2013年 化粧品容器動向総括:石堂硝子株式会社
2014年の新しい化粧品市場と容器傾向を知るために
2013年の化粧品の容器トレンドを総括した。
2014年にどのような新しい動きが生まれるのかを見極める上でも
有益な分析内容だ。
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~ 2013年の化粧品容器動向を総括する〜
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1. 活性化するメンズコスメ市場
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2013年の一つの特徴といえるのが、メンズコスメ市場の盛り上がりだ。
メンズコスメの分野に参入するメーカーが増え、新ブランドの立ち上げが相次いでいる。
洗顔料や化粧水といった顔に使用する化粧品に加えて、ヘアケアの種類も激増しているこの市場は、
化粧品業界での期待の星であることは間違いない。
では、メンズコスメの容器にはどのような特徴があるのだろうか。
キーワードは、清潔、颯爽、清冽感。爽やかな印象を与える色をボディに採用しているメンズコスメが大半だ。
男性がコスメを積極的に使うのは、脂ぎった印象を取り除き、清潔感を保つためであることを考えると、
極めて妥当な選択といえるだろう。
スリムでスマートな印象をもたらすフォルムの容器も目立つ。
スリム、スマート、スレンダー、颯爽、爽やか、清潔感。メンズコスメの容器は「S」で始める形容詞が
キーワードだ。
メンズコスメ市場が活性化する中で、ユニークな容器も出現した。2013年4月に立ち上がった新興ブランド、
BULK HOMMの容器は、洗顔料、化粧水、乳液の3点ともにパウチタイプの容器を採用している。
女性の化粧品市場で一世を風靡した「どろあわわ」と同じタイプの容器である。
BULK HOMMはソーシャルメディアを駆使したり、人気メンズアパレルブランドのVANQUISHとコラボした製品を
出すなど、勢いのあるブランドの一つ。こうした新興ブランドが採用したパウチタイプは、
今後、追随するところが増えてくる可能性が濃厚だ。
これからもメンズコスメ市場から目が離せない。
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2. 進む容器の大型化
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さまざまなカテゴリーで、容器の大型化が進んだのも今年の傾向の一つである。
例えば、化粧水や美容液、日焼け止めといったいくつかの機能を盛り込んでいるオールインワン化粧品では、
200g入り、250g入りといった大型サイズの商品が増えている。
複数の機能を備えているだけに、たっぷりと使いたいーー。
容器の大型化の背景にあるのは、こうした女性のニーズだ。
日焼け止め製品もまた大型化が進行している。
いまや日焼け止めは、アウトドア限定でもなければ、夏場にのみ使用する化粧品でもない。
インドアでも利用され、夏場だけでなく年間を通して用いられている。
また、子どもや夫など家族といっしょに使用するケースも珍しくなくなった。
そのため、以前は30~40mlの容量が一般的だったが、最近では60~80mlの製品が増え、
大型化が着々と進行しているのである。
化粧水についてもたっぷりとばしゃばしゃ使いたいというニーズは強く、
とりわけ「プレ化粧水」(化粧水を浸透させる目的で使われる化粧水)として利用されるタイプの化粧水は
大容量タイプの存在感が増している。
使用シーンの拡大がもたらしている容器の大型化。来年以降も衰えることはなさそうだ。
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3. バリエーションが広がるボディケアコスメ容器
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顔だけでなく、体全体に目を配り、細部にわたってお手入れに励む女性が増えたことにより、
ボディケアコスメのバリエーションが拡大している。
体を洗うためのボディシャンプー、ボディウォッシュから、洗った後の体に使うボディミルク、
ボディクリーム、ボディジェル、ボディオイル、ボディトリートメントなど、さまざまなタイプの
ボディケアコスメが出現し、香りの種類も増える一方だ。
と同時に、容器のバリエーションも平行して増えている。チューブ、ボトル、ジャータイプ、缶入り…。
容量も50ミリリットルサイズから、200ミリリットル、さらには300ミリリットルという大容量も
目立つようになった。
2012年に生まれ、順調にファンを増やしているボディケアブランド・メルサボンには、
500mlのボトルタイプが揃っている。詰替え用も用意されており、値頃感の高さも人気の要因の一つといえよう。
ヘアケアでは、こうした大容量タイプや詰替えタイプは当たり前となってきた。
同じような動きがこれからボディケア市場にも進むのか、要注目のカテゴリーである。
弊社では、こうした容器動向を踏まえて、カジュアルなパウチ容器から高級感あふれる容器まで、
またサイズについてもさまざまなサイズの容器を幅広く扱っております。
独自の個性を主張できる弊社の容器にご期待ください。
★詳細情報は下記メールよりお問い合わせください
E-mail: igweb@ishido-glass.co.jp
また、実物を東京支店にてぜひ手にとってご覧下さい。
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