長崎県内初、下取りのスーツをリサイクルした「防災毛布」を島原市へ寄贈。雲仙普賢岳の噴火災害から32年、6月2日に贈呈式を開催。
~お客様と取組むエコ活動を地域貢献へと繋げる~
【贈呈式 概要】
日 時 | 2023年6月2日(金)11:00~ |
場 所 | 島原市役所 3階 会議室(長崎県島原市上の町537番地) |
主な出席者 | 島原市長 古川 隆三郎様、 取締役 兼 常務執行役員 山根 康一 |
寄 贈 | 防災毛布(災害支援用リサイクル毛布)100枚、1枚あたりのサイズ 200㎝×140㎝ |
島原市は、半島という地域特性があるとともに、1991年5月から数年に渡り「雲仙普賢岳の噴火災害」を経験されており、災害対策を強化されています。特に6月3日は、大火砕流が発生し被害が大きかったことから「いのりの日」として毎年慰霊の黙祷を行い、市民の防災意識向上を図り啓発をされています。また当社では、①過去に大規模な自然災害を経験した地域であること ②災害発生時に物資が届きにくい離島や遠隔地であること ③当社店舗を営業している地域であること の3つを基準に、防災毛布寄贈の取組みを行っています。そうした背景からこの度、島原市へ寄贈することになりました。
この防災毛布は、店頭で回収したスーツの一部をリサイクルして作られています。当社では、お客様と取組むエコ活動の一環として、年間を通して衣料品を商品割引券と引き換える『下取りサービス』を「洋服の青山」「ザ・スーツカンパニー」などで実施しています。回収した衣料品は、主に海外へのリユースや、車の断熱材・荷物の緩衝剤などにリサイクルされており、2018年からは近年の全国的な自然災害の激甚化・頻発化を鑑みて防災毛布へのリサイクルも開始しました。防災毛布は2019年より順次、石川県輪島市・新潟県佐渡市・鹿児島県奄美市・龍郷町(奄美大島)・熊本県天草市の計5自治体に寄贈しております。
◎寄贈の取組み:https://bit.ly/3OmIjdI
◎下取り品の資源循環:https://bit.ly/432zv12
<参考資料>
スーツのリサイクル工程(防災毛布)
・「洋服の青山」「ザ・スーツカンパニー」で回収されたスーツの一部は、工場で裁断され、ガーネット反毛織で綿状に加工されます。
・綿状になった原料と再生ポリエステルを混ぜ合わせ、糸の元が作られます。
・専用機械で撚りをかけて糸に仕上げます。
・この糸を紡織機で織り上げて反物にし、表面を起毛させ毛先を揃えます。
・反物の端にパイピング仕上げを施して毛布が完成します。
・出来上がった毛布は真空パック詰めし、段ボールに梱包して弊社の商品センターにて保管しています。
回収量に応じて森林保全団体「more trees」に寄付
2021年度より、衣料品の回収量に応じて森林保全団体「more trees(モア・トゥリーズ)」に1キロあたり2.5円を寄付する取組み(年間上限100万円)を新たにスタートしました。これまでにも「more trees」へは、2015年からスーツ売上金の一部を寄付しています。
【衣料品回収量に応じた寄付の実績】
2021年度(2021年4月~2022年3月) | 回収量 約340トン/寄付額 850,322円 |
2022年度(2022年4月~2023年3月) | 回収量 約349トン/寄付額 874,930円 |
■一般社団法人more treesについて
一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家・坂本龍一氏が創立した森林保全団体です。加速する森林破壊と地球温暖化の危機的状況に行動を起こすため、坂本龍一氏らが発起人となって、100名以上の賛同人とともに2007年に設立されました。
地域との協働で森林保全を行う「more treesの森」の展開、国産材を活用した商品やサービスの企画・開発、セミナーやイベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードに「森と人がずっとともに生きる社会」を目指した、さまざまな取り組みを行っています。
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