の対象となっています。

ベーリンガーインゲルハイムのユーディット・フォン・ゴードンは次のように述べています。「私たちは、心房細動とそれに起因する脳卒中について認知を高めていただくため、1 Mission 1 Millionを開始しました。より多くの方々に投票を呼びかけることで、啓発活動に寄与できたらと考えています。心房細動に起因する脳卒中はとりわけ重症化しやすく、死亡率や後遺症を残す確率も高いことから、人々の人生に大きな打撃を与えます。私たちは、このキャンペーンのスポンサーであることを誇りに思い、本年後半の受賞者発表を楽しみにしています」。

184件のプログラム案から、一般市民の投票と専門委員会によって選出される32件に、プログラム実施のための総額100万ユーロが授与されます。詳細については、www.heartofstroke.comをご覧ください。同サイトでは、心房細動に起因する脳卒中、またそのリスク因子に関する役立つ情報も掲載しています。すでに脳卒中と診断された患者さんに向けたサポートやアドバイスも提供しています。

心房細動について
心房細動は最も一般的な不整脈であり、40歳以上の約4人に1人が発症します。心房細動では心拍動が不規則になり、心拍数の極度の上昇または低下が起こります。心房細動患者では、脳卒中リスクが心房細動を有さない患者の5倍に上ります。更に心房細動に起因する脳卒中には、他の要因による脳卒中と比べて重症化しやすく、後遺症も残りやすいとの傾向があります。心房細動に起因する脳卒中の多くは、適切な管理により予防できますが、心房細動患者の多くはこうしたリスクを認識しておらず、具体的な予防策をとっていないのが現状です。

1 Mission 1 Million について
1 Mission 1 Million -Getting to the Heart of Strokeは、AntiCoagulation Europe(ACE)、Atrial Fibrillation Association(AFA)、Stroke Alliance for Europe(SAFE)、World Heart Federation(WHF)などの、患者団体や保健専門家の組織に支持され、ベーリンガーインゲルハイムがスポンサーするキャンペーンです。世界各国から寄せられた疾患啓発プログラム案は、心房細動の専門家で構成される委員会で予備審査を通過したのち、現在、一般市民からの投票を受け付けています。投票は2011年6月22日に締め切られ、投票の多かったプログラムが資金提供の対象となります。さらに委員会が7件のプログラムを特別賞として選出します。全体で32件のプログラムに対し1万~10万ユーロの範囲で、総額100万ユーロが提供されます。

当プレスリリースについて
当資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が5月26日付でグローバルに配信したプレスリリースの日本語版であり日本国内の状況と異なる情報が含まれる場合があります。内容および解釈は、オリジナルである英文が優先します。下記をご参照ください。
http://www.boehringer-ingelheim.com/news.html

ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムグループは、世界でトップ20の製薬企業のひとつです。ドイツのインゲルハイムを本拠とし、世界で145の関連会社と42,200人以上の社員が、事業を展開しています。1885年の設立以来、株式公開をしない企業形態の特色を生かしながら、臨床的価値の高いヒト用医薬品および動物薬の研究開発、製造、販売に注力してきました。
2010年度は126億ユーロの売上を示しました。革新的な医薬品を世に送り出すべく、医療用医薬品事業の売上の約24%相当額を研究開発に投資しました。

日本ではベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社が持ち株会社として、その傘下にある完全子会社の日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(医療用医薬品)、エスエス製薬株式会社(一般用医薬品)、ベーリンガーインゲルハイム ベトメディカ ジャパン株式会社(動物用医薬品)、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社(医薬品製造)の4つの事業会社を統括しています。日本のグループ全体で約3,000人の社員が、革新的な医薬品の研究、開発、製造、販売に従事しています。

日本ベーリンガーインゲルハイムは、呼吸器、循環器、中枢神経などの疾患領域で革新的な医療用医薬品を提供しています。また、グローバルな研究・開発の一翼を担う医薬研究所を神戸に擁しています。
詳細は下記をご参照ください。
www.boehringer-ingelheim.co.jp

会社概要

URL
http://www.boehringer-ingelheim.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区大崎2-1-1 ThinkParkTower(17階)
電話番号
03-6417-2200
代表者名
ヤンシュテファン・ シェルド
上場
未上場
資本金
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設立
1961年06月