日本の「米離れ」に歯止めをかける!日本グルテンフリーアドバイザー協会監修『グルテンフリー×無添加』の新食感米粉パンをリリース

日本グルテンフリーアドバイザー協会監修、国産米粉を使ったふんわり・もっちり食感のグルテンフリーパン2種を販売開始いたしました。

冷凍宅配食サービス「FIT FOOD HOME」と冷蔵つくりおき惣菜サービス「シェフの無添つくりおき」を運営する株式会社AIVICK(本社:京都府京都市、代表:矢津田智子)は、2024年6月6日に奈良県産米粉「ミズホチカラ」を使ったグルテンフリーパンをFIT FOOD HOME公式サイトにて販売開始いたしました。日本国内におけるお米の1人当たりの消費量はピーク時の半分近くまで落ち込んでおり、国産米粉を使用したパンを商品化することで、国内の新たな需要拡大とグルテンフリーを通じた健康意識の向上につながることを目標としています。

商品開発のきっかけは「米離れ」と「グルテンフリー」

米離れが顕著な現代、幅広い消費拡大が課題 

お米の1人当たりの年間消費量は、1962年度をピークに減少傾向です。ピーク時は118キロのお米を消費していましたが、2022年度は51キロまで減少しました。

農林水産省では、お米の消費拡大対策として各世代へ向けてさまざまな施策を実施、新たな需要拡大への支援を推進しています。

(引用:https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1808/01.html)

令和とともに米粉ブーム再来、国の支援が進む

第1次米粉ブームが起きたのは2009年頃と言われており、当時は米粉用の米ではなく、主食として食べられていた米を粉砕し米粉にしていました。専用の設備が整っていなかったことや水分が多くパンを作っても膨らみにくいなど、「米粉パンはあまり美味しくない」というイメージが広がってあまり浸透しなかったと言われています。

しかし、2018年からグルテンを含まない特性を発信する「ノングルテン米粉第三者認証制度」や「米粉の用途別基準」の運用が開始されたこともあり、令和はまさに第2次米粉ブームが到来しているといえます。(*)

さらに、米粉はアミノ酸スコアが小麦よりも高いこと(小麦41に対し、米65)や、国産米粉パンを1人が1ヶ月5枚食べると、自給率が1%アップする食料自給率アップに貢献できることから、健康やSDGsの観点からも注目を集めています。(食パン1枚に含まれる米粉量を約40gとして試算した場合)

*参考:https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/komeko/attach/pdf/index-126.pdf

健康維持としての”ゆるグルテンフリー”が注目されている

今回監修いただいた「日本グルテンフリーアドバイザー協会」代表理事の中村由美子さんに話をお聞きしました。

「グルテンとは、小麦粉に水を加えてこねるとできる成分のことです。 小麦粉にはグルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が含まれていて、こねることで絡まり合い、グルテンに変化します。

小麦アレルギーの方ほどではなくても、グルテン過敏症・不耐症など体質に合わない方の場合、グルテンが消化吸収の過程で腸の粘膜にへばりついてしまい、炎症を起こしたり細胞を傷つけてしまうことがあります。もちろん個人差はありますが、知らず知らずのうちに日々摂っているグルテンで腸内環境を悪化させている可能性も否定できません。 腸は消化吸収だけでなく免疫にも関わる重要な器官。ここをととのえてあげるだけでもぐっと健康に近づきます。 毎日は難しくても週末だけの『プチ・グルテンフリー生活』にするというのも非常におすすめです。」

グルテンフリーと聞くと、小麦製品を一切摂らない、完璧主義のようなイメージを抱きがちです。

しかし、今グルテンフリーが注目されている理由の一つとして、「無理なく」「続けられる」「食事や人生を楽しむ」というキーワードが挙げられています。

そこで今回、日本グルテンフリーアドバイザー協会監修による、グルテンフリーと無添加を掛け合わせた新食感米粉パンを商品化することになりました。

日本グルテンフリーアドバイザー協会監修、ようやく形になった約10ヶ月のプロジェクト

商品開発に際し、事前に日本グルテンフリーアドバイザー協会との共同オンラインセミナーを実施。

セミナー前のアンケートでは「グルテンフリーを取り入れている」という方がおよそ8割にのぼり、関心の高さがうかがえました。

また、グルテンフリーについて「健康に良さそう」「アレルギーの人が取り入れていそう」というイメージ先行の声があがる中、セミナー後は「グルテンフリーについて理解が深まった」「実際に食生活に取り入れたい」との意見が多く集まりました。

▼セミナーに参加された方の声(一部抜粋)

グルテンが持つ能力(空気を閉じ込めたりふわふわにする力)を初めて知ることが出来ました。数年前よりはグルテンフリーの商品が増えてきましたが、添加物によって美味しさや見た目の良さを補われていることが多く、購入できる物はまだまだほんの僅かです。もっとこれからグルテンフリーの安全な商品がたくさん出来ると生活しやすくなるなと期待しております。今まで自分の調べたことだけで生活していたのでとても良い学びになりました。そして、グルテンフリー生活を更に楽しく出来たら良いなと思える中村さんのお話でした。ありがとうございます。

グルテンフリーについて正しく理解した上で、無理なく安心して普段の生活に取り入れられる商品づくりが求められていると感じました。

約10ヶ月間何度も打ち合わせを重ね、 中村さんから日本だけでなく海外のグルテンフリー事情についても情報共有いただきながら、議論を深めていきました。

なぜ今なのか

5月から6月にかけて、全国的に田植えの時期を迎えます。稲が生長する様子を感じられる今の時期だからこそ、米の魅力を再認識するきっかけになればと考え今回の商品を発売する運びとなりました。

 

夏に向けてもっと気軽にグルテンフリーを始めてもらいたい、という願いも込めています。

グルテンフリーと無添加の両立が難しい理由

原材料や配合のこだわり

 グルテンは小麦に水を加えてこねることで生成されますが、グルテンがあることでパン生地に気泡を含みやすくなり、生地が膨張します。

一方で、米粉はこねると餅みたいな食感になってしまいます。小麦を使わないグルテンフリーでは、グルテン以外の方法でパンに気泡を含ませるために様々な工夫が必要です。 グルテンフリーで小麦のようなパンの食感や味わいを再現するには、通常膨らませるための膨張剤や乳化剤を使用したドライイーストなどの食品添加物を使うのが一般的です。

しかし、弊社のこだわりである「無添加」を追求するため、もちろん一切の添加物を使用していません。天然酵母の発酵の力と、米粉をはじめとする原材料の配合を調整することによって、これまで米粉パンで食感が気になっていた方にもご満足いただけるものが完成しました。

 

米粉は奈良県産の「ミズホチカラ」を使用していますが、アミロース値が高く、膨らみやすいという性質があるため、パンやお菓子に最適な品種とされています。

 

米粉の他にも、大豆の粉やオーツ麦粉、ソルガム粉など食物繊維が豊富なグルテンフリー食材や、サイリウムハスク(オオバコの仲間で、種子の殻を粉末にしたもの)を使用しているのもポイントです。オオバコの水分を保持する性質を生かして、もっちり食感を出しています。

 

小麦(グルテン)なしでどう膨らませるか、ふんわりした食感をどう保つか。

 

「グルテンフリーだからといって味や食感を妥協したくない。小麦に限りなく近づけ、お米のやさしい甘さが感じられるベストな配合にたどり着いた」という中村さん。

中村さん自身、添加物を摂取すると喉がチリチリする感覚があり、普段から無添加を心がけてきたとのこと。今回、妥協せずに本当に細かい部分までこだわっていただきました。

 

「召し上がるお客様は元々食に関して感度の高い方が多いと思うので、皆様に満足していただけることを第一に考えてきました。これまで『グルテンフリーだから』『無添加だから』と、味や食感を諦めてしまっていた方にこそぜひお召し上がりいただきたいと思っています。」

米粉づくりの現場の声:奈良県・南都食糧さん

 そして、中村さんの想いを形にするべく、実際に製造していただいたのが奈良県にある「南都食糧」さんです。 奈良県で長年にわたりお米の卸販売業を営んでおり、契約農家さんから直接仕入れたお米を製粉し、米粉商品のレシピ開発・製造をされています。

 

米粉の商品づくりをスタートしたきっかけは、大切なお米農家の方々をはじめとする米業界を盛り上げたいという想いから。

近年、米の消費量が減っている中で、新しい販路や売上を伸ばす方法として何か新しいことを始めなければ、と米粉に目をつけたのだそうです。2022年8月に製粉の設備を導入、そこから米や米粉を使った加工品や商品展開をはじめ、2024年春に『古都米粉研究所』という工房を立ち上げました。

 

所長の小川朋子さんは、米粉を販売するにあたり、あまり米粉に馴染みのない方に向けてレシピをつけようと思い立ちます。しかし、当時米粉の知識やレシピがなかったため、東京や名古屋などの教室に通い、米粉について徹底的に学んで米粉マイスター・米粉インストラクターの資格を取得されました。

 

地元奈良で昔から付き合いのある農家さんも多く、今回使用している奈良県産米粉『ミズホチカラ』を作られている村井弘幸さんもそのお一人です。

先代からのお付き合いで、これまでは主食用のお米だけを作っていましたが、2022年より試験的にミズホチカラを作り始め、そこから順次拡大していったのだそうです。

村井さんも、農家の立場から危機感を抱いています。

「奈良県でも高齢化により後継者や次世代の担い手不足が深刻化しています。収穫量の確保はもちろんのこと、さらなる品質向上が求められており、お米の価値を上げていくために農家にできることはないかと日々模索しています。円安による小麦の価格高騰の中で、安定した国産米粉の供給は今このタイミングだからこそより一層求められているのではないかと感じます。」

商品について

小麦みたいなふんわり米粉ホテルパン

(注意事項:本製品は原材料に小麦を使用していませんが、アレルギー対応商品ではありません)

 ホテルパンはふんわりもっちりとした食感とリッチな味わいで、バターやジャムを塗ってそのまま朝食に、またはシチューなど洋食ディナーのおともにも。

 小麦みたいなふんわり米粉ベーグル

(注意事項:本製品は原材料に小麦を使用していませんが、アレルギー対応商品ではありません)

 バター・卵不使用のヴィーガンなのに、もっちりと満足感のある食べごたえが特徴のベーグル。 プレーンな味わいだからそのままお召し上がりいただく以外にも、サンドイッチなどにしてアレンジが無限大です。

 商品の美味しい食べ方

 

冷凍状態でお届けしますので、お召し上がりの際は レンジ(500〜600W)で1分〜1分半ほど解凍していただき、その後トースターで表面に色がつくまで焼くと、カリカリモチっとした食感になります。 お好きな具材をはさむなど、アレンジも楽しめます。

 商品の購入はこちらから

価格

626円(税込)

※20個まとめて購入の場合の価格です

※本商品は1個単位での販売となります ※冷凍状態でお届けいたします

販売サイト

『FIT FOOD HOME(フィットフードホーム)』公式サイト

https://store.tavenal.com/

商品販売ページ

小麦みたいなふんわり米粉ホテルパン

商品販売ページ

小麦みたいなもっちり米粉ベーグル

 

 冷蔵つくりおき惣菜『シェフの無添つくりおき』もあります

 

FIT FOOD HOMEと同じ会員アカウントで購入できるのが、冷蔵のつくりおき惣菜を毎週お届けする『シェフの無添つくりおき』です。

 

毎日の食事で、極力添加物を使わずに作ろうとしてもすべてをチェックするのは至難の業。
しかもすべて手作りできないことも多々あると思います。

そんなときにおすすめなのが、添加物不使用のお惣菜を週替わりでご自宅にお届けする「シェフの無添つくりおき」です。
調味料のキャリーオーバーまで徹底的にチェックしているため、作る手間だけでなく選ぶストレスもなくゆとりの時間を生み出すことができます。

献立作成から調理までの、食事にまつわるストレスをフリーに。
家族のために安心できる添加物不使用の食事を選ぶことで、罪悪感からも解放してくれます。

ぜひこの機会にお試しください。

お問い合わせ先

運営会社:株式会社AIVICK(アイヴィック)

担当:加藤

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食品・お菓子
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会社概要

株式会社AIVICK

8フォロワー

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URL
https://aivick.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
京都府京都市南区八条町416 米澤京都八条ビル6F
電話番号
075-634-9123
代表者名
矢津田智子
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
2012年11月