月商から見るネットショップのモールへの出店状況~小規模/大規模ネットショップ動向調査~

月商1000万円未満/1000万円以上のそれぞれのWeb担当者に聞いた!「出店しているモールの出店基準や満足度は?」パート2

ECマーケティング株式会社

ネットショップコンサルティングのECマーケティング株式会社(代表:中山 高志、所在地:東京)では、月商1000万円未満/1000万円以上のネットショップのWeb担当者に対してアンケート調査を実施しました。
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アンケート結果の詳細についてはこちらから:
http://www.ecmarketing.co.jp/contents/archives/1172
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コロナ禍の緊急事態宣言以降、飲食店や対面販売など、対面でのビジネスが低迷を迎えるなか、DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入が必要不可欠になり、今までネットショップでの販売を強化していなかった企業や、今まで実施していなかった企業も、ネットショップ運営やその強化を検討せざるを得なくなってきました。

そこで当社では、ネットショップ運営に関しての生の声を聴くために、Web担当者に対してアンケート調査を実施しました。

前回は、パート1として出店しているモールの出店基準などについて(リンク:https://www.ecmarketing.co.jp/contents/archives/1155)紹介しましたが、今回は、モール出店の満足度などを紹介します。

まずは、今回アンケートにお答えいただいた方のネットショップについて概要を紹介します。

アンケート回答者: 月商1000万円未満のネットショップのWeb担当者111人
月商1000万円万円のネットショップのWeb担当者111人
アンケート回答期間:2020/10/21
 

■ネットショップの業種

設問:あなたが担当しているWebサイトの業界(複数ある場合は最も売り上げの大きなサイト)をお答えください。

月商1000万円未満、月商1000万円以上のネットショップともに、「総合小売」が圧倒的に多く、次いで「アパレル」「健康食品・サプリ」となっています。

特徴的なのは、月商1000万円未満のネットショップでは、「食材・食品」(4.5%)「アクセサリー」(4.5%)がある程度存在するのに対して、月商1000万円以上のネットショップではほとんどなかったことです。これは、月商1000万円未満のネットショップでは、食品やアクセサリーに特化したネットショップが多く、月商1000万円以上のネットショップでは「総合小売」のなかで食品やアクセサリーを販売しているためこうした結果になったと考えられます。

反対に「家具・インテリア」に関しては、月商1000万円以上のネットショップではある程度存在していますが、月商1000万円未満でほとんどないという結果となりました。


■最も満足しているモール

設問:自社サイトも含め最も満足しているモールをお答えください。

月商1000万円未満のネットショップでは、「楽天市場」が31.7%で一番多く、次いで「自社サイト」が28.8%、「Amazon」が20.2%となりました。

月商1000万円以上のネットショップでは、「自社サイト」が一番多く36.9%、次いで「楽天市場」が20.4%、「Amazon」が14.6%となりました。

特徴的なのは、月商1000万円以上のネットショップでは、圧倒的に「自社サイト」でしたが、月商1000万円未満のネットショップでは、「楽天市場」が一番多かった点です。

自社サイトで収益を上げていくためには、自力で集客を行う必要があるためある程度のコストやリソースが必要になります。小規模ネットショップではコストやリソースに余裕があるところが少ないと想定されるため、集客や収益が思うようにいかず、結果的に自社サイトの運営に満足がいかない結果となったのではないでしょうか。

次は、不満が最も多いモールについて聞いてみました。


■不満が最も多いモール

設問:利用しているモールの中で、最も不満が大きいモールをお答えください。

月商1000万円未満のネットショップでは、「楽天市場」が25.0%で一番多く、次いで「自社サイト」が12.5%、「Yahoo!ショッピング」「Amazon」が9.6%となりました。

月商1000万円以上のネットショップでは、「楽天市場」が24.3%で一番多く、次いで「自社サイト」が19.4%、「Amazon」が10.7%という結果になりました。

月商1000万円未満のネットショップ、月商1000万円以上のネットショップともに、不満が多いモールにはそれほど差はありませんでした。

また、満足している割合と比べると不満足の割合は比較的少ないため、満足しているネットショップが多いことが見て取れます。

最後に、出店を辞めたモールについて聞いてみました。

 
■出店を辞めたモール

設問:出店を辞めた/もしくは出店を断念したモールをお答えください。

月商1000万円未満のネットショップでは、「楽天市場」が32.7%で一番多く、次いで、「Yahoo!ショッピング」が28.2%、「Amazon」が19.1%となりました。

月商1000万円以上のネットショップでは、「楽天市場」が42.2%で一番多く、次いで、「Yahoo!ショッピング」が35.8%、「Amazon」が32.1%となりました。

月商1000万円未満のネットショップ、月商1000万円以上のネットショップともに「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazon」が上位を占めています。

全体的に、月商1000万円以上のネットショップの方がモールを辞めた割合が多いのが気になります。大規模ネットショップでモールを辞めた理由を見てみると「手数料が高い」「担当者の対応が悪い」「制約が多過ぎる」などのコメントがあり、特に多かったのは、手数料が高くコストパフォーマンスが悪いというものでした。
 

■まとめ

今回は、月商1000万円未満のネットショップと月商1000万円以上のネットショップでのモールの満足度について紹介しました。

満足度は比較的高いように感じましたが、手数料が高くコストパフォーマンスが悪いという理由で辞めたネットショップも一定数存在しました。

モールへの出店を考えている方は、ぜひ、本調査を参考にしてみてください。


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アンケート結果についてはこちらから:
http://www.ecmarketing.co.jp/contents/archives/1172
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本リリースに関するお問い合わせ先
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ECマーケティング株式会社
〒105-0013 東京都港区浜松町2-1-13 芝エクセレントビル7F
TEL : 03-6435-9540  FAX : 03-6435-9440
Mail: info@ecmarketing.co.jp

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区浜松町2-1-13 芝エクセレントビル7F
電話番号
03-6435-9540
代表者名
中山高志
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2010年12月