「第3回イオンディライト技術コンテスト【清掃の部】」「第7回 働きやすさ追求活動 取組み発表会」を開催

アジア各地から代表チームが参加し、清掃業務における小集団活動の成果を発表

イオンディライト株式会社

イオンディライト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼社長執行役員 グループ CEO:濵田和成、以下「当社」)は、2021年11月10日にベルサール神田(東京都千代田区)をメイン会場に国内外の当社グループ各拠点をテレビ会議でつなぎ、「第7回 働きやすさ追求活動 取組み発表会」(以下、「本発表会」)を開催しました。
※ 新型コロナウイルス感染症予防対策のため、最小限の来場者にて開催するとともに、検温・手洗い・消毒を徹底し実施しました。

当社では、クリーンクルー(当社清掃スタッフの呼称)が日々の気づきや改善案を自発的に発信し、業務に反映できる風土醸成を目的に2014年度より、「働きやすさ追求活動」として現場単位の小集団活動に取り組んでいます。2015年度からは「働きやすさ追求活動 取組み発表会」として、コンテスト形式の発表会を実施し、本発表会により第7回目を迎えました。

本発表会には国内8支社、並びに当社グループが事業を展開する中国やアセアン各国を含めた国内外グループ各社に加え、初の試みとして当社と共にサービスを提供するアイル・コーポレーション株式会社にもご参加いただき、各支社・各社から選抜された計16チームが日々の業務における創意工夫やその成果を発表し合いました。
コロナ下で「安全・安心」を支え続けるための防疫対策をはじめとした様々な取組みや、業務効率化や清掃ロボットなどの新たな資機材活用による生産性の向上、施設特性を踏また品質管理の仕組みづくり、クリーンクルーの定着率向上に向けた働きやすい職場環境づくりなど、現場発の創意工夫に富んだ様々な取組みが発表されました。

当社経営幹部による審査の結果、当社関西支社代表「和歌山清掃グリーンレンジャーエボリューション」(就業先:イオンモール和歌山)が最優秀賞に選ばれました。
 










(取組み概要)
「適応力:小さな変化を察知して素早く対応」をテーマにクリーンクルーの意識改革を実施。一例として、緊急事態宣言下でのキッズスペース(遊び場)の開放により、ご来館のお子さまやそのご家族に喜んでいただくとともに売上向上にも繋げた事例を紹介。緊急事態宣言下でキッズスペースが閉鎖される中、クリーンクルーが同スペースの前で立ち尽くすお子さまたちの姿を度々目撃。お客さま(店舗)と交渉し、消毒頻度を増やすことで、全国のイオン店舗に先駆けてキッズスペースを開放することができた。
また、10月に発生した水道橋崩落に伴い、近隣地域約6万世帯が一週間にも及ぶ断水を強いられ、クリーンクルー自身も被災者となった。しかし、全てのクルーがエッセンシャルワーカーである自覚のもと、地域の生活インフラとして営業を継続したイオンモール和歌山の管理運営をサポートし続けた。

【その他の入賞チーム】
● 優秀賞
当社九州支社代表 チーム名:バルーン佐賀大和(就業先:イオンモール佐賀大和)
(取組み概要)
新任の清掃責任者を中心にクリーンクルー全員の意見を聞きながら改善活動に取り組むことで、やりがいや達成感の創出に繋げた。クルーからの意見を起点に、店内設置のゴミ箱の立地や数量、大きさを調査、分析することでゴミ回収頻度を適正化。他にも資材置場の整理、消耗品置場の変更などに取り組み業務効率化に繋げた。

● 特別賞
PT Sinar Jernih Sarana(インドネシア)代表 チーム名:Merdeka Team(就業先:MTH Tower)
(取組み概要)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で就業先のオフィスエリア周辺には露天商が増加。投棄されるごみが大量に増え、清掃作業の負担になっていた。周辺エリアの衛生や作業負担の軽減を目的に新たにゴミ箱を設置した上で、オフィスビルの従業員にその存在や分別の仕方を周知。加えて、回収したゴミの一部は、清掃と同じく提供している植栽サービス用の苗木のポットに再利用することで、サステナブルな取り組みへと繋げている。

● 審査員特別賞
永旺永楽(江蘇)物業服務有限公司(中国)代表 チーム名:高永戦隊(就業先:長江デルタ国際研究開発コミュニティー起動区)
(取組み概要)
パートナー企業の業務品質の向上を目的に、清掃作業の業務量を数値化。それをもとに、エリア毎の適正人員や清掃ルートを含む業務工程を再設計。また、品質チェックシートにより、クルー一人ひとりのパフォーマンスを見える化し、適宜、改善を図ることで品質向上に向けた仕組みを構築。これら一連の取り組みにより、品質を改善し、お客さまからも高い評価をいただいた。

当社北海道支社代表 チーム名:たんちょうクリーンズ(就業先:イオン釧路店)
(取組み概要)
人手不足解消の一環として清掃ロボットの導入を決意。お客さま(店舗)との折衝を繰り返し、置き場の確保から、居場所を知らせるアラームの工夫、ロボット通行の障害となる中央通路の什器移動など、効果的な運用に向けた課題を一つひとつクリアしながら活用を進めた。その結果、クルーの作業負担軽減や品質向上に繋げ、お客さまからも高い評価をいただいた。

株式会社白青舎代表 チーム名:まろやかブレンドSHIZUOKA(就業先:松坂屋静岡店)
(取組み概要)
小人数で運営する清掃現場では欠員が大きな問題となるため、複数現場に対応できる人材育成を目的に教育活動を実施。オペレーション能力だけでなく、提案力の向上にも注力することで、コロナ下において、従業員用ロッカーの除菌作業や店舗入口のアルコール補給といった新たな業務受託に繋げた。

■ 当社社長 濵田による総括
「コロナ下で人々の生活スタイルは大きく変化した。また、それは各施設に求められる機能そのものにも変容をもたらしつつある。例えば、オフィス。テレワークが浸透し、業務によっては必ずしも出社する必要がないことが分かり、オフィスは『作業の場』から『コミュニケーションによって新たな価値を生み出す場』へと求められる機能が変わっていくものと思われる。同様に、eコマースの更なる浸透などにより、人々の消費スタイルが変化する中、私たちが就業先として最も得意とする商業施設も求められる機能が変わってくるだろう。施設の機能が変化すれば、その管理運営に対するコストのかけ方も変わってくる。
こうした環境や顧客の変化に対応し、私たちも自らを変革していかなければならない。具体的には、業務の効率化や省人化はもとより、今後はDXを活用した大胆な変革も企図していく必要がある。
本日は、アジア各地から選抜された計16チームによる発表を聞いて、各現場において、既に変革に向けた取組みに着手していることを実感でき安心した。これは常日頃より、顧客の変化を感じ取り、自らの業務に活かしているからこそ成し得る対応だと思う。こうした現場の努力をイオンディライトグループや共にサービスを提供するパートナー企業の力としていくためにも、本日発表された優れた事例の数々はスピード感を持って水平展開していく。また、今回は初の試みとして、パートナー企業であるアイル・コーポレーション株式会社にもご参加いただいたが、次回以降のコンテストでは、更に多くのパートナー企業へも参加を呼びかけ、清掃業界を代表するような競技大会へとしていきたい。」

当社は、更なる持続的成長に向けて、2018年10月にイオンディライト ビジョン2025を掲げ、アジアにおいて、「安全・安心」、「人手不足」、「環境」の3つを成長戦略の柱に社会課題を解決する環境価値創造企業を目指していくことを決めました。これを実現していくため、「人間力」と「技術力」を兼ね備えた専門家人材を育成し、期待を上回るサービスの提供を通じて、お客さま満足度をより一層高めることを目的に2019年より「イオンディライト技術コンテスト」を開催しております。
ウィズコロナ時代に求められる防疫対策を組み込んだ新基準の清掃サービスを展開する一方、当社では引き続き「働きやすさ追求活動」を通して、アジア各地で働くクリーンクルーが自発的に課題を考える力を高め、能力を最大限に発揮できる職場環境の形成に取組んでまいります。クリーンクルーの意欲や活力を引き出すことで「人間力」や「技術力」の向上を促進し、専門家集団として、防疫対策を含めた「安全・安心」に貢献してまいります。※ 第1弾(設備の部)につきましては、2021年11月9日付「『第3回 イオンディライト技術コンテスト【設備の部】』を開催」、をご参照ください。また、第3弾(警備の部)につきましては、2021年11月19日に「第3回 喜び・働きがい向上プロジェクト ~“ありがとう”を成長へ!~」を開催予定です

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会社概要

イオンディライト株式会社

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URL
https://www.aeondelight.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田錦町1-1-1 帝都神田ビル
電話番号
03-6895-3892
代表者名
濵田和成
上場
東証プライム
資本金
32億3800万円
設立
1972年11月