~お年玉に関する意識調査 2021~
お年玉をあげる予定がある人は例年より減少新型コロナウィルスの影響でお正月の過ごし方に変化
アンケート結果概要 |
- 「お年玉をあげる予定がある」人は6割、前年より減少
「お年玉をあげる予定がある」と答えた人は61.4%と、前年調査(67.8%)から減少しています。新型コロナウィルスの影響により例年とは違うお正月の過ごし方をする人が4割強を占める中、親戚宅には行かず自宅でゆっくりする人が多く、甥や姪にお年玉をあげる人が減少していることが要因となっています。ただし、甥・姪にも「いつもと違う方法でお年玉をあげる」人も1割弱はいることから、会えなくても振込等の他の方法を利用することで年始の恒例行事を乗り切るようです。 - 新型コロナウィルスの影響で世帯年収が減少するも、お年玉の相場は変わらず
今年の世帯年収が去年より減った人は3割強にのぼり、そのうち8割近くが「新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けている」と回答しています。一方、子どもの年齢別にお年玉の金額帯を見ると、例年と変わらない結果となっており、中学生以上だと10,000円以上が多数派となっています。懐事情が厳しくなってもお年玉は削れないという「現実」が垣間見える結果となりました。 - 子どものお年玉の管理方法、円預金派は減少し投資信託や株の購入が増加 自分の子どものお年玉を親が管理している家庭の管理方法で多いのは、円預金や現金での管理ですが、その比率は減少傾向です。代わりに増加しているのが投資信託や株の購入です。子どものお年玉を運用で少しでも増やして将来に役立てたい親心が伺えます。
- 相場はいくら?会えない子へいつ渡す?お金の価値を知ってほしい…様々な「お年玉の悩み」 お年玉を渡す際に頭を悩ませることとして、「いくらぐらいが適当なのか」(女性50代)という声が多く寄せられました。また、今冬においては「正月に会わないため渡すタイミングに困る」(男性20代)など、コロナ禍で年末年始の過ごし方が変わることで新たな悩みも挙がっています。その他、「子供の頭で考えて、たとえ無駄遣いになったとしても、使ってなにかしら学んでほしい」(男性50代)という、お年玉から学びを得てほしいという意見も寄せられました。
アンケート結果総括 |
新型コロナウィルスの影響もあってか、4割以上のかたが例年とは違う年末年始の過ごし方をすると回答する中、お年玉をあげる人の割合は例年よりも低い結果となりました。一方で、例年とは違う方法で渡すという人も増え、図らずもお年玉のキャッシュレス化が進みだす可能性が伺えます。また、お年玉の管理方法も投資信託や株といった運用へ少しずつシフトしており、「お年玉」に変化の兆しが見え始めています。
≪調査概要≫
調査期間:2020年12月1日~12月8日
調査対象:住信SBIネット銀行の個人顧客
回答者数:3,211名
調査方法:インターネットアンケート
調査地域:全国
≪回答者属性≫
≪アンケート結果≫
◆お年玉をあげる予定の有無
お年玉をあげる予定のある人は61.4%。前年調査から6ポイント減少しています。
◆平均支出予定額の推移
平均26,206円となり、前年調査から横ばいで推移しています。
◆年代別平均支出予定額
年代別でみると20~30代では前年より減少しています。
◆お年玉をあげる人数
お年玉をあげる人数の平均は3.8人で、「1人」「2人」が前年より増加している一方で、3人以上は減少しています。
◆お年玉をあげる相手(複数回答)
「甥・姪」が最も多く、「自分の子ども」が続きます。
「甥・姪」や「甥、姪以外の親戚の子ども」は前年より減少しています。
◆お年玉をあげる相手×金額
小学生未満は「1,000円以下」、小学校低学年は「~3,000円」、小学校高学年は「~5,000円」が最多となっていますが、中学生以上になると「~10,000円」がボリュームゾーンとなっています。
◆子どものお年玉の管理方法(複数回答)
自分の子どものお年玉を管理している人にその管理方法を尋ねたところ、「円普通預金」が71.1%と突出してしていますが、前年より減少しています。一方、「投資信託」「株」が前年より増加しています。
◆甥・姪へのお年玉の渡し方
甥・姪へのお年玉の渡し方が「例年とは違う方法」になる人は1割弱となりました。お年玉を渡す方法としては現金が圧倒的に多いですが、振込や電子マネーなどキャッシュレスで渡す人も前年より増加しています。
◆お年玉をあげる際に頭を悩ませること(自由記述)
2021年のお正月を自宅で過ごす人が多いせいか、「正月に会わないため渡すタイミングに困る」(男性20代)というコロナ禍の影響を受けた悩みが寄せられました。「会う予定がないので振込にするか、電子マネー等を送金するか」(女性30代)と、図らずも「お年玉のキャッシュレス化」が進みそうな様子が伺えます。
◆2020年の世帯所得の増減と、新型コロナウィルスによる影響
2020年の所得が前年より減った人は35.1%、増えた人は15.6%でした。所得が減った理由については、77.7%の人が「新型コロナウィルスの影響を受けている」と回答しています。
◆お正月の過ごし方
いつもは家族や親戚に会いに行く/来てもらうお正月ですが、2021年は自宅で過ごしたり、親戚に会うことも最小限に留めたりするという意見が多数でした。初詣も「少しずらして行く」(女性50代)など、工夫して参詣するようです。
【住信SBIネット銀行について】 住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスを出資会社とするインターネット専業の銀行です。 預金総残高(*1)が6兆円を突破(2020年12月1日時点)、預金口座数(*2)は420万口座(2020年9月30日時点)となります。 |
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