Pfizer社との複数のターゲットを対象にした研究開発提携において三番目の臨床開発候補物質を創出
当社グループは、戦略的提携先であるPfizer Inc.(以下「Pfizer社」)との複数のGタンパク質共役受容体(以下「GPCR」)をターゲットとした創薬に関する戦略的提携において三番目の臨床開発候補物質が選定されたことが通知されましたので、お知らせいたします。この成果により、当社グループは新たに3百万米ドル(約328百万円[1])のマイルストンを受領いたします。本新規候補物質は、代謝性疾患やその他の疾患に関係するGPCRを標的とする経口低分子です。
本提携により、Pfizer社は2019年中に三つの異なる臨床開発候補物質を選定し、うち一つは最近、初めての臨床試験を開始しました。これらの候補物質は、Pfizer社と当社グループの創薬チームがそれぞれの専門性を組み合わせ、補完し合うことによって見い出されました。本提携では、当社グループ独自のStaR®と構造ベース創薬(SBDD)技術を活用して、複数の疾患領域にわたる異なったGPCRターゲットに作用する分子を設計しています。当社グループが本年中にPfizer社から受領することとなった重要なマイルストンは本件を含め合計14百万米ドルになります。
当社執行役副社長Research and Early Developmentであるマルコム・ウィアーは次のように述べています。「当社グループは、疾患の作用部位として役割が明確になっているものの、創薬が困難なターゲットに対して設計された、新薬開発候補物質を求めている製薬企業と提携するという明確な目標を持っています。Pfizer社との研究開発は順調に進捗しており、両社の補完的なチームと、StaR®技術とSBDD技術を適用して得られる、GPCRに関する独自の見識とを組み合わせることにより実現できる生産性を明確に示しています。今後この開発プログラムや他のプログラムについて最新情報をお知らせできる時を楽しみにしています。」
[1] 1米ドル=109.42円
Pfizer社との提携について
2015年11月、当社グループは、Pfizer社との間で、複数の疾患領域における最大10種のGPCRターゲットに対する新規医薬品開発に関する提携を行いました。これらのターゲットの多くは、治療対象となる可能性のあるさまざまな疾患の重要な作用部位として、臨床あるいは生物学的に役割が明確になっているものの、内在する技術的課題から、従来の創薬アプローチでは候補薬の創出が困難でした。
これらの課題に対応するために、当社グループとPfizer社の研究者が緊密に協働し、それぞれの専門性を補完的に活用することで、当初Pfizer社が選定したGPCRに対する構造ベース創薬(SBDD)が可能になりました。Pfizer 社は本提携から生み出された各ターゲットに対する全ての治療薬(低分子およびバイオ医薬品)に関して開発・製造販売の責任を負い、グローバルでの独占的開発・製造販売権を保有します。
今回の成果は、当社グループが提供した、特定のプログラムに関する複数の安定化された受容体(StaR®タンパク質)、X線構造情報、および生物物理学的データによるものであり、これによりPfizer社より複数の重要なマイルストンを受領しており、新たな臨床開発候補品の選定および最初の第Ⅰ相臨床試験開始によるものです。さらに定められた条件が満たされれば、追加のマイルストンの達成に応じた支払いを受領し、さらにロイヤリティを受け取れる契約となっています。
また、2015年には、ファイザー製薬株式会社が当社に対して33百万米ドルを出資しています。なお、この提携による科学的成果は、両社共同で発表する予定です。
以上
Sosei Heptaresについて
当社グループは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自のStaR®技術並びに構造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは中枢神経系疾患、がん、消化器系疾患、炎症性疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。
これまでAllergan社、AstraZeneca社、第一三共株式会社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、ノバルティス社、Pfizer社および武田薬品工業株式会社等の大手グローバル製薬企業、ならびにKymab社、MorphoSys社およびペプチドリーム社等の革新的なバイオ医薬品企業と提携しています。当社グループは、東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。
「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよびStaR®は、当社グループの商標または登録商標です。
詳しくは、ホームページhttps://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
Twitter: @soseiheptaresco
YouTube: @soseiheptaresco
本提携により、Pfizer社は2019年中に三つの異なる臨床開発候補物質を選定し、うち一つは最近、初めての臨床試験を開始しました。これらの候補物質は、Pfizer社と当社グループの創薬チームがそれぞれの専門性を組み合わせ、補完し合うことによって見い出されました。本提携では、当社グループ独自のStaR®と構造ベース創薬(SBDD)技術を活用して、複数の疾患領域にわたる異なったGPCRターゲットに作用する分子を設計しています。当社グループが本年中にPfizer社から受領することとなった重要なマイルストンは本件を含め合計14百万米ドルになります。
当社執行役副社長Research and Early Developmentであるマルコム・ウィアーは次のように述べています。「当社グループは、疾患の作用部位として役割が明確になっているものの、創薬が困難なターゲットに対して設計された、新薬開発候補物質を求めている製薬企業と提携するという明確な目標を持っています。Pfizer社との研究開発は順調に進捗しており、両社の補完的なチームと、StaR®技術とSBDD技術を適用して得られる、GPCRに関する独自の見識とを組み合わせることにより実現できる生産性を明確に示しています。今後この開発プログラムや他のプログラムについて最新情報をお知らせできる時を楽しみにしています。」
[1] 1米ドル=109.42円
Pfizer社との提携について
2015年11月、当社グループは、Pfizer社との間で、複数の疾患領域における最大10種のGPCRターゲットに対する新規医薬品開発に関する提携を行いました。これらのターゲットの多くは、治療対象となる可能性のあるさまざまな疾患の重要な作用部位として、臨床あるいは生物学的に役割が明確になっているものの、内在する技術的課題から、従来の創薬アプローチでは候補薬の創出が困難でした。
これらの課題に対応するために、当社グループとPfizer社の研究者が緊密に協働し、それぞれの専門性を補完的に活用することで、当初Pfizer社が選定したGPCRに対する構造ベース創薬(SBDD)が可能になりました。Pfizer 社は本提携から生み出された各ターゲットに対する全ての治療薬(低分子およびバイオ医薬品)に関して開発・製造販売の責任を負い、グローバルでの独占的開発・製造販売権を保有します。
今回の成果は、当社グループが提供した、特定のプログラムに関する複数の安定化された受容体(StaR®タンパク質)、X線構造情報、および生物物理学的データによるものであり、これによりPfizer社より複数の重要なマイルストンを受領しており、新たな臨床開発候補品の選定および最初の第Ⅰ相臨床試験開始によるものです。さらに定められた条件が満たされれば、追加のマイルストンの達成に応じた支払いを受領し、さらにロイヤリティを受け取れる契約となっています。
また、2015年には、ファイザー製薬株式会社が当社に対して33百万米ドルを出資しています。なお、この提携による科学的成果は、両社共同で発表する予定です。
以上
Sosei Heptaresについて
当社グループは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自のStaR®技術並びに構造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは中枢神経系疾患、がん、消化器系疾患、炎症性疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。
これまでAllergan社、AstraZeneca社、第一三共株式会社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、ノバルティス社、Pfizer社および武田薬品工業株式会社等の大手グローバル製薬企業、ならびにKymab社、MorphoSys社およびペプチドリーム社等の革新的なバイオ医薬品企業と提携しています。当社グループは、東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。
「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよびStaR®は、当社グループの商標または登録商標です。
詳しくは、ホームページhttps://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
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YouTube: @soseiheptaresco