国立大学法人東京大学大学院経済学研究科東京大学マーケットデザインセンター提言レポート『特別養子縁組制度の改善に向けた提言:マーケットデザインの観点から』にご協力しました
公益財団法人ミダス財団(所在地:東京都港区、代表:吉村英毅、以下「ミダス財団」)が国立大学法人東京大学大学院経済学研究科東京大学マーケットデザインセンター(所在地:東京都文京区、センター長:小島武仁、以下「UTMD」)に特別養子縁組制度に関する情報提供を行ったことを契機に、UTMDから政策提言レポート『特別養子縁組制度の改善に向けた提言:マーケットデザインの観点から』が作成・公開されました。
当財団では特別養子縁組事業での取り組みを通じて、制度の課題に関するさまざまな声を受け止めてきました。今回、そうした現場の声をUTMDに共有し、課題の本質や背景構造についての議論にもご協力させていただきました。UTMDから公開された政策提言レポートは、制度の改善に向けた具体的な提案をまとめられた内容となっています。
『特別養子縁組制度の改善に向けた提言:マーケットデザインの観点から』概要
政策提言レポート:https://www.mdc.e.u-tokyo.ac.jp/news/8010/
発行日:2025年12月12日
発行主体: UTMD特別養子縁組制度検討チーム
本レポートでは、
・日本の特別養子縁組制度の実施状況と制度面の課題
・日本の現行制度の特徴と課題
・マーケットデザインの適用の可能性
・日本の現行制度を考慮した改善案
を中心に提言されています。
▶UTMD 今村謙三特任講師からのコメント
マーケットデザインは、オークションのようないわゆる市場だけでなく、保育所の入所調整のように一見すると市場とは見えない仕組みも改善してきました。私たちは、特別養子縁組においてもマーケットデザインの知見・技術が有用であると考えています。提言の内容を現場の実務に携わる方々にご活用いただき、多くの子どもたちが良好な家庭的環境のもとで養育される社会の実現の一助となれば幸いです。
▶ミダス財団事業統括玉川絵里からのコメント
ミダス財団は現場の声を政策へつなぐ橋渡し役として、今後も研究機関・行政・民間組織との連携を深め、子どもをとりまく環境改善に向けて活動を続けてまいります。
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UTMDについて
「人々にとって望ましい結果を得るにはどのような制度=ゲームのルールをデザインすればよいか」を追求し、理論による制度設計を現実問題に実装する「工学」的な応用を目指す「マーケットデザイン」と呼ばれる分野の研究、実社会への周知から社会実装まで行う機関。これまでに、公立高校入試制度やCOVID-19ワクチンの配布計画などに関する政策提言等を行っている。
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ミダス財団について
ミダス財団は、世界中の人々が人生の選択を自ら決定できる社会を目指し社会貢献事業を行う公益財団法人です。株式会社ミダスキャピタル・ミダス企業群等からの寄付金を財源として本質的かつサステイナブルな社会貢献事業を行い、世界中の根本課題を解決していきます。
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UTMD概要
名称:東京大学大学院経済学研究科東京大学マーケットデザインセンター
センター長:小島 武仁
Webサイト: https://www.mdc.e.u-tokyo.ac.jp/
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ミダス財団 概要
名称:公益財団法人ミダス財団
代表:吉村英毅
設立年:2019年
本件に関するお問い合わせ先
公益財団法人ミダス財団
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