【年収915万円】Pythonエンジニア案件2025年最新|フリーランス調査

リモート案件は88.8%

INSTANTROOM株式会社

2025年最新のフリーランスの「Pythonエンジニア案件の調査レポート」を発表します。

22,014件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。

■調査サマリー

・Python案件の平均年収915万円

・リモート案件は88.8%

・Python案件の占有率は全体の10.07%

■目次

Python案件の平均年収

Pythonの案件数

Python案件のリモートワーク比率

Python案件のフレームワーク別動向

Python案件の多い業界

Python案件の職種

Pythonの特徴

Pythonで作れるもの

Pythonスキルの市場価値

調査対象

フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-3)に掲載されたRuby求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。

・対象期間

2024年2月1月〜2025年5月15日

・対象件数:

 22,014件

※本データ引用の際のお願い

メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。

出典:フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-3

Python案件の平均年収

平均年収915万円(言語年収ランキング8位)

Python案件の平均月額単価は76.2万円、平均年収は915万円で、年収ランキングでは8位に位置しています。これはPythonが依然として堅調な市場価値を維持していることを示しています。

Pythonは機械学習やデータ分析といったAI分野に強みを持ち、DjangoやFastAPIなどのモダンなWebフレームワーク、さらにインフラ自動化を支援するライブラリが豊富です。そのため、スタートアップから大企業まで幅広い企業が採用しており、AIブームやクラウドネイティブ化の追い風を受けて案件単価は着実に高水準を保っています。

さらに海外発祥の開発言語ながら日本語ドキュメントやコミュニティが充実している点も特徴です。リモートワーク比率が高く、データドリブンな開発文化を重視する企業が多いため、最新技術に挑戦したいエンジニアにとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。

Pythonの案件数

案件数(案件比率)10.07% (案件数ランキング5位)

Pythonの案件は市場全体の10.07%を占めており、案件数ランキングでは5位に位置しています。シェアはJavaやPHP、JavaScriptに次ぐ水準で、十分なボリュームがありながら、月額単価の平均は76.2万円と高水準を維持しており、単価面でも魅力が際立っています。

機械学習やデータ分析、クラウド自動化といった領域での活躍が目立ち、DjangoやFastAPIをはじめとするWebフレームワーク、NumPyやPandasなどの科学計算ライブラリが豊富です。AIブームとDX需要を背景に、モデル開発からAPI化、MLOpsまで一気通貫で対応できるエンジニアへのニーズが拡大しています。

グローバルに発展した言語でありながら日本語コミュニティも活発で、PyConJPを中心に技術情報が充実しています。DockerやKubernetesとの親和性が高く、マイクロサービス構成を採用する企業が多く、リモート案件比率も高い傾向にあります。データドリブンな開発文化や最新技術に携わりたいフリーランスにとって、将来性の高い選択肢と言えるでしょう。

Python案件のリモートワーク比率

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-3)

2025年5月時点でのPythonフリーランス案件・求人のリモートワーク比率は、フルリモートが37.9%、一部リモートが50.9%、常駐が11.3%です。

Python案件のフルリモート割合(37.9%)は前月比+8.7%と伸長しましたが、依然として一部リモートが過半数を占めています。

AI開発やデータ分析では機密性の高い社内データに安全にアクセスする必要があるため一部リモート体制が根強い一方、MLOps基盤やクラウド環境の整備が進む企業ではフルリモート化も加速しており、柔軟な働き方の選択肢がさらに広がっています。

Python案件のフレームワーク別動向

(案件数:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-3)

Python系フレームワークでは、Djangoが1,114件と圧倒的多数を占め、市場シェアを拡大し続けています。

2位のFlaskは431件でDjangoに比べると規模は小さいものの、軽量APIやマイクロサービスで根強い需要があります。3位のTensorFlowは169件とライブラリ寄りのフレームワークながら、機械学習モデルの実運用を目指す企業から安定した引き合いがあります。上位3枠だけでPythonフレームワーク案件の大半を構成している点が特徴的です。

フリーランスエンジニアがPython案件を狙うなら、まずDjangoでのフルスタック開発を習得することが重要です。FlaskやFastAPIによる軽量API構築と、TensorFlowやPyTorchでのモデル開発を組み合わせれば、WebとAIの両面で即戦力として評価されます。

さらにDockerやKubernetesを用いた運用自動化の経験を加えれば、クラウドネイティブ化を進める企業向けに提案の幅が広がり、単価アップにつながるでしょう。

(月額単価:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-3)

Python系フレームワークの月額単価ではPyTorchが89.9万円でトップ、次いでKeras88.9万円、NumPy83.4万円、FastAPI83.3万円、TensorFlow83.2万円となります。生成AIやLLM開発で専門性が求められるPyTorchは特に高単価です。

Kerasは高速プロトタイプを進めたいスタートアップから評価され、NumPyとFastAPIはデータ処理基盤や軽量API構築で需要が堅調です。TensorFlowはMLOps環境への組込みやすさからエンタープライズ案件で安定した相場を維持します。

高単価を狙うフリーランスエンジニアは、PyTorchでのモデル開発とTensorFlowでの運用自動化を両立できるスキルセットに加え、FastAPIを用いた推論API実装やDocker・Kubernetesによるデプロイ経験を強化することが近道です。これらを組み合わせればスタートアップから大手企業まで幅広い案件に対応でき、単価交渉でも優位に立ちやすくなります。

Python案件の多い業界

(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-3)

Python案件はサービス業界が最多3.19%(703件)、通信業界3.19%(702件)が僅差で続き、Webサービス2.93%(645件)が3位です。EC1.39%(305件)、SaaS0.85%(188件)を含む上位5業界で全体の約11.6%を占めます。

サービス・通信の比率が高いのは、Pythonが需要予測やネットワーク最適化などデータ活用領域に強く、モデル開発から運用まで一貫して扱える点が評価されているためです。WebサービスではDjangoやFastAPIを用いた迅速なAPI公開がMVP開発を支えています。

ECではレコメンドや価格最適化、SaaSではコンテナ化されたMLパイプライン構築が伸長し、DockerやKubernetesと連携するPythonスクリプトが高単価を生みやすいです。

このようにPythonはAI活用とクラウドネイティブ開発を武器に、多様な業界で欠かせない技術基盤となっています。

Python案件の職種

(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-3)

Python案件の職種はインフラエンジニアが最多で23.82%(5,243件)、次いでバックエンドエンジニアが16.92%(3,723件)、サーバーサイドエンジニアが13.67%(3,008件)となっています。上位3職種だけで全体の約54%を占め、Pythonがクラウド運用からアプリケーションロジックまで幅広く導入されていることが分かります。

続いてAIエンジニアが9.32%(2,051件)、アプリエンジニアが7.12%(1,567件)で、生成AIやデータ分析を活用したサービス開発、モバイル向け機能実装の需要も確認できます。

これらの割合から、Pythonはインフラ自動化やバックエンド中心でありながらAI領域にも強みを持ち、フルスタック志向の現場で重宝されると言えます。

フリーランスとしてはAnsibleやTerraformでのIaC、Docker/KubernetesによるCI/CDに加え、FastAPIでのAPI開発やPyTorchでのモデル推論を強化することで高単価案件の選択肢が拡大し、単価交渉でも優位に立ちやすくなるでしょう。

Pythonの特徴

Pythonは1991年にGuido van Rossum氏が開発したオープンソースのプログラミング言語です。シンプルさと可読性を重視し、動的型付けと豊富な標準ライブラリにより素早いプロトタイピングが可能です。pipとPyPIによるパッケージ管理でDjango、FastAPI、PyTorch、TensorFlowなど多彩なエコシステムが揃い、Web開発から機械学習まで幅広く対応します。

DjangoはMVTアーキテクチャと強力な管理画面で大規模Webサービスを迅速に構築でき、FastAPIは非同期I/Oにより高性能なマイクロサービスを実現します。PyTorchやTensorFlowを用いれば機械学習モデルやデータ分析をワンストップで行え、MLOpsへの組込みも容易です。クラウド環境との親和性が高く、IaCやコンテナ運用と組み合わせてスケールさせやすい点が評価されています。

グローバルコミュニティが活発で日本語情報も充実しており、リモート案件比率も上昇傾向にあります。AIブームやDX需要を背景に高単価案件が増えているため、フリーランスエンジニアにとって学習コストと報酬のバランスに優れた選択肢といえます。

Pythonで作れるもの

Pythonは汎用性の高いプログラミング言語としてWeb開発から機械学習、業務自動化まで幅広く活躍します。DjangoやFastAPIを使えばMVP(Minimum Viable Product)から大規模サービスまで迅速に構築でき、モデル定義からAPI公開まで一貫した開発が可能です。

静的サイト生成ではPelicanやMkDocsが代表的で、ブログやドキュメントをMarkdownから手軽に公開できます。RESTやGraphQL APIの実装、WebSocketによるリアルタイム機能にも強く、ECやSaaS、FinTech分野での採用が増えています。

さらにFabricやAnsible、Invokeを活用すればデプロイやインフラ構築、データ処理の自動化、CLIツールの開発も容易です。

pytestやunittestでの自動テストとCI/CDを組み合わせれば品質を保ちながら継続的デリバリーを実現できます。豊富なライブラリエコシステムとグローバルコミュニティの支援により、Pythonは今後もAI活用と迅速なサービス提供を求める企業にとって欠かせない技術であり続けるでしょう。

Pythonスキルの市場価値

Pythonスキルは現在のIT市場で高い価値を保ち続けています。今回の調査では平均年収915万円で言語別ランキング8位、案件比率10.07%で5位となり、案件量と報酬水準のバランスが取れています。

働き方の柔軟性も顕著であり、フルリモート37.9%、一部リモート50.9%を合わせたリモート対応率は88.8%に達しており、全国どこからでも参画しやすい点が魅力です。

技術面ではPyTorchが89.9万円、Kerasが88.9万円、NumPyが83.4万円、FastAPIが83.3万円、TensorFlowが83.2万円と月額単価が高水準であり、AI開発と軽量API構築を組み合わせれば単価をさらに高めやすい構造になっています。業界別に見るとサービス3.19%、通信3.19%、Webサービス2.93%、EC1.39%、SaaS0.85%が上位を占めており、AI活用とクラウドネイティブ化を進める領域で採用が進んでいます。

職種別の案件割合ではインフラエンジニアが23.82%、バックエンドエンジニアが16.92%、サーバーサイドエンジニアが13.67%とこの3つの職種が中心である点も特徴です。グローバルで発展したプログラミング言語でありながら日本語コミュニティが充実しており、PyConJPなどのイベントで最新情報を共有できるため、学習コストを抑えつつ市場価値を高めやすい点も強みです。

これらを踏まえ、Pythonは高単価かつリモートワークに対応した案件を狙うフリーランスエンジニアにとって投資対効果の高い選択肢であり続けるでしょう。

■「フリーランスボード」について

「フリーランスボード」は2024年より展開するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向け求人・案件が掲載されている、国内最大級の案件検索サイトです。

現在、100社以上※1のフリーランスエージェント様(https://freelance-board.com/agents)と業務提携を行っており、検索可能な求人・案件数は21万件以上で国内最大規模となっております。

※1:案件掲載準備中エージェントを含みます。

フリーランスエンジニアやITフリーランスの皆様はフリーランスエージェントや案件サイトごとに案件検索や会員登録を行うことなく、フリーランスボード上で案件・求人情報(https://freelance-board.com/jobs)を検索しワンストップで仕事探しができます。

■サービスURL:https://freelance-board.com/

■会社概要

会社名:INSTANTROOM株式会社

代表者:代表取締役 曽根弘介

所在地:東京都渋谷区元代々木町25-6

設立 :2021年3月31日

URL :https://instantroom.studio.site/

事業 :

・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」(https://freelance-board.com/

・フリーランスエージェント・SES企業特化型CRM「FreelanceBase(フリーランスベース)」(https://freelancebase.jp/

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INSTANTROOM株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区元代々木町25番6号
電話番号
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代表者名
曽根弘介
上場
未上場
資本金
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設立
2021年03月