新型コロナウイルスの変異を判別する研究用試薬を発売
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信)は、新型コロナウイルスの変異を判別する研究用試薬を2021年2月10日に発売しました。本試薬はリアルタイムPCR法を測定原理とし、約70分で結果を得ることができます。
研究用試薬「VirSNiP」は、新型コロナウイルス検査で陽性が確認された検体に対して、追加でリアルタイムPCRと融解曲線解析を行うことにより、感染しているウイルスが変異を有しているか判別します。検出できる変異は、N501Y、del69/70、D614G、P681H、Y453Fの5種類です。
ロシュのリアルタイムPCR機器「コバス z 480」、「ライトサイクラー480 システムII」、または「ライトサイクラー 96 システム」を用いてリアルタイムPCR法と融解曲線解析を行い、約70分で結果を表示します。
本試薬は、TIB MOLBIOL社(ドイツ・ベルリン)との提携により販売します。
ロシュ・ダイアグノスティックスは、新型コロナウイルスの新規変異株の感染者数が国内でも増加している中、疫学的調査および医療現場のニーズに応えるために、引き続き検査体制の拡充に貢献してまいります。
【製品概要】
分類: 研究用試薬
製品名:
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike N501Y
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike del H69/V70
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike D614G
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike P681H
VirSNiP SARS-CoV-2 Spike Y453F
測定原理: リアルタイムPCR法
対応機器:
ロシュ製品 コバス z 480、ライトサイクラー 480 システム II、ライトサイクラー 96 システム
BioRad社製品 CFX96
会社概要
創立125周年を迎えるロシュグループは、ヘルスケア業界で革新を起こし続ける、世界有数のバイオテックカンパニーです。医薬品と診断薬を併せ持ち、健康・予防・診断・治療・予後のすべてのステージにおいて、医療従事者の皆さまと患者さんが最適な治療選択や意思決定をできるよう支援しています。
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社はロシュ診断薬事業部門の日本法人です。日本における診断薬事業は50年の経験と実績があり、2021年1月現在で従業員728人、全国9都市に支店を有し、体外診断用医薬品・医療機器事業、研究用試薬・機器事業などを幅広い領域で展開しています。診断の革新によりヘルスケアの未来を形づくり、人々がより健やかに、自分らしい人生を送れるようサポートすることを目指しています。
詳細は、http://www.roche-diagnostics.jpをご覧ください。
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