小田急電鉄とNTTドコモがすすめる新宿の新たな街づくり「XRシティSHINJUKU」のイベントに多摩美術大学が協力
企業とのコラボレーションでリアルとバーチャルを融合させたアート体験を演出。コロナ時代に近未来の展示のあり方を考える
「XRシティSHINJUKU」は、小田急電鉄とNTTドコモがXR技術を使った様々なコンテンツを新宿の街中や施設内で提供し、街全体で「便利・お得・楽しさ」といったXRコンテンツを体験できるというもので、人々の暮らしの中でXRが新たなインフラとして普及することを目指す取り組みです。「XR Collection & Museum」はその第一弾のイベントとして、2020年11月18日から23日までの期間、小田急百貨店新宿店大階段前を会場に開催されます。
本学はこれまでも小田急電鉄が企画する参加型イベントに協同し、学生が企画やオブジェ制作、運営に携わるなどしてきました。今年3月、連携のさらなる深化を図る目的で同社との連携協力協定を締結し、同社のブランディングの強化や新宿をはじめとした沿線の地域活性化を目指した横断的研究、社会的課題に取り組むプロジェクト型科目(PBL:Project Based Learning)の実施などを予定していましたが、今年度はコロナの影響により実施が見送られることになりました。連携協力協定に基づいた他の施策の検討を進める中で、今回のイベントへの協力が決まりました。
本学からは彫刻学科と工芸学科が協力し、学生および大学院生の作品計5点を展示します。彫刻学科の作品は今夏にオンラインで実施した「バーチャル彫刻展」(※)からの出品となります。NTTデータNJKが提供するXRプラットフォーム「STYLY.biz™」の技術を活用し、会場に掲出されたQRコードを読み込むことで、空間に浮かび上がるアートが楽しめます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で本学学生の多くが作品発表の場をなくしましたが、その一方で、これからの展示のあり方を考える一つの方向性として、さまざまな情報技術を活用したオンライン展示の可能性を模索しています。時間も場所も、素材の制約もない、重力すらないバーチャル空間で、彫刻や工芸といった立体造形美術の表現がどのように広がっていくのか、ぜひ体感してください。
「XRシティSHINJUKU」XR Collection & Museum
開催期間: 2020年11月18日(水)~11月23日(月・祝)
※バーチャル開催:2020年11月18日(水)~11月30日(月)
開催場所: 小田急百貨店 新宿店1階 大階段前
参加方法: 開催期間中に指定のアプリをダウンロードの上、ご利用ください。
※アプリのダウンロードは下記ウェブサイトをご確認ください
参加費用: 無料
ウェブサイト: https://xr-collection-museum.styly.biz/
本学出展者
彫刻学科 3年 カトウ タイガ
彫刻学科 3年 柴田 まお
大学院工芸専攻 1年 鎌田 晶
大学院工芸専攻 1年 安田 昂史
大学院デザイン専攻(情報デザイン)1年 花形 槙
※タマビ「バーチャル彫刻展」
2020年8月2日〜31日に開催。多摩美術大学彫刻学科の2年生以上の有志が参加し、WEB上に作り上げた仮想空間を会場に、デジタル化された彫刻作品を展示。ゲームエンジンの「Unity」を使用し、既成観念にとらわれない自由な発想で生まれた13の作品は、彫刻の新たな可能性を示すものとなりました。
【企画】彫刻学科 高嶺格教授、木村剛士講師
【監修・技術指導】情報デザイン学科メディア芸術コース 谷口暁彦講師
【アドバイザー】豊田市美術館学芸員 能勢陽子さん
専用アプリケーションは現在も下記URLよりダウンロード可能。
http://www.idd.tamabi.ac.jp/art/exhibit/vc2020/
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