待望の書! AIシステム開発における「テスト手順」を解説
機械学習によるAIソフトウェアの開発では、従来のテスト技術やテストツールは一切通用しません。本書はその解決策を提示する技術解説書。あらゆるAI開発現場、待望の一冊です。
書名:AIソフトウェアのテスト――答のない答え合わせ [4つの手法]
著者: 佐藤直人・小川秀人・ 來間啓伸・明神智之
判型:B5変型判
ページ数:264
定価:3,080円
ISBN:978-4-86594-291-0
刊.:2021年5月
発行・発売元:株式会社リックテレコム
http://www.ric.co.jp/book/index.html
リックテレコム書籍サイト
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Amazon書籍サイト
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●本書の主旨と概要
本書はAI向けの全く新しいテスト手法として、メタモルフィックテスティング、ニューロンカバレッジ、最大安全半径、網羅検証の4つを紹介します。教師あり機械学習で開発したディープニューラルネットワークおよびアンサンブルツリーが解く分類問題(画像識別)と回帰問題(価格予測)の実例を交え、4つの手法の原理と手順を解説。それぞれのチュートリアルを通じて実践スキルも身に付きます。
●本書の構成
まず、AIの専門家でない方々に向けて、1章ではできるだけ平易に「AIとは何か?」の説明から始めます。続く2章では、AI開発におけるテストの難しさと、考え方を説明します。3章からはいくつかのテスト技術について説明するとともに、テストを実行するためのソフトウェアの導入方法や実行例も含めながら詳しく解説することで、読者がAIソフトウェアのテストを実践できるようになることをめざします。
●必要な前提知識
・ソフトウェア開発の基礎知識だけでよく、AI/機械学習やソフトウェアテストの専門知識は不要です。
・4章から7章のチュートリアルは、Pythonを知らなくても体験できます。
・集合演算や論理式には簡単な記号だけを使っており、高校初級程度の数学の知識があれば、より深く内容を理解できるでしょう。
・数式やプログラムコードを読み飛ばしても、概要を理解できるよう構成しています。
●目次
序章 A I システムとテスト
1章 AIとは何か?
2章 AIソフトウェアのテストの難しさ
3章 チュートリアルの準備
4章 メタモルフィックテスティング
5章 ニューロンカバレッジテスティング
6章 最大安全半径
7章 網羅検証
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