シドニー・オペラハウスで新技術「Auracast™(オーラキャスト)」を使ったライブパフォーマンス体験を世界に先駆けてスタート
本プレスリリースは、デンマークGN社が3月18日(デンマーク現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳したものです。内容及び解釈については英文オリジナルが優先されます。こちらをご参照ください。
•GN(本社:デンマーク)、ヒアリング・オーストラリア(以下、HA)、ナショナル・アコースティック・ラボラトリーズ(以下、NAL)、シドニー・オペラハウス(以下、オペラハウス)は、象徴的な施設であるオペラハウスに、主要文化施設として世界で初めてAuracastブロードキャスト・オーディオ(以下、Auracast) を導入するために協力しました。
•この画期的なイノベーションは、難聴者の障壁を取り除き、芸術におけるアクセシビリティの世界的な基準となります。
•補聴器技術におけるグローバル・イノベーション・リーダーであるGNは、補聴器ユーザーがこの画期的な技術を世界中の会場で早く利用できるよう、技術部門全体で取り組んできました。
2025年3月18日シドニー・オーストラリア ー 世界トップクラスのシェアをもつ補聴器メーカーGN、HA、NALの協力のもと、オペラハウスでの難聴者のリスニング体験を先進的なアクセシビリティ技術で一変させます。
この日より、オペラハウスは、補聴器ユーザーのためにライブパフォーマンスにおけるオーディオ・イノベーションであるAuracastを会場に導入する、最初の世界的な文化施設となりました。この先進的な補聴器技術は、Bluetooth® Low Energy (LE) AudioとAuracastを通じて、優れた音響体験を提供します。

オーストラリアのTVプレゼンターで補聴器ユーザーであるオッシャー・ギュンスベルク氏は、聴覚業界の代表者、聴覚障害者コミュニティ、メディアをオペラハウスに迎え、補聴器やイヤホンに直接音声が届くライブパフォーマンスを通して、新技術Auracast体験を発表しました。
Samsung Electronics、Google、Bluetooth Special Interest Group(SIG)の代表が出席していることからも、Auracastへの幅広い支持と、広範囲にわたる機器やプラットフォームのアクセシビリティが高まる可能性が強調されています。これらのリーダーたちは、Auracast対応製品を展示し、公共のスペースや会場でのリスニング体験をいかに向上させるかを実演しました。
通常、補聴器ユーザーは、ライブパフォーマンスで障壁に直面することがあります。磁気ループのような現在の補聴システムは音声に最適化されていますが、一方で、音楽が歪んで聞こえたり、利用可能な座席は限られたりしています。Auracastは、近くの送信機からAuracast対応オーディオ機器を通して高品質なオーディオで音を届けます。GNは、補聴器ユーザーがこの画期的な技術をいち早く使えるように、数年前からテックカンパニーと緊密に協力してきました。

GNのピーター・カールストロマーCEOは次のようにコメントしています。 「補聴器ユーザーがどこにいても簡単にAuracastに接続し、素晴らしい音を楽しむことができるよう、私たちはAuracastサービス拡大の最前線で走り続けてきました。オペラハウス、NAL、HAと協力し、この象徴的な会場でAuracastとインクルーシブなパフォーマンスを実現できたことを大変誇りに思います。」
補聴器装用者のマリアン・ジョーンズ氏は、次のように述べています。 「生演奏は人生の大きな喜びのひとつです。しかし、難聴者の多くがそうであるように、音質が悪かったり、座席が限られていたりすると、楽しみが半減してしまいます。Auracastで聴く美しい音楽は、ここ数年で最も鮮明でクリアな体験でした。ライブパフォーマンスでの難聴者の反応を見て、とても感動しました。これはアクセシビリティを推進する上でとても重要なことです。」
オペラハウスのシニア・マネージャー、ジャネル・ライアン氏は、次のように説明しました。「リニューアルの10年の間に、私たちはオペラハウスのアクセシビリティを向上させ、屋内外でのライブパフォーマンス体験の変革を目指しました。このエキサイティングな新しいテクノロジーは、その勢いをさらに加速させ、芸術に対する障壁を取り除き、私たちを取り巻く観客とより有意義に関わることを支援してくれます。また、これまで以上に多くのコミュニティに会場を開放することで、『みんなの家』になるという私たちの野心に近づくものでもあります。」
オペラハウスは、ドラマシアター、プレイハウス、スタジオ、ウェスタンホワイエにAuracast送信機を常設しました。
GNは、2023年にBluetooth LE AudioとAuracastで接続する補聴器を開発した最初の補聴器メーカーです。新しいリサウンドの全製品にこの技術を統合し、補聴器用のアプリにオーラキャストアシスタントを導入しました。補聴器を装用していないイベント参加者は、サムスンのGalaxy Buds3 Proを使ってAuracastを体験しました。
Auracastのローンチイベントは、駐オーストラリア・ニュージーランド・フィジーのデンマーク大使イングリッド・ダール-マドセン氏による基調講演で幕を開けました。ダール-マドセンは、聴覚技術において革新的で世界的リーダーであるデンマークと、デンマークの建築家ヨーン・ウッツォンが設計したオペラハウスのあるオーストラリアとのつながりを祝うという、この瞬間の意義を強調しました。
Auracastの詳細については、こちらをご覧ください。
GNヒアリングジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 マーティン・アームストロング)は、GNの日本国内において医療機器認証を受けた補聴器「リサウンド」ブランドの輸入、製造、卸販売、修理サービスまでを行っています。
@2025 GNヒアリング㈱ 無断複写・転載禁止。Bluetoothのワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標です。Auracast™ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG,Incが所有する商標です。
GNについて
GNは、インテリジェントな聴覚、オーディオ、ビデオ、およびゲーム・ソリューションのリーディング・カンパニーです。人々にインスパイアされ、イノベーションを原動力として、聴覚と視覚を向上させる技術を提供しています。難聴者が現実の課題を克服し、ビジネスにおけるコミュニケーションやコラボレーションを改善しながら、オーディオとゲーム愛好家に素晴らしい体験を提供します。
GNは、世界をつなぐというビジョンを掲げて150年以上前に設立されました。今日、GNはその強固な伝統に支えられ、独自の専門知識と歴史上最も広範な製品・サービスポートフォリオにより、これまで以上に多くの人々の生活に密着し、人々にとって大切なものをより身近なものにしています。
Jabra、ReSound、SteelSeries、Beltone、Interton、BlueParrott、Danavox、FalComのブランドで100カ国にソリューションを販売しています。1869年に設立されたGNグループは、7,000人以上の従業員を擁し、ナスダック・コペンハーゲン(GN.CO)に上場しています。
ヒアリング・オーストラリア(HA)について
ヒアリング・オーストラリアは、75年以上にわたりオーストラリア人に専門的な聴覚ケアを提供し、何千もの子供や大人、アボリジニー、トレス海峡諸島民、年金受給者、退役軍人が家族や毎週の地域社会とのつながりを維持できるよう支援しています。大切な人と連絡を取り合い、周りの世界とつながっているためには、これまで以上にきこえは重要です。450人以上のオージオロジストが、オーストラリア全土の450以上の場所で、遠隔サービス、オンライン、自宅、中心街でサービスを提供しています。私たちのゴールは、あなたの愛する人や人生とつながり続けることです。どのような年齢層の方でも、どのような補聴器が必要な方でも、どなたでも簡単に補聴器をご利用いただけます。
ナショナル・アコースティック・ラボラトリーズ(NAL)について
NALの使命は、聴覚の研究とエビデンスに基づくイノベーションで世界をリードし、聴覚の健康を改善し、聴覚障害を持つ人々の生活を変革することです。NALの世界トップクラスの研究者とイノベーターで構成されるチームは、真に橋渡し研究を通じて、顧客とそのまだ満たされていないニーズを中心に据えた、インパクトのあるプロジェクトに注力しています。
シドニー・オペラハウスについて
シドニー・オペラハウスは、現代オーストラリアのシンボルです。世界屈指のパフォーミング・アーツ・センターであり、国内屈指の観光地であり、20世紀を代表する建築物です。ユネスコ世界遺産に登録され、その社会的価値はデロイトによって114億ドルと見積もられています。広範囲にわたる多様なプログラムは、現地だけでなくオンラインでも観客を魅了し、過去10年間で1,600万人以上が公演やツアーに参加しました。「みんなの家」を目指すオペラハウスは、そのために作られたコミュニティとともに進化し続けています。
ReSound(リサウンド)について
リサウンドはGNグループの補聴器のブランドとして、お客様を第一に考え、革新的な技術をいち早く開発してきました。お客様のライフスタイルやニーズに寄り添い、GN独自の専門知識を組み合わせた先進的な補聴器を提供し、使う方を中心に置いた考えに基づく自然なきこえ「オーガニックヒアリング」をお届けしています。耳本来のきこえに近い「自然な聞き心地」だけでなく、補聴器の「自然な着け心地」、利便性の上がる「自然な使い心地」で生活が豊かになることを目指しています。
GNヒアリングジャパンについて
日本国内において医療機器認証を受けた補聴器「リサウンド」ブランドの輸入、製造、卸販売、修理サービスまでを行っています。
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