ファイテック消火剤注入装置(FEI)を使用した大規模林野火災空中消火訓練を愛知県、陸上自衛隊が合同で実施

令和5年12月23日愛知県豊橋市で県職員や自衛隊員等約240人が参加し、ヘリコプターから森林火災用消火剤を使用し、素早い空中消火活動を行うための大規模林野火災空中消火訓練が行われました。

ファイテック

消火対処能力の向上を図るため行われた訓練では、陸上自衛隊の大型ヘリコプター(CH-47JA)にファイテック社製消火剤注入装置FEIと、1度の取水で5,000リットルの水が入る空中消火バケツ(野火消火器材I型 バンビ・バケット)に森林火災用消火剤FOREST DEFENDER(フォレスト・ディフェンダー)をヘリコプターから注入し、これまでになかった素早い空中消火活動を実現するための実践を模擬した訓練が行われました。

 愛知県豊橋市で令和5年12月23日、陸上自衛隊、愛知県及び豊橋市の職員、株式会社ファイテック(本社:愛知県大口町、代表取締役社長:林 富徳、以下:ファイテック)、およそ240人が参加し、大規模林野火災時に林野火災用消火剤FOREST DEFENDER、及び、消火剤注入装置FEIを使用して、素早い空中消火活動を行うための他に前例が無い規模の空中消火訓練が行われました。

(画像:ヘリコプターによる空中消火)



 訓練は山火事が発生し、豊橋市消防局・消防団による陸上からの消防車両を使用した消火活動、豊橋市によるドローンを使用した上空偵察、名古屋市消防局によるバンビバケットを積載したヘリコプターによる空中消火活動、浜松市消防局によるFIRE ATTACKERを使用した空中消火活動を行い、その後、地元の消防隊だけでは火災を止めきれないほど延焼が拡大したことを想定して、陸上自衛隊へ林野火災の情報共有や、災害派遣要請をする手順が確認され、要請を受けた陸上自衛隊 第10師団 明野駐屯地 第10飛行隊は、大型ヘリコプター(CH-47JA)に、(株)ファイテック製ヘリコプター用消火剤注入装置 FEI:Type-C(Fitech Easy Injection:Type-C)と、森林火災用消火剤 FOREST DEFENDER(今回は模擬水を使用)、1回で5,000リットル(今回使用したバケツは5,000Lタイプ)の水を取水できる空中消火バケツ(バンビ・バケット)を使用して、近くの池から水を汲み、素早い空中消火訓練を行いました。


  実際の森林火災では、バンビバケットで取水後にFEIを使用し、ボタンを押すだけで森林火災用消火剤「フォレスト・ディフェンダー」をバンビバケットに注入し、水だけで消火活動を行うよりも数倍も効率的に空中消火を行うことができ、さらに延焼防止や再燃防止の効果によって林野火災を素早く鎮圧します。


空中消火訓練後、参加者された関係者は、「FEI(消火剤注入装置)と1,000Lタンクの設置、消火剤を1,000Lタンクに付属品のエンジンポンプで移送するのに約1時間弱、ホースは1人でも15分あれば取り付けでき、緊急出動でも時間的には十分余裕がある。FEIも、大きく揺れる機体内でも設定した量の消火剤をボタンを作動させるだけで正確かつ簡単に使用できた。愛媛県大洲市の林野火災に使うことを許可されていたら数日は早く消火することができたのではないか。」とコメント。

(画像:ヘリコプター内のフォレストディフェンダー[中央上]とFEI[右下])


【FEI (Fitech Easy Injection)】

  訓練でもヘリコプターに搭載されていたFEIは、ボタンを一押しするだけで、設定した量の消火剤を、ヘリコプターの中から簡単に注入することができる消火剤注入装置(バッチカウンタシステム)です。

  FEIは、世界中のあらゆるヘリコプターに使用できるように設計され、防衛省の「電磁干渉試験」に防衛省史上初めて合格した日本で唯一の消火剤注入装置(バッチカウンタシステム)です。

  1,000Lの消火剤(空中消火回数18回、推定放水量約100トン)でも注入でき、連続した空中消火を実現できる装置は、世界でも他に類がありません。これにより、ヘリコプターから簡単に素早く効果的に消火剤を入れて、空中消火することが実現しました。

  フォレスト・ディフェンダーとFEIは、陸上自衛隊でも採用されている空中消火バケツ「SEI社のバンビバケット」の付属装置として使用することができます。


【FOREST DEFENDER】

 森林火災の対策のために開発した消火剤が「フォレスト・ディフェンダー」です。

 フォレスト・ディフェンダーは、1%〜3%の消火剤で水を約6〜7倍の消火能力に強化し、シベリアなど寒冷地で問題になっている泥炭地の火災に強く、そして肥料のような成分で界面活性剤を使用しておらず環境に優しい、世界でも他に類のないタイプの消火剤です。

  森林火災用消火剤フォレストディフェンダーは、大規模な森林火災が発生した場合の消火剤として、ヘリコプターからの空中消火用消火剤として使用されており、ヘリコプターから効果的な空中消火を実現させています。

フォレストディフェンダーは、陸上自衛隊のヘリコプターを使用した試験では、強風、乾燥の過酷な状況でも、水と比較して明らかに火災を止める「防火帯をつくり延焼を止める難燃性能」が極めて高いことが証明されました。

(動画:フォレストディフェンダー)

 これからもファイテックは、火災から一人でも多くの命を守り、人類社会に貢献するという理念のもと、ファイテック投てき用消火用具、林野火災用消火剤 Forest Defender など唯一無二の最新技術により、これまで世界中で消火できなかった大規模な森林火災から地球を守り、森林資源を守るために貢献していきます。そして、森林火災によって世界的な問題となっている温室効果ガス(CO2)の排出を抑え、森林資源の減少を止めることでカーボンクレジット、SDGsにも貢献していきます。

  • 株式会社ファイテックについて

 ファイテックは、愛知県の消防関連化学製品製造メーカーです。日本国内のみならず海外48カ国に事業展開の実績を持っており、消火剤・消火用具の開発・製造・販売を行なっています。

コンシューマ向け主要製品は「ファイテック投てき用消火用具」「天ぷら油用消火剤 箱のままいれるだけ」「業務用消火スプレー フライングジェット」等です。

 その他、消防車用消火剤、金属火災用消火剤や、林野火災によって発生する二酸化炭素の放出や森林資源減少などの被害拡大を防止するための消火剤「フォレストディフェンダー」等があり、消火剤のみならず、ヘリコプター用消火剤注入バッチカウンタシステム FEI(Fitech Easy Injection)等、資機材の開発力にも力を入れており、消火剤と合わせて陸上自衛隊、消防庁が行う森林火災(山火事・林野火災)の消火活動にも使用されています。

 ファイテックの最大の強みは消火剤開発力であり、他に類の無い特殊な消火剤の開発を行なっており、消防局の依頼により消火技術の共同開発なども行なっています。


「所属団体」

(社)全国消防機器販売業協会
(一財)日本森林林業振興会 森林火災対策協会

(公社)日本火災学会
(社)日本建築学会

(社)マンション防災協会


株式会社ファイテックは消費者庁が公開している表示対策ガイドラインに則り、景品表示法を遵守しています。

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会社概要

株式会社ファイテック

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URL
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業種
製造業
本社所在地
愛知県丹羽郡大口町秋田3-101
電話番号
0587-95-1119
代表者名
林 富徳
上場
未上場
資本金
4800万円
設立
2010年10月