【世界最大級の消費財見本市】愛知の企業が連携し、ドイツ「Ambiente 2026」に挑む。 日本の技術資産を、世界の市場価値へと変換する。

創業200年の和紙問屋 柏彌紙店、高度な縫製技術を持つ宝和化学、高精細印刷で「工業品を工芸品に」昇華させる大和グラビヤが共同出展。

株式会社レジスタ

2026年2月6日〜10日、ドイツ・フランクフルトで開催される世界最大級の国際消費財見本市「Ambiente 2026」に、愛知県の3社、有限会社柏彌紙店(代表取締役:尾関良祐)・宝和化学株式会社(代表取締役社長:落合徹哉)・大和グラビヤ株式会社(代表取締役社長:河合昭司)が株式会社レジスタ(代表取締役:千賀信義)のプロデュースのもと共同出展します。

本プロジェクトは日本の地方企業が長年培ってきた「技術資産」を再解釈し、世界で通用する価値へと転換させる挑戦です。 3度目の出展となる今回は、和紙のスペシャリスト「柏彌紙店」、自動車内装部品製造で培った縫製・製造技術を持つ「宝和化学」、そして高精細印刷技術を持つ「大和グラビヤ」が参画。一社単独では成し得ない、日本の技術力の海外市場に向けた価値転換を4社の連携によって実現し、世界のライフスタイル・インテリア市場へ挑みます。

世界最大級の消費財見本市「Ambiente(アンビエンテ)」について

ドイツ・フランクフルトで開催される「Ambiente(アンビエンテ)」は、世界160カ国以上から来場者が集う、世界最大規模の国際消費財見本市です。Dining(食卓)、Living(住まい)、Giving(ギフト)、Working(働く)の4つのエリアで構成され、次世代のライフスタイルや最新トレンドが発信される、業界で最も重要なビジネス拠点の一つです。

特にインテリア・デザイン分野においては、世界中のバイヤーだけでなく、建築家、インテリアデザイナー、ホテルの調達担当者といった、空間デザインのプロフェッショナルが多数来場します。そのため、単なる製品販売の場に留まらず、国際的なプロジェクトへの参画や、新たな空間価値を提案するためのグローバルな登竜門となっています。

Ambiente 2026 出展の背景:日本の技術・職人の価値を再定義する

日本のものづくり、特に伝統産業や地方の中小企業は、国内市場の縮小や後継者不足、下請け構造といった課題に直面しています。国内市場は縮小し、従来の量産・大量受注のモデルだけでは成長が描きにくい状況にあります。
さらに、技術力は高くても、それを価値として正しく市場に届けるためのブランド発信力やマーケット開拓のノウハウが十分に蓄積されていない企業も少なくありません。こうした背景のもと、「自社の技術をどの市場へ届けるのか」「どのような価値として再定義するのか」が、今まさに問い直されています。

出典元: 中小企業庁「中小企業・小規模事業者の経営承継に関する検討会報告書」(2017年)中小企業庁「価格交渉促進月間フォローアップ調査」(2024年9月公表)日本政策金融公庫総合研究所「中小企業の海外展開に関する調査」(2023年度)中小企業庁「2020年版 中小企業白書」

一方で、日本の素材・技術そのものには、世界市場で十分に戦える力があります。

たとえば、

・和紙がもつ光と陰影の柔らかな表現力

・自動車内装部品製造で培われた高度な縫製・加工技術

・グラビア印刷が実現する高精細で圧倒的な色再現性

日本の素材や技術は、世界のデザイン市場において極めて高い潜在能力を持っています。

しかし、コスト負担や現地の情報不足、海外ネットワークの欠如といった構造的な課題により、小規模な企業が単独で海外販路を築くには非常に高いハードルがあるのが実情です。

この課題を突破するため、2024年に柏彌紙店、宝和化学、レジスタの3社で本プロジェクトは始動しました。 そして「Ambiente 2026」に向け、新たに高精細印刷技術を持つ大和グラビヤが参画。これまで各社単独では届けきれなかった世界のホテルやギャラリー、建築家へ、「日本の技術がつくる新しい空間・プロダクト」を提案し、海外市場における適正な価値の獲得と、職人の手仕事が持続する未来に挑みます。

◾️昨年度出展時の様子(宝和化学株式会社・有限会社柏彌紙店のみ出展)

昨年度出展時の様子:宝和化学
昨年度出展時の様子:柏彌紙店

◾️各社の特徴・狙い:日本企業の技術資産、価値転換への挑戦

今回のAmbiente 2026では、単なる製品の展示に留まらず、愛知の企業がそれぞれの専門領域で培ってきた強みを活かした価値提案に挑みます。これまで各社が個別に磨き上げてきた伝統技術、工業プロセス、そして最新の印刷技術を掛け合わせることで、日本の技術が持つ新たな可能性を提示します。

■有限会社柏彌紙店
-創業200年、職人を支え「和紙」を空間デザインの世界標準へ-

1824年の創業より200年以上の歴史を歩む和紙の老舗として、日本の職人を支え、伝統産業の地位向上を目指しています。過去2回の海外出展において、古来より伝わる和紙の美しさと現代のデザインを融合させた独自の美学を提示し、国際市場で高い評価を獲得してきました。

今回の出展では、プロダクトの販売に留まらず、海外における施工実績の拡大を重点に掲げています。伝統技術を現代の建築空間に繋げる強みを武器に、グローバル市場での事業展開をより一層加速させていきます。

出展製品1「北斎額装作品」:襖紙をベースに高精度印刷を施し、表具師が額に仕立てた作品。最新技術と伝統技法の融合を提案。
出展製品2「障子パーテーション」:和歌山の杉材格子に和紙を張り合わせた、独特の空間性を生むパネル。建具や間仕切りなど、現代の生活様式に合わせた「和の気配」を欧州市場に届けます。

■宝和化学株式会社
-縫製技術 × デザインで、製造業の枠を超える共創プラットフォームへ-

自動車内装部品製造で培った高度な縫製・加工技術を武器とする宝和化学。本プロジェクトでは、この技術基盤を、国内外のデザイナーや日本の素材と掛け合わせることで、海外でも通用するプロダクトとして具現化します。

自社ブランド「torinas(トリナス)」は、「とりなす」とは、数者の間に入り、関係を良好に導くという言葉です。この「torinas」は、様々な廃材や余剰材を結び付け、新たな物や事へ再生していく事を目的としています。今回の発表では、オランダのデザイナーと共作した照明「LOOP FLOOR LAMP」などを通じ、アイデアを形にする「生産パートナー」としての技術力を提示。ODM(設計・製造受託)やデザイナーとの共創を加速させ、製造業の新たな可能性を広げます。

「LOOP FLOOR LAMP」

■ 大和グラビヤ株式会社
-高精細印刷で「工業品から工芸品へ」-

パッケージ印刷・製造で培ったBtoB印刷の技術を礎に、絵画を高いクオリティで再現するアートブランド「MOSHA-COLLE(モシャコレ)」を展開しています 。 最大の特徴は、グラビア印刷(※)による高精細印刷と、特色分解を駆使した圧倒的な色再現力にあります。
今回の出展では、飛騨高山の木製照明ブランドや柏彌紙店と連携したスタンドライト「H+ LAMP」をはじめ、東京都美術館内常設ミュージアムショップでも採用された「カレイドバック」、モビール「Ukabu-é」など、印刷技術をアートへと昇華させたプロダクトを展示 。ブランドコンセプトである「工業品から工芸品へ」の精神のもと、高精細印刷による新たな装飾の形を提案し、海外での販路拡大を目指します 。

スタンドライト「H+ LAMP」

(※)グラビア印刷: 金属のロールに凹みを作ってインクを流し込む印刷方式。写真や絵画のような微細な階調表現に優れ、深みのある色彩再現が可能 。

H+LAMP:HOKUSAI
Ukabu-é
カレイドバック

各社メッセージ

有限会社柏彌紙店 代表
尾関 良祐

一昨年から開始したambiente出展は、今回で3回目を迎えます。創業200年を記念し、海外市場への展開の必要性を感じての挑戦です。

変わらぬ信念は「日本の職人を支える」こと。中小企業だからこそ、小回りを活かして変化を厭わず、職人の手仕事に光を当て、これまでにない価値を生み出すことができると考えています。国内だけでなく海外市場への展開により経済的な安定をもたらし、事業承継にも良い影響を与えられると確信しております。

古いから良いのではなく、古くから受け継がれてきた技術や製品だからこそ、変化を続けることで現代や未来にも新しい価値を見出すことができる。その変化こそが、日本の豊かな文化を育む第一歩だと考え、今回もドイツで職人の手仕事を世界に伝えてまいります。

宝和化学株式会社 代表取締役
落合 徹哉

私たちは長年、愛知の自動車内装部品製造というBtoBの現場で技術を磨いてきました。今回の出展では、株式会社東海理化様から提供されたシートベルト素材を活用した新たなシリーズを展開します 。今後はこのビジネスモデルをさらに拡張し、国内外各地の優れた技術や素材を世界市場へと送り出す「ハブ」としてのポジション確立を目指します 。またこの取り組みによってアマリから新たな価値感を追求すると共に、技術者の育成と継承を目指します。

この挑戦を通じ、職人たちがエンドユーザーに届くBtoCの領域に挑むことで、自分たちの仕事に対する新たな価値や誇りを感じてほしいと願っています。世界からの直接的な評価は次世代を担う人材の育成にも繋がると確信しています。

大和グラビヤ株式会社
三輪 謙太

私たちがambienteに挑戦する理由は、日本の高度な印刷技術が、これまで主に工業用途を支えてきた中で、その表現の可能性を新たな形で広げたいと考えたからです。大和グラビヤはパッケージ印刷というBtoB領域で培った技術を、MOSHA-COLLEを通じて感性の世界へと拡張してきました。名画や文化を「模写」という行為で再解釈し、グラビア印刷で日常に溶け込む形へ昇華する。工業技術と表現を結び直すことで、日本のものづくりが選ばれる文化として世界に届くと信じ、ドイツの地から新たな価値を発信してまいります。

会社概要

有限会社 柏彌紙店 
所在地:愛知県名古屋市中区橘1丁目4-10
代表者:代表取締役 尾関良祐
創業:1824年
事業内容:和紙卸売、内装用和紙の企画・開発、空間施工
URL:https://kashiwaya.co.jp/

宝和化学株式会社 
所在地:愛知県名古屋市熱田区六番三丁目15番20号
代表者:代表取締役 落合徹哉
事業内容:自動車内装部品製造、住環境設備設備製造、インテリア家具製造
URL:https://houwai.co.jp/

大和グラビヤ株式会社 
所在地:愛知県名古屋市中区金山1-14-9 長谷川ビル5F(本社)
代表者:代表取締役 河合昭司
事業内容:軟包装資材の印刷・加工、高精細アート製品の製造・販売
URL:https://daiwagravure.co.jp/

株式会社レジスタ(企画・海外コーディネート・広報) 
所在地:愛知県名古屋市中区橘1丁目24-2
代表者:代表取締役 千賀信義
事業内容:クリエイティブプロデュース、空間設計、広報・PR支援
URL:https://rgst.net/

株式会社レジスタ

株式会社レジスタ

■ 企業概要
株式会社レジスタは、「共創」をテーマに、クリエイティブ、まちづくり、チャレンジャー支援を軸に事業を展開するローカルゼブラ企業です。
企業や自治体、地域の人々に伴走することで価値を生み出し、「どうせならおもしろい社会」を創ることを使命としています。

■ 事業内容
クリエイティブ事業
・ブランド戦略・コンセプト設計
・グラフィック・WEBデザイン
・SNS運用支援

まちづくり事業
・まちづくりイベント企画・運営(名古屋アンティークマーケットなど)
・地域×企業のマッチング支援(学生・若手人材と地域企業の接点創出)
・お寺との共創事業(システム開発・お寺と若手起業家のマッチング事業)

チャレンジャー支援事業
・若手ソーシャルイノベーターのプロジェクト・キャリア支援
・ソーシャルクリエイティブ(若者支援団体へのクリエイティブ伴走)

■お問い合わせ先
担当者名:上田光太郎
メールアドレス:k.ueda@rgst.net
電話番号:052-339-0233

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会社概要

株式会社レジスタ

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URL
https://rgst.net/
業種
サービス業
本社所在地
愛知県名古屋市中区橘1丁目24−2
電話番号
052-339-0233
代表者名
千賀信義
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年06月