neoAI、「neoAI Chat」と富士フイルムビジネスイノベーションの「DocuWorks」の連携開始

社内データをもとにした情報探索やデータの利活用を促進

株式会社neoAI

 生成AI技術に特化したソリューションを提供する株式会社neoAI(本社:東京都千代田区、代表取締役社長・CEO:千葉 駿介)は、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)との技術提携による第一弾として、neoAIが提供する企業向け生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」と、富士フイルムビジネスイノベーションのドキュメントハンドリング・ソフトウェア「DocuWorks」との連携を2025年10月8日より開始します。本連携により、「DocuWorks」で作成したファイルを「neoAI Chat」にアップロードし、「DocuWorks」ファイル内の情報を生成AIで読み取ることが可能になります。これにより、社内に蓄積された「DocuWorks」ファイル内のデータをもとにした情報探索やデータの利活用が図れます。

 なお、2025年10月8日~10日に幕張メッセで開催される「AI・人工知能 EXPO 秋」に出展する両社のブースにて、事例を踏まえたデモンストレーションを行います。

 neoAIは、富士フイルムビジネスイノベーションとの販売・技術提携に向けた基本合意(2025年4月21日締結 ※1)に基づき、協業の第一弾として、法人向け生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」とドキュメントハンドリング・ソフトウェア「DocuWorks」の連携機能を2025年10月8日より提供開始します。

 PDFやWord、Excel、PowerPointといった多様なデータ形式に対応する「neoAI Chat」が、この度新たに「DocuWorks」形式のファイルにも対応します。アップロードされた「DocuWorks」ファイルは、OCR処理によって文字情報が抽出され、RAG(Retrieval-Augmented Generation)機能により生成AIが文書内容を理解します。これにより、企業内に蓄積されたデータをもとにした情報探索の高度化やドキュメント活用の効率化、業務プロセス支援の強化など、企業全体の生産性向上に貢献します。

■ 実証実験の成果

 また、正式提供前に、九州電力株式会社、みらいコンサルティンググループの協力のもと、「neoAI Chat」と「DocuWorks」連携の実証実験を行いました。

① 九州電力株式会社  

九州電力の「neoAI Chat」活用法

 九州電力は、工事仕様書や購入仕様書など工事関連資料を「DocuWorks」ファイルで管理しています。ファイル形式の異なる複数の文書を束ねたり、付箋・コメントによるアノテーションでの編集作業が紙と同じ感覚で行える点を評価いただいています。これまで、工事資料を作成する際には「neoAI Chat」を活用していましたが、過去に蓄積された「DocuWorks」ファイルの内容を参照するには、「neoAI Chat」に取り込めるファイル形式への変換が必要で、作業時間と手間を要していました。今回の連携により「DocuWorks」ファイルを直接「neoAI Chat」へアップロードできるようになったことで、工事資料作成にかかっていた工数を削減することができました。  

② みらいコンサルティンググループ

 みらいコンサルティンググループは、給与計算や税務申告といったアウトソーシング業務において、「DocuWorks」を活用し、書類の一元管理を行っています。ITの専門知識がなくても直感的に操作できるインターフェイスや、付箋やコメント機能を活用したワークフローが可能である点を評価いただいています。給与計算業務では、明細を「DocuWorks」上で確認し、給与規定などの関連資料と照合する作業が発生しますが、人手による確認作業に多大な工数がかかっていることが課題となっていました。今回、「neoAI Chat」を活用することで、取り込んだ「DocuWorks」ファイルから生成AIが必要なデータを参照し、確認作業のチェックポイントを提示。初期の確認作業を自動化することで、確認作業にかかる工数を約40%削減し、大幅な業務効率化を実現しました。

 今後も、「DocuWorks」をはじめとした商品・サービスと外部の先進技術との連携を通じて、AIを活用した新たな機能を順次開発・提供し、DX推進と業務プロセスの革新に貢献してまいります。

※1: neoAI、富士フイルムビジネスイノベーションと販売・技術提携に向けた協議を開始(2025年4月21日 プレスリリース)

■ DocuWorks概要

 「DocuWorks」は、 PC上に電子の机を再現する(DocuWorks Desk)と、その机上に並べたDocuWorks文書を紙のように編集・加工するツール(DocuWorks Viewer)で構成された、ドキュメントハンドリング・ソフトウェアです。国内外で1,000万ライセンスを超える累計販売実績があり、日々の仕事に欠かせないソフトウェアとして、幅広い業種・業務で、多くのお客様に利用されています。

■ 「neoAI Chat」概要

 「neoAI Chat」は、大規模言語モデルによるチャット機能と、業務特化型AIアシスタントの設計・運用をワンプラットフォームで提供する法人向けクラウドサービスです。ブラウザベースの直感的なUIからドキュメントをアップロードするだけで社内チャットボットを迅速に構築でき、ダッシュボード上で利用状況を一元管理できます。さらにSSO、IP制限など多層的なセキュリティオプションを備え、PoCから本番導入、最終的な内製化までを段階的に支援します。

■富士フイルムビジネスイノベーション株式会社について

 働く人々がより創造力を発揮し組織の力を最大化するために、DXを通じた知識と情報の効果的な利活用を支援します。1962年の創業以来培った技術や知見をもとに、ワークフローソリューション、ITサービス、デジタル複合機などの印刷機器に関する研究・開発・生産・販売を行っています。基幹システムの販売や導入支援、業務プロセスのアウトソーシングサービスも提供し、世界中のお客様のビジネスを革新するグローバルリーダーであり続けます。

https://fujifilm.com/fb

■株式会社neoAIについて

 株式会社neoAIは、生成AIに特化したソリューションを提供する東京大学松尾研究室発スタートアップです。2022年の創業以来、圧倒的な技術力とスピード感で急成長を遂げています。生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」を中心に、生成AIの活用による業務効率化や新規事業創出を支援しています。独自のLLM開発にも注力しており、最先端のAI技術を駆使して革新的なサービスを展開しております。

https://neoai.jp/

・プレスリリースに掲載されているサービス、商品名等は各社の登録商標または商標です。

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会社概要

株式会社neoAI

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URL
https://neoai.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田須田町2-5 東京神田須田町ビル2階
電話番号
-
代表者名
千葉 駿介
上場
未上場
資本金
5600万円
設立
2022年08月