新東工業 精度とメンテナンス性を向上させた新型電動シリンダ「CYAP-Dシリーズ」を発売
位置精度±5㎛、荷重精度±0.5%F.S.を実現、給油頻度は従来機種から80%低減
新東工業株式会社は、新型の電動シリンダ「新東サーボシリンダ CYAP-Dシリーズ」(以下、CYAP-Dシリーズ)の販売を開始いたしました。
商品WEBサイトはこちら:https://www.sinto.co.jp/product/electric-cylinder/lineup/cyap-d/
商品WEBサイトはこちら:https://www.sinto.co.jp/product/electric-cylinder/lineup/cyap-d/
■電動シリンダの概要と開発背景
新東工業の電動シリンダは、サーボモータの回転をボールねじに伝えて直線運動に変換する装置であり、油圧シリンダやエアーシリンダと比較して高精度な位置決め、荷重制御が可能な点が主な特徴です。電動シリンダは、金属やゴム、セラミック、樹脂など様々な素材の圧入、カシメ、成形などの工程で使用されているほか、近年需要が高まっている二次電池の製造において、プレス、成形、拘束用途での採用が進んでいます。このような背景から、より高精度に制御可能な電動シリンダが求められていました。
■CYAP-Dシリーズの特徴とメリット
①業界最小・最軽量クラス
同加圧力帯では業界最小・最軽量クラスのコンパクトな電動シリンダであるため、お客様設備の省スペース化や設備高さの短縮に貢献します。
②位置精度・荷重精度の向上
当社従来機種から精度が向上し、位置精度が±5㎛(当社従来機種:±10㎛)、荷重精度は±0.5%F.S.(当社従来機種:±1%F.S.)に向上しました。これにより、より圧入やカシメ、成形などの品質確保に大きく貢献します。
③メンテナンス性の向上
給油頻度が500km稼働/回(当社従来機種:100km稼働/回)となり、当社の従来機種と比較して、給油頻度を約80%低減しました。これにより、保全担当者のメンテナンス工数は大幅に削減し、保守費用の削減を実現します。
④幅広いラインナップ
「CYAP-Dシリーズ」では、新たに3kNと、業界最大サイズの300kNをラインナップに追加しました。これにより低荷重から高荷重まで、高精度の制御が可能になりました。
■CYAP-Dシリーズ 概要
最大加圧力:3kN~300kN(型式により異なる)
繰り返し位置決め精度:±5㎛(押付け時、一定温度・一定荷重において)
荷重制御:±0.5%F.S.(対フルスケール・一定温度において)
標準構成:シリンダ本体、サーボドライバ、サーボコントローラ、標準ケーブル(5m)
その他の仕様はWEBサイトをご確認ください
https://www.sinto.co.jp/servo_cylinder/lineup/index.html
当社はこれからも、お客様の声をもとに「後工程に不良品を流さない」高精度な電動シリンダの開発を続けてまいります。
■会社概要
会社名:新東工業株式会社
設立:1934年10月2日
代表者:代表取締役社長 永井 淳
事業概要:鋳造事業を核に、魅力ある表面づくりを提供する表面処理事業や、働く人の安全と健康を守る環境事業、様々なものづくりの基盤となるメカトロ事業を展開。近年では、ロボット用センサや介護機器、IoTサービスなどの新分野にも参入。
Webサイト:https://www.sinto.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像