京都のAIベンチャー・HACARUS(ハカルス)が台湾の画像処理分野において高い技術力を誇る「G4」と戦略的パートナーシップを締結。台湾市場へ参入
ディープラーニングとは異なるアプローチ方法を用いて 「少ないデータ量」で実用的なAIをつくり出し、様々な業界・企業の「いま抱える」課題を解決する株式会社HACARUS(ハカルス)は、台湾にて産業用画像処理サービスを提供するG4(ジーフォー)と戦略的パートナーシップを締結し、台湾市場へ参入いたします。
ハカルスは、独自のスパースモデリングを活用したAI技術で様々な事業領域に向けてサービス展開を行ってまいりました。これまでには、国内外で100件を超えるAIプロジェクトを手がけ、製造業、エネルギー・インフラ分野のお客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。
G4は、台湾の台北に本社を構える画像処理を専門とした企業で、当分野に関して豊富な知見を誇ります。この度G4とハカルスは、戦略的パートナーシップ締結に合意しました。これにより、ハカルスが得意とする画像解析を中心とした独自のAI技術を、台湾市場に向けて展開していきます。
台湾は2020年通年のGDP成長率が3.11%と3年ぶりに3%台の成長を達成。2021年のGDP成長率予測も4.64%と引き続き成長を見込んでいます。コロナウィルス感染症の影響で多くの国々のGDPがマイナス成長となっているなかで、国内外の半導体需要や、通信事業者による5Gインフラの構築、新興技術商品の需要拡大などにより持続的な経済及び産業分野の成長が見込まれることも、台湾進出の理由の一つです。
なお本パートナーシップ締結については、本日から台湾にて開催しております展示会「2021 Touch Taiwan Series Exhibition: Smart Manufacturing Exhibition」にて、正式発表致しました。
■G4について
https://www.g4.com.tw
G4は、画像処理分野において高い製品力と課題解決力を待ち、台湾国内はじめアジアでも注目されています。
自社製品とソフトウェア技術を掛け合わせたソリューションの提供をおこなっており、「マシンビジョン製品ソリューションのリーディングカンパニー」を目指すというビジョンを掲げています。
■ 「2021 Touch Taiwan Series Exhibition: Smart Manufacturing Exhibition」について
https://www.touchtaiwan.com/en/
「Touch Taiwan Series Exhibition」は、台湾のディスプレイ業界が共同で運営する唯一の展示会です。運営母体であるTaiwanDisplay Union Association(TDUA)は、台湾のディスプレイ、材料、コンポーネント、および新しいアプリケーション産業を代表する団体です。
【株式会社HACARUS 代表取締役CEO 藤原健真 コメント】
この度、HACARUSの外観検査AIソリューションを台湾のお客様に提供できるようになることを大変喜ばしく思っております。G4社の産業用画像処理分野における知見と、HACARUS独自のAI技術を組み合わせることで、台湾の製造業のお客様に、より速く正確な検査手法をお届けできることを楽しみにしております。
- 産業領域向け展開サービス
■検査関連サービス「HACARUS Check」
ハカルス独自のAIを活用した「検査」サービスです。熟練した職人のノウハウをAIに学習させることで、高精度かつ安定した検査を実現します。
<提供サービス 詳細>
外観検査/打音検査/HSI検査
■光学読取関連サービス「HACARUS Lens」
ハカルス独自のAIを活用した高精度の読取りサービス。
ドローン等のデバイスを組み合わせることで、人的コストの削減や、一括処理による効率化を実現します。
<提供サービス 詳細>
メーター/OCR/バーコード
■コンサルティングサービス「HACARUS Dojo」
AIの効果的な利用に関する課題をお持ちの方に向けた、AIコンサルティングサービス。
ハカルスがAI活用の道筋を見つけるサポートをいたします。
<提供サービス 詳細>
データサイエンスコンサルティング/データサイエンス組織立ち上げ支援/カスタマイズサービス/DXほっとライン/AIアカデミー
■エッジAI「HACARUS Edge」
ハカルスのパワフルで軽量な独自AIです。
この軽さが、エッジ端末でのAI活用を可能にしました。
- 医療領域向け展開サービス
医療領域向けサイト: https://hacarus.com/ja/medical/
■細胞画像分析(セルイメージアナリシス)
HACARUS for MedicalのCell Image Analysis(細胞画像診断)は、医療・創薬現場の細胞診断業務を⾼精度かつ⾼速化します。開発した独⾃AIは、少ない学習データで対象の特徴量を⾒極め、軽量ゆえにモデリングも短時間で完了します。得られた結果に対して、どうしてそこに⾄ったかも把握できるため、次の展開に向けた仮説⽴てにも利⽤可能です。
■生体情報解析(バイタルデータアナリシス)
HACARUS for Medical - Vital Data Analysis(⽣体情報解析)は、軽量かつ⾼精度なAIです。⼼電図、⼼拍、⾎圧などの⽣体データをモニタリングした時系列データを、AIが分析。⼈間では視認しづらい特徴点も察知し、治療に関するインサイトを提⽰します。競合技術と⽐較して1%の消費電⼒で、実⾏時間が5分の1で動作したケースもあり、⾼い性能と省電⼒が求められる⼩型デバイスへの組み込みも可能です。
- ハカルスが活用する、説明可能なAI技術「スパースモデリング」とは?
スパースモデリングを活用することで「データが不足している状態でも分析ができる」「分析の時間やコストを圧縮できる」などのメリットがあります。
ハカルスのスパースモデリングを活用したAI技術は以下のような特徴があります。
●大量のデータ(ビッグデータ)を必要とせず、ディープラーニングの1/100・1/1000のデータ量でも分析精度が高いAIを構築します。
●不良品データ(不正解のデータ)がなくても、少量の教師データ(正解のデータ)でAIが構築できます。
●ディープラーニングに見られる、分析のプロセスがブラックボックス化する課題を克服し、AIの回答に高い説明性・解釈性があります。
●大量のデータを収集する時間が不要のため、開発時間が短縮され、付帯するコストが削減できます。
●AIを稼働させるための消費電力が、ディープラーニングに比較して1/100以下のエコなAIです。
●工業製品やIoT機器・エッジ端末への組み込みが可能です。
●画像データ・テキストデータの解析に対応しています。
株式会社HACARUS
〈会社概要〉
本社:京都府京都市中京区橋弁慶町227 第12長谷ビル5階A室
東京R&Dセンター:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ビジネスタワー15階
設立:2014年1月14日
代表取締役:藤原 健真
資本金:1億円(累計資金調達額:13億円)
URL:https://hacarus.com/ja/
〈受賞歴〉
①MEET & CONNECT フランス・ヨーロッパ市場向けスタートアップ 最優秀賞(2020年12月3日)
②TechBIZKON IV TWENTY2X賞(2020年12月2日)
③J-Startup KANSAI 選出(2020年10月21日)
④2020 CB Insights AI 100(2020年3月4日)
⑤JAPAN VENTURE AWARDS(2020年2月25日)
⑥inVISION TOP INNOVATION 2020(2020年1月22日)
⑦三菱電機アクセラレーションプログラム 2019 最優秀スタートアップ(2020年1月15日)
⑧EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン 関西地区大会 チャレンジング・スピリット 部門 大賞(2019年10月18日)
⑨FIN/CON 2019 Outstanding Performance賞(2019年9月20日)
⑩DSファーマアニマルヘルス株式会社 動物の健康を支える新規事業探索プログラム 大賞(2019年7月25日)
⑪NVIDIA GTC JAPAN ソーシャルイノベーションアワード(2016年10月25日)
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