2018年のスマートウォッチグローバル市場、出荷が対前年比で41%の成長を遂げる
Apple Watch Series 4は、四半期一期分の出荷だけでベストセラー機種に。トップ5社で出荷の70%を占め、Fitbit、Amazfit、Huaweiは18年中に指数関数的な伸びを示した。
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、Apple、imoo、Fitbit、Samsungによって牽引された2018年の世界のスマートウォッチ出荷は対前年で41%と健全な伸びを示したという調査結果を含む、自社のGlobal Smartwatch Trackerサービスによる最新調査を発表致しました。
調査結果に関して、カウンターポイント社のリサーチアナリスト、Satyajit Sinha氏は以下の通りコメントしています。
「Apple Watchの2018年の出荷は、対前年22%と堅調な伸びを示した。中でもApple Watch Series 4の成績は群を抜くものがあった。1,150万台を2018年の間に販売し、この年のベストセラー機種となった。この機種の成功要因は、ECG(心電図)や転倒検出などのヘルスケア関連機能に重点を置いたことにあると我々は考えている。また、この結果は、Apple Watchを実用性のあるヘルスケア機器として、Appleがここまで育て上げた、とも言うことができる。
2018年第2四半期の我々の予想では、Apple Series 1はSeries 3より売れるだろうと過大評価していた。しかし、流通や販売チャネルをさらに詳しく調べたところ、Apple Watch Series 3の売り上げ貢献が高いことが判明した。結果として、Series 1ではなく、Series 3が2018年に最も売れたスマートウォッチの第2位となった。」
Sinha氏はさらに以下のように付け加えています。
「スマートウォッチはセルラー機能搭載型へと進化しつつあり、そうなると真にスタンドアローンで使えるウェアラブルデバイスとなる。Apple、imoo、Samsung、Huawei、Ticwatchに加え、子供向け時計メーカーが先陣を切って搭載を進めている。その中でも、Appleとimooはセルラー機能つきスマートウォッチの2018年出荷の13%と10%を、それぞれ占めている。」
図1: 世界のスマートウォッチ出荷シェア 2017年 vs. 2018年 vs. 2019年(予測数値)
各メーカーの業績に関して、シニアアナリストのSjueong Lim氏は以下のように述べています。
「Samsungは対前年で90%と指数関数的な成長を示しており、2018年のシェアは一気に9%となった。Samsungのスマートウォッチ出荷の50%は、2018年第3四半期に発売された電池寿命が長いGalaxy Watchシリーズによるものである。回転するベゼルによるUI操作と、極めて伝統的な丸い時計のデザインとが、スマートウォッチ購買層に最もアピールしたSamsung機種の特徴である。」
また、Huaweiのスマートウォッチに関して、カウンターポイント社のシニアアナリストEthan Qi氏は以下のように述べています。
「Huaweiは対前年129%と指数関数的に成長し、同社の2018年シェアは2%となった。独自OSの採用、印象的なデザイン、そして値ごろ感によってHuaweiは市場の注目を集めていることもあり、Huaweiのスマートウォッチ事業は、同社のコンシューマー向け事業の中では2019年に成長が予想される唯一のセグメントとなるだろう。特に、中国と東南アジアで同社の事業が強いとみている。」
スマートウォッチのベストセラー上位5機種で2018年の市場の48%を占めました。このトップ5機種のうち3機種はApple製です。Fitbitは、スマートウォッチVerseの投入がターニングポイントとなりましたが、それまで同社は市場に足掛かりを築こうと苦戦していたという状況でした。この他で、トップ5入りしたのは4G LTE搭載の子供向けウォッチであるimooのZ3です。Z3はQualcommのWear 2100チップセット、そして、防水等級IPX8を搭載しています。
スマートウォッチに関する最新の詳細な調査については、下記リンク先のリサーチポータルをご覧ください。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/iot/1201
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
「Apple Watchの2018年の出荷は、対前年22%と堅調な伸びを示した。中でもApple Watch Series 4の成績は群を抜くものがあった。1,150万台を2018年の間に販売し、この年のベストセラー機種となった。この機種の成功要因は、ECG(心電図)や転倒検出などのヘルスケア関連機能に重点を置いたことにあると我々は考えている。また、この結果は、Apple Watchを実用性のあるヘルスケア機器として、Appleがここまで育て上げた、とも言うことができる。
2018年第2四半期の我々の予想では、Apple Series 1はSeries 3より売れるだろうと過大評価していた。しかし、流通や販売チャネルをさらに詳しく調べたところ、Apple Watch Series 3の売り上げ貢献が高いことが判明した。結果として、Series 1ではなく、Series 3が2018年に最も売れたスマートウォッチの第2位となった。」
Sinha氏はさらに以下のように付け加えています。
「スマートウォッチはセルラー機能搭載型へと進化しつつあり、そうなると真にスタンドアローンで使えるウェアラブルデバイスとなる。Apple、imoo、Samsung、Huawei、Ticwatchに加え、子供向け時計メーカーが先陣を切って搭載を進めている。その中でも、Appleとimooはセルラー機能つきスマートウォッチの2018年出荷の13%と10%を、それぞれ占めている。」
図1: 世界のスマートウォッチ出荷シェア 2017年 vs. 2018年 vs. 2019年(予測数値)
出典:Counterpoint Research Global Smartwatch Tracker
各メーカーの業績に関して、シニアアナリストのSjueong Lim氏は以下のように述べています。
「Samsungは対前年で90%と指数関数的な成長を示しており、2018年のシェアは一気に9%となった。Samsungのスマートウォッチ出荷の50%は、2018年第3四半期に発売された電池寿命が長いGalaxy Watchシリーズによるものである。回転するベゼルによるUI操作と、極めて伝統的な丸い時計のデザインとが、スマートウォッチ購買層に最もアピールしたSamsung機種の特徴である。」
また、Huaweiのスマートウォッチに関して、カウンターポイント社のシニアアナリストEthan Qi氏は以下のように述べています。
「Huaweiは対前年129%と指数関数的に成長し、同社の2018年シェアは2%となった。独自OSの採用、印象的なデザイン、そして値ごろ感によってHuaweiは市場の注目を集めていることもあり、Huaweiのスマートウォッチ事業は、同社のコンシューマー向け事業の中では2019年に成長が予想される唯一のセグメントとなるだろう。特に、中国と東南アジアで同社の事業が強いとみている。」
スマートウォッチのベストセラー上位5機種で2018年の市場の48%を占めました。このトップ5機種のうち3機種はApple製です。Fitbitは、スマートウォッチVerseの投入がターニングポイントとなりましたが、それまで同社は市場に足掛かりを築こうと苦戦していたという状況でした。この他で、トップ5入りしたのは4G LTE搭載の子供向けウォッチであるimooのZ3です。Z3はQualcommのWear 2100チップセット、そして、防水等級IPX8を搭載しています。
スマートウォッチに関する最新の詳細な調査については、下記リンク先のリサーチポータルをご覧ください。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/iot/1201
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
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