子どもの孤立を防ぐための協力・共創プロジェクト『CforCコンソーシアム』がスタート!

2023年1月26日(木)19時30分~、オンラインにてキックオフイベントを開催します。

特定非営利活動法人PIECES

子どもの孤立の解消をミッションに掲げ、子どもたちの生きる地域で市民性醸成に取り組んできた認定NPO法人PIECES(本社:東京都文京区、代表理事:小澤いぶき、以下、PIECES)は、これまでの取り組みを、想いを同じくする全国各地の団体や機関、自治体の方々と協働して実施していく「子どもの孤立を防ぐための協力・共創プラットフォームの構築プロジェクト」を開始します。
  • 頼れない・頼る人がいないという「子どもの孤立」
地域社会を取り巻く現状として、子どもの虐待や貧困、いじめなどの問題が顕在化しています。そこには安全に頼れる誰かがいない環境で、他者や社会への信頼を失い、孤立した環境の中、痛みや心の傷を一人で抱えて頑張っている子どもたちの姿があります。

近年ではこういった「子どもの孤独・孤立」が現代の社会問題として認知され始め、その対策として官民様々なアプローチが生まれています。相談窓口の設置、居場所の増設、専門家の配置など、そのどれもが大事な取組である一方で、ハードの整備が先行し、目の前の一人の声を大切にするためのソフトへのアプローチは、決して十分であるとはいえません。

出典:内閣府「子供・若者の意識に関する調査」を基にPIECES作成出典:内閣府「子供・若者の意識に関する調査」を基にPIECES作成

  • 子どもが孤立しない地域をつくる「Citizenship for Children」プログラム

PIECESではこれまで「市民性の醸成」を掲げて、子どもの日常を支える市民や非専門職の支援者向けの学習プログラム「Citizenship for Children(以下CforC)」を運営してきました。

座学講座・対話型ゼミ・リフレクションによる学びを織り交ぜながら約 6か月に渡って「自分らしい市民性の発揮の仕方」について学び、日常のそばにいる人が子どもたちと出会い、「信頼できる他者」となっていく。そのような市民、また市民によるアクションが子どもの生活する日常の中に生まれ続けていくことを目指しています。2016年に開始し、これまでメインプログラムには200名超が参加、単発・短期のプログラムを含めると全国の3,000名以上にプログラムを届けてきました。
 

プログラム修了生が運営する駄菓子屋さん。駄菓子と遊び道具を用意して、子どもが気軽に立ち寄れる場となっています。プログラム修了生が運営する駄菓子屋さん。駄菓子と遊び道具を用意して、子どもが気軽に立ち寄れる場となっています。

CforCを修了したメンバーによって、コンビニのイートインスペースや商店街の一画を活用した居場所づくり、駄菓子屋やお寺を開いて行うつながり創出の活動、行政と連携して個別の伴走支援を行うプロジェクトなど、子どもの生活動線上でつながりを作る取組が各地に生まれ続けています。

 

・プログラムの詳細や修了生の活動について

https://www.citizenship-for-children.org/program
 

  • 市民・NPO・大学・企業等によるコレクティブ・インパクトの実現を目指す「子どもの孤立を防ぐための協力・共創プロジェクト『CforCコンソーシアム』」
本プロジェクトでは、家庭や学校環境等を背景に生きづらさを抱えた子どもたちが孤立化する現状に対して、NPO・自治体・企業等の多様なステークホルダーが地域や組織の枠を越えた協力・共創を実現する『CforCコンソーシアム』の構築を通じて、全国各地で市民同士が学び合い、支え合いながら、子どもの周りに多様で豊かなアクションやつながりが創出されるための仕組みづくりに取り組みます。
本プロジェクトを通じて、他団体や自治体等と協働してCforCプログラムのエッセンスが各地に導入・展開されることにより、各地で子どもの声なき声に寄り添った、その土地/その人にとってふさわしい小さな協力モデルが有機的・持続的に創出されること。それにより、子どもに対する気づきの目と安心感のある関わりを身につけた人々が、まちのあちこちに存在する地域コミュニティを育むことで、子どもたちが生活上の不安や困難を深める前に安心して他者を頼れる社会の実現を目指しています。

※本プロジェクトは、公益財団法人トヨタ財団2022年度国内助成プログラム(テーマ:新常態における新たな着想に基づく自治型社会の推進)の助成事業です
 
  • 1/26(木)にキックオフイベントを開催

『CforCコンソーシアム』の構想についてお伝えするキックオフイベントを開催します。

当日は、本プロジェクトに対して3年間で約1,800万円の資金助成を採択した「公益財団法人トヨタ財団」でプログラムオフィサーを務める武藤良太さんをゲストとしてお迎えし、助成プログラムが掲げる「新たな自治」や「By all」といったコンセプトを補助線にしながら、本プロジェクトの意義や可能性、これからどのように協力・共創を進めていくのかについての対談も行う予定です。

【イベント概要】
https://peatix.com/event/3452108
◆日時:2023年1月26日(木)19:30-21:00
◆開催方法:オンライン(Zoomを使用します)
◆参加費:無料
◆申し込み:Peatixサイトよりお申込みください(https://peatix.com/event/3452108
◆主催:認定NPO法人PIECES

【スピーカー紹介】

武藤 良太氏
公益財団法人トヨタ財団 国内助成グループ プログラムオフィサー/グループリーダー

1981年生まれ。立教大学21世紀社会デザイン研究科在学中にNPO法人市民社会創造ファンドにアルバイトで関わったことがきっかけとなり、資金(助成金)を介在したNPO支援の世界に触れる。以後、同ファンドにて国内の団体を対象とした市民活動助成に携わる中で、第一子の誕生により日常の営みの場である「まち」をより身近に捉える始めていた時期に、持続可能な地域社会やコミュティづくりをテーマとした助成プログラムを実施していた公益財団法人トヨタ財団からご縁をいただき、2019年4月に入職。


斎 典道
認定NPO法人PIECES 理事/ソーシャルワーカー/CforCコンソーシアム プロジェクトリーダー

大学在学中より国内外の社会的養護、地域子育て支援の現場でフィールドワークを実施。2012年には北欧の社会福祉を学ぶためデンマークに1年間滞在。国民の日常に溢れる、文化としてのウェルビーイングの価値に深い感銘を受ける。日本福祉大学大学院在学中に児童精神科医の小澤と出会い、PIECES設立に参画。現在は、事務局長として、事業・組織の両側面から事業運営に携わる。2015年~2019年まで、都内でスクールソーシャルワーカーを兼務。子ども・子育て家庭の教育福祉問題に対するシステミックな変革を、ソーシャルワーカーという立場から追求する。
 

  • 認定NPO法人PIECESについて

子どものメンタルケアを専門にする児童精神科医の小澤を中心に、2016年に設立。子どもの周りに信頼できる他者を増やすことで、子どもが孤立しない地域をつくることを目指しています。子どもの孤立が深まる前に、地域の中で子どもを見守り、子どもに寄り添う市民を増やすための市民性醸成プログラムを展開。ひとりひとりが自分らしい市民性を醸成し、行動できるようになることで、子どもと自分、地域のwell-being をつくることができると考えています。
 

  • 団体概要

設立  : 2016年6月22日
代表  : 代表理事 小澤いぶき(児童精神科医)
所在地 : 東京都文京区本郷3-40-10 三翔ビル本郷7F 小野田高砂法律事務所内 social hive HONGO
URL  :  https://www.pieces.tokyo

【本プレスリリースに関する問い合わせ】
認定NPO法人PIECES
担当:広報ファンドレイズ 藤田・矢部
Email:info@pieces.tokyo

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会社概要

特定非営利活動法人PIECES

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URL
http://pieces.tokyo
業種
医療・福祉
本社所在地
文京区本郷3丁目30-10 本郷K&Kビル5F social hive HONGO
電話番号
03-6801-5232
代表者名
斎典道
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年06月