リボン状光ファイバ心線『e-Ribbon®』増産投資について

~旺盛なデータセンター需要の増大に応える生産能力増強~

SWCC株式会社

 SWCC株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役 CEO 社長執行役員:小又哲夫、以下「当社」)は、生成AI技術の世界的な普及に伴い急拡大するデータセンター市場で求められる、細径・高密度かつ効率的な配線敷設作業を可能とする光ケーブルの需要に応えるべく、注力製品である多心な間欠接着リボン「e-Ribbon®(イーリボン)」の増産投資を決定しましたので、お知らせいたします。

■設備投資の背景

 生成AIの進化と利用拡大により、世界的にデータセンターの需要が急増しています。これに伴い、限られた空間における物理層インフラの高度化が進み、光回線数の増設などにより、光ケーブルの配線密度が急激に増加しています。この課題に対応するため、光ケーブルを細径化して省スペース化し、さらに高効率な配線をする必要があます。

 当社の多心な間欠接着リボン「e-Ribbon®」 は、これらを解決するもので、パートナー企業の要望にあわせて製品をカスタマイズできるビジネスモデルを展開していることから、その対応の柔軟性と世界トップクラスの技術・生産性が大変注目され、受注が着実に増加してきました。

 今後は、データセンター市場に加え、欧米を中心としたテレコム市場でも「e-Ribbon®」の需要拡大が見込まれており、世界的にも生産可能な企業は限定される中で、さらなる供給体制の強化を図るべく、増産に向けた設備投資を決定いたしました。

■増産投資の概要

 本投資は、当社の仙台事業所(宮城県柴田郡)内に、約10億円の増産投資を実施して生産能力を現行比約3倍に増強するものです。2026年度上期の完工を予定しており、2026年度の「e-Ribbon®」売上高は、2024年度実績比で約28倍を目指します。

 当社は今後も、急速に変化する市場ニーズに対応し、技術革新と生産体制の強化を通じて、持続可能な成長と社会への貢献を目指してまいります。

間欠接着リボン「e-Ribbon®」について

 間欠接着リボン「e-Ribbon®」は、ミクロン単位で正確な間隔に接着した構造を持ちながら、柔軟に変形可能な特性を維持するリボン状の光ファイバ心線です。この特性により、細径のままリボン状の光ファイバ心線を多数束ねることが可能となります。

 リボン状光ファイバ心線は、主に海外のデータセンターにおいて、データセンター間やフロア間の配線、サーバールーム内の配線に使用されています。「e-Ribbon®」は様々な細さのファイバを利用して4心、8心、12心、16心構造のラインナップを展開してまいります。

 

(参考)

2025/08/20 プレスリリース

リボン状光ファイバ心線『e-Ribbon®』シリーズに16心タイプを新開発

https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2025/news_6899.html

【本件に関するお問合わせ先】

SWCC株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 広報グループ 

inq-sonota@swcc-g.com

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会社概要

SWCC株式会社

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URL
https://www.swcc.co.jp/jpn/
業種
製造業
本社所在地
神奈川県川崎市川崎区日進町1-14 JMFビル川崎01
電話番号
044-223-0530
代表者名
小又哲夫
上場
東証プライム
資本金
242億2100万円
設立
1936年05月