【職場でムダだと思う業務ランキング】男女500人アンケート調査

職場でムダだと思う業務に関する意識調査

株式会社ライズ・スクウェア

株式会社ライズ・スクウェア(大阪府八尾市、代表取締役:馬場栄和)は、お仕事をしている男女500人を対象に「職場でムダだと思う業務に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

あなたの職場にも「これって本当に必要なのかな」「みんな疑問を抱いていないようだけど、実はムダじゃないか」と感じる業務はありませんか。

毎日当たり前のようにこなしている作業であっても、時代遅れの慣習に縛られて何となくこなしているだけかもしれません。

そこで今回、株式会社ライズ・スクウェア( https://www.rise-square.jp/ )運営の「特定技能外国人の採用サポート( https://rs-webmedia.com/ )」は、お仕事をしている男女500人に「職場でムダだと思う業務についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、CIMA人財教育開発( https://www.cima-jinzai.jp/ )代表の島本長範氏よりご考察いただいております。

※データの引用・転載時のお願い

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「ライズ・スクウェアの特定技能外国人の採用サポート」の公式サイトURL( https://rs-webmedia.com/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:お仕事をしている人

調査期間:2025年6月21日~23日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:500人(女性317人/男性183人)

回答者の年代:20代 18.0%/30代 34.0%/40代 27.2%/50代以上 20.8%

【調査結果サマリー】

・職場でムダだと思う業務がある人は94.8%

・職場でムダだと思う業務1位は「朝礼への参加」

・ムダだと思う業務がなくならない理由は「習慣化している」

職場でムダだと思う業務がある人は94.8%

お仕事をしている500人に「職場でムダだと思う業務があるか」を聞いたところ、「多くある(38.6%)」「少しある(56.2%)」が合わせて94.8%にのぼりました。

組織におけるムダ業務の存在は、多くの人にとって共通認識となっていると言えます。ただムダ業務の存在は、ポジティブに捉えると、「業務の見直し」や「効率化」の余地があることも示しています。

職場でムダだと思う業務1位は「朝礼への参加」

職場でムダだと思う業務の1位は「朝礼への参加(20.0%)」、僅差の2位は「意味のない会議(17.2%)」、3位は「必要性の低い資料作成(16.0%)」となっています。

形式的な業務と非効率な資料関連業務が多く上位にランクインしました。

<1位 朝礼への参加>

・内容がいつも同じで時間のムダだから(20代 女性)

・周知するツールはあるのに、わざわざ集まって朝礼して同じことを伝えるから(30代 女性)

・上司がとくに話すこともないので、適当なことを言う。身だしなみチェックもあるが、違反者が出ることはほとんどなく、いてもスルーされる。意味がないので、朝礼をせずに早く生産を開始したほうがいいと思われます(30代 男性)

朝礼自体がムダだと感じているというよりも、朝礼の中にムダな部分や要素があって、不満を感じている人が多数。例えば「いつも内容が同じ」「形式的」「メールでの報告と内容が重複している」などです。

価値があると思えない行為や時間を強制されるので、ムダだと感じる人が多くなっています。

<2位 意味のない会議>

・資料の読み上げだけで、全体の3分の1の時間を使っています。読み上げだけでは成果を生む行為と言えないので、時間の取りすぎだと思います(20代 女性)

・内容が重複していて時間の浪費になっている。実際の業務改善や決定につながっていない(50代以上 男性)

意味のない会議の具体例は、「毎回同じ話をする」「資料のレビューだけで議論しない」「議論するが何も決まらない」などです。会議による成果が見られないことで、時間のムダだと感じる人が多くなりました。

自分の業務にはあまり関係のない会議に参加を求められ、ムダを感じているケースもありました。

<3位 必要性の低い資料作成>

・同一内容で見た目だけが異なる資料を複数用意している。見た目が違うだけなのでひとつ作って流用すれば良い(30代 女性)

・誰が見るのかわからない資料作成。自分の作業時間が取られてしまう(40代 男性)

「誰も読まない報告書」「使うかどうかわからない資料」など、必要性の低い資料は作らなくてもいいのではという考えです。つまり、目的や活用方法が曖昧な資料と言えます。

ボリュームや形式にもよりますが、資料作成は時間と労力が必要になる業務です。そのためムダだと感じると、かけた時間と労力の分だけ、徒労感が大きくなると推測できます。

<4位 紙資料の配布>

・タブレットでも配布できるのに、いちいち会議資料を紙で作成すること。結局タブレットを使うなら紙はムダになってしまうし、印刷代もムダだから(20代 女性)

・紙での稟議書作成。資源のムダとファイル保存の煩わしさ(50代以上 男性)

タブレットやスマホで代替できるのに、紙資料を配布することへの疑問を抱いている人も多くなりました。

紙資料を配布する場合には、コピーする手間やファイリングする手間が発生します。もし読んですぐ捨てられてしまうなら、紙のムダでもあります。

社内のペーパーレス推進や業務のデジタル化が進んでいない職場では、紙資料作成によるムダが日常的に発生していると考えられます。

<5位 手書き資料の作成>

・いまだに手書きを求められるレポートも一部ある。パソコンなら早いが、手書きのレポートは文章量が多いうえに時間がかかる。とても手間なことなのでムダだと思う(20代 男性)

・毎週の店舗ごとの売上を表にする際、電卓を叩いて計算して手書きで記入する形式であること。エクセルの表計算でやれば早いのにと思っています。(30代 女性)

・日々の記録を、エクセルと手書きの両方で残すこと。重複作業のため、時間のムダ(40代 男性)

手書きすることで、OAソフトを使うよりも書き間違いや計算間違いが多くなり、修正も大変になる可能性があります。そのため時間のムダを感じる人が多くなりました。

またなぜかデジタルと手書きの両方で記録している職場もあり、重複作業になることで不満をもっている人も。

<6位 意味のない報告>

・毎日の予定報告や中間報告。予定表を見ればわかるのに、上司・先輩が優越感を満たしたくてやっているから(40代 男性)

・全社員共有のスケジュール表に各人が入力しているのに、毎朝課の出張予定を総務担当に連絡すること。スケジュール表だけでわかることを毎朝報告するのがムダだと思う(50代以上 女性)

報告は仕事を円滑に進めたり、トラブルを未然に防いだり、問題が起こったときに被害を少なくしたりするために重要です。ただ意味のない報告については、ムダだと感じている人も多くなりました。

例えば「スケジュール管理ソフトを見ればわかるのに、いちいち予定を口頭でも報告する」などがムダな報告として挙げられています。報告の手間をなくして簡単に情報を確認できるようにシステムを導入したのに、結局口頭でも報告しているようなケースですね。

<7位 お茶出し>

・結局、お茶が一口も飲まれていない状態で残っているからです。捨てることになるので資源がムダですし、飲まない人のために忙しい中お茶汲みに駆り出されて、とても迷惑しています(20代 女性)

・上司のお茶を入れるが、自分でやれば良いと思う(50代以上 女性)

・お茶を出すなら茶葉の用意が必要で、終わったら食器も洗う。「ペットボトル飲料を常備して渡せばいいのでは?」と思う(50代以上 女性)

ムダだと思う理由としては、「来客がお茶を求めていない」「手間がかかる」「ペットボトルで代替できるはず」などが挙げられました。手間と得られるメリットが見合っておらず、他業務の妨げにもなるためムダと認識されやすくなっています。

なお回答したのは女性が多くなっています。女性社員がお茶を出す慣習が根強い職場などでは、ムダかどうかとは別に、不公平感につながりやすいのも問題です。

社内に向けたお茶出しについては、「飲みたいなら自分でやってほしい」という意見もありました。

ムダだと思う業務がなくならない理由は「習慣化している」

「ムダだと思う業務がなくならないのはなぜだと思うか?」という質問の回答で最も多かったのは、「習慣化している(23.0%)」でした。僅差の2位は「上層部の考えである(22.6%)」となっています。

職場のムダな業務がなくならないのは、慣習と組織内のパワーバランスが大きく影響しているとわかります。

「上層部の考え」「変えたがらない人がいる」など、変化に反対する人がいると、ムダをなくしたくても意見を言いにくくなってしまいます。また習慣化していると、ムダかどうかや必要性を考えることすらしなくなってしまう可能性もあります。

<1位 習慣化している>

・「これまでずっとやってきたから」という慣習。現場の効率よりも形式を重視する文化が根強く残っている(20代 女性)

・ムダな業務がなくならない理由は、「前例主義」と「責任の所在を明確にしたがる文化」が根強いからだと思います(30代 男性)

・定例として決まっており、ムダな業務でもムダと捉える風土がない(40代 男性)

前例や形式を重んじる企業では、長年続いてきた業務を変える判断ができず、ムダが発生しているとわかります。

習慣化して当然視されているので、慣れている人からすると「なぜムダなのかわからない」という感覚になることも。客観的にはムダ・非効率をされることが、「これまでやってきたから」という理由で見直されないのですね。

効率よりも慣れたやり方を優先してしまうことで、ムダがなくならないとわかりました。

<2位 上層部の考えである>

・上司が紙で確認することに慣れており、紙のほうがミスも減るという考えだから(20代 女性)

・「朝礼は必要だろう」という、上司の古い考え。朝礼があるのはいいとしても、意味のあるものにしてほしい(30代 男性)

・「顔を見ないと仕事ができない」という古い考えの人間がトップにいるから(40代 女性)

現場レベルや一般社員レベルには改善の意欲があっても、意思決定できる上層部に変える気がないと、ムダはなくなりません。具体的には「上司が紙に慣れている」「上司が朝礼で喋りたがる」「上司がオフライン・対面主義」などの声が寄せられました。

上層部に「慣れていることを変えたくない」「今までこれで上手くやってきた」という気持ちがあり、ムダを正当化しているのだと考えられます。

改善を提案しても上司に否定されると、部下の「改善しよう」という意欲が失われてしまう可能性も。またアンケートからは、上司自身も「ムダだな」と感じることがあっても、手間やコスト面の問題から改善に踏み切っていない事例もあることもわかりました。

<3位 必要な面もある>

・ファイルが複数あれば、ひとつに問題があったときでもデータを確認できるから、リスクヘッジでやっているような気がする(30代 女性)

・食事会の場合は、社外でコミュニケーションがとれて、円滑に仕事ができるからだと思います(20代 女性)

ムダに見える業務でも、リスクヘッジや教育などの観点から「完全に不要」とは言い切れない場面もあるとわかります。例えば「紙資料でも残しておけば、システムトラブルのときでも資料を確認できる」「朝礼でのスピーチは、人前で話す経験になる」などです。

確実に不要とは言えないので、ムダを主張する人が必要性を主張する人に出会ったときに、譲ってしまう部分もあると考えられます。絶対不要とは言えないために、業務の整理や廃止の判断が難しくなります。

<4位 意見する人がいない>

・「ムダじゃないか」と声を上げる職員がいない。慣例化され今まで変える動きがなかったものについて、「変えよう」と第一声を上げるには勇気がいる(30代 女性)

・みんな自分が手を下すのは嫌なので、自分がいるうちは前例のままにしておきたいと思っている(40代 女性)

ムダだとは感じていても、社内で「ムダじゃないですか」と意見することへの抵抗感があり、改善が進まない会社も多いとわかります。なかなか意見できない背景としては、「気軽に意見しにくい雰囲気」「言い出しっぺが責任を取るのは嫌という心理」などがあります。

意見することで発生する精神的な負担や実務上の手間を考慮し、現状維持に流れてしまうのですね。改善提案をしにくい雰囲気が、ムダを蔓延させる原因になっているとわかりました。

<5位 仕事している感が出る>

・会議をすると仕事してる感があるのだと思う(40代 男性)

・形式的な業務をしていると、仕事しているように見えるという空気がある(50代以上 男性)

働いているように見せると評価される風土が、形式的でムダな業務を生き長らえさせているとわかります。仕事している感が出るムダな仕事の例としては、「会議・ミーティング」「研修」「朝礼」などが挙げられました。

なお研修については、研修を企画する人事担当者などが「研修をやった」という成果を上げたいために、付き合わされているという意見も。会社や他業務担当者が「これだけ仕事してます!」とアピールするために利用されていると感じた場合、とくにムダだと感じやすくなります。

<6位 変えたがらない人がいる>

・「私が若いときはこうだったから」といった考えで、次世代の負担を減らそうとしないから。若手に苦労させたい人が多い(20代 男性)

・「電話のほうが早い」など、電話にこだわる人が少なからずいるから(40代 女性)

個人の価値観や過去に自分がしてきた苦労を正当化したいという心理で、ムダな業務の見直しを拒む人もいるとわかります。昔とは違う便利なツールが登場していても、なかなか受け入れられないのですね。

とくにベテランや上層部など、声の大きな人が反対していると、なかなか業務改善が進まないと考えられます。またベテラン勢への配慮があり、「上司や年配の人がパソコンは苦手だろうから」などの理由で、ムダな紙資料や手書き資料がなくならない会社もありました。

<7位 必要性を検証していない>

・教えられた通りにやるだけで、誰も「なぜこのやり方なのか」「どうして必要なのか」を疑問に思わない(30代 女性)

・きちんと考えムダをなくそうと思わない、思考停止している人間がいる(50代以上 男性)

毎日上司や先輩に言われるがまま、あるいは用意されたマニュアル通りに業務をこなしていて、業務の目的や妥当性・効率性を考えていない人も多いという意見です。

「もっと早くできないかな」「この作業って本当に必要なのかな」などと考えることのないまま、従来のやり方を踏襲し続けることで、本来不要な手順が生き残る結果に。ムダが習慣化していて、誰もムダ業務に疑問を抱かない職場に多い傾向だと考えられます。

まとめ

今回のアンケートでは、働く人の多くが「職場にムダな業務がある」と感じていることが明らかになりました。

とくに形式にこだわる業務や、効率の悪いアナログ作業については、「ムダだ」と感じる人が多数。ただし習慣化しているムダ業務も多く、ムダを容認する上層部の考えも根強く、なかなか変えられない実態も。

ムダな業務の存在は、見方を変えれば業務改善の余地があるというサイン。常に改善を目指していくなら、思考停止に陥ることなく現状に疑問をもつ人を、会社全体で応援し受け止めることが求められていると言えます。

▽島本長範氏の考察

このアンケート結果は、是非、職場のマネジャーに見て頂きたいと思います。何故ならば、職場の無駄を減らす事は、マネジャーの重要な役割の1つだからです。

アンケートにある、職場でムダだと思う業務の1位~7位の内、朝礼、会議、資料作成、報告、お茶出しは、企業活動では絶対に必要なものです。(但し、7位のお茶出しの内、お客様へのお茶出しは必要ですが、上司や、同僚へのお茶出しは現在では不要と考えます。)これらの業務を無くしたり、方法を間違えると組織で(チームで)行う仕事は上手く廻りません。

一方、アンケートのコメントから、部下の皆さんは真面目に与えられた仕事を早く、正確に行う事を考え、その為に価値のない事に時間を取られたくない事が分かります。

そこで、マネジャーの方に一番、認識して欲しい事は、これらの必要な業務を「何故、行うのか?行う目的は何か?」を自分自身で腹落ちして、マネジャー自身の言葉で部下に理解をさせて下さい。部下に「価値があると思える朝礼や会議」となる様に、内容、進め方について日々研鑽に努めて下さい。

▽監修者紹介

島本 長範(しまもと ながのり)

CIMA人財教育開発( https://www.cima-jinzai.jp/ )代表

【略歴】

1956年 島根県生まれ。

1974年 日本航空(株)入社。

整備現場を24年、人財育成・研修部門を12年経験。

2010年 日本航空(株)退職。

2011年 CIMA人財教育開発 設立。

【サービス内容】

1.安全衛生大会、品質管理大会の講演

2.ヒューマンエラー防止、マネジメント、接遇・マナーなどの研修

3.人財育成コンサルティング

【コンセプト】

航空会社で行っているヒューマンファクターに基づいたエラー防止の考え方、エラー防止の組織作りをコンサルティングや研修に取り入れて、製造現場、サービス業、事務など、幅広い分野で企業経営のサポートを行っている。

※データの引用・転載時のお願い

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■ライズ・スクウェアについて
人材を必要とする様々な事業にチャレンジしていきます。現在では、人材派遣・業務請負事業、飲食事業、グローバル事業、環境衛生事業、シミュレーションゴルフ施設の運営などに取り組んでいます。

以下、関連会社と主なサービスとなります。

・株式会社R&G

事業内容:人材派遣業・コンサルティング業

URL : https://r-andg.jp/

・株式会社エミリス

事業内容:飲食業

URL : https://emiris.net/

・ニコゴルフ

事業内容:シミュレーションゴルフ施設

URL : https://nicogolf.net/

※事業内容の詳細はこちら

https://www.rise-square.jp/business.php


■会社概要
社名 : 株式会社ライズ・スクウェア
所在地 : 〒581-0802 大阪府八尾市北本町2丁目12-24 北本町マルシゲビル3F
代表者 : 代表取締役 馬場 栄和
設立 : 平成21年6月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・飲食業
URL : https://www.rise-square.jp/

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業種
サービス業
本社所在地
大阪府八尾市北本町2-12-24 北本町マルシゲビル3F
電話番号
072-928-5450
代表者名
馬場栄和
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
2009年06月