愛され続けて50年 「水ぎらい卒業にチャレンジできる」商品にリニューアル 『ピップ ステップ!シャンプーハット』 ~2019年9月24日(火)より新発売~
ピップ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:松浦由治)は、シャンプーハットの発売50周年を記念して、シャンプーや水からお子さまを守るだけでなく、段階的に水に慣れていける設計を施した「ピップ ステップ!シャンプーハット」を2019年9月24日(火)より、全国のドラッグストア・量販店などでリニューアル発売します。
シャンプーや水からお子さまを守るシャンプーハットが「楽しく水ぎらい卒業にチャレンジできる」を
新コンセプトに、進化してリニューアル!
発売から50年を迎え、3世代に愛され続けてきたシャンプーハットがリニューアルします。昨今、シャンプーハットの使用経験者が減少傾向にある中、非使用者の理由として「使い続けるのが嫌」「水に慣れてほしい」というご意見やニーズがありました。そこで、これまではシャンプーや水からお子さまを「守る」ものだったシャンプーハットは、「楽しく水ぎらい卒業にチャレンジできる」という新コンセプトを導入。段階的に水に慣れていくことができる当社独自の「3ステップ卒業設計」を施した製品を開発しました。
段階的に水に慣れることでシャンプーも楽しくなるシャンプートレーニング「3ステップ卒業設計」!
【製品特長】
■ステップ1 水がかからない!
「うーたん」マークの▼シールにおでこを合わせると、お顔に水がかからないから、ママとお話しながら楽しくシャンプーができます。
■ステップ2 水に近づこう!
「ワンワン」マークの●シールにおでこを合わせると、水がしずくになって落ちてくるので怖がらずにがまんしましょう。
■ステップ3 水に慣れよう!「ワンワン&うーたん」マークの■シールにおでこを合わせると、お顔に水が流れてきます。水がかかっても大丈夫になれば、水ぎらい卒業!
~「シャンプーハット」50年の歴史~
《開発秘話》
当時のお風呂文化は現代とは異なり、シャワーはなくお湯を桶から頭にかぶっていて、シャンプーも目にしみました。開発担当者は、自分の子供が髪を洗うのを嫌がる様子を見て「シャンプーが垂れてこないような帽子を作ったらどうか」と思い、試作に取り掛かりました。
商品の形状は、トタン屋根のたわみを参考にして、水の重みに耐えられるようにしました。丸くくりぬかれた頭部のフチも水が浸入しないように、そのサイズを決めるのに、近所の何百人もの子供の頭をメジャーで測って直径を決めました。今回のリニューアルに至るまで、形状は発売当時のまま、当初から完成度が高く、考え尽くされた形状であったといえます。
《発売当時、ヒットまでの道のり》
苦労を重ねて作った「シャンプーハット」ですが、問屋からは「プラスチックの帽子なんか売れないよ」という声が出ました。百貨店や薬局薬店では取扱を拒まれることも多くありました。社内の評判も芳しくなく、最初は売れず、外部に委託した月産3万枚の商品はたちまち在庫の山となってしまい、開発担当者自ら、百貨店のベビー売り場で商品を頭にかぶって説明するなど孤軍奮闘しました。
当時の開発スタッフは、「百貨店のベビー売り場が一番恥ずかしかった。売りたい気持ちはあるが、かぶっていると笑われ、でも手にぶら下げていても何の商品か分からないので」と当時の苦労を語りました。しかし、その頑張りも虚しく、成果はなかなか上がらず、昭和45年4月、テレビCMを制作して放映する苦肉の策に打って出ることにしました。ピップにとって、これが初めてのテレビCMとなりました。
捻出できる広告費には限界があったので、一番安い時間帯に1日1回、25日間放映するのがせいぜいでした。大きな宣伝効果は期待すべくもありませんでしたが、朝のラジオ体操の時間帯にCM放映されたことで、購入決定者の母親ではなく、子供たちから「買って!」と人気に火がつきました。小売店から問い合わせが相次ぎ、同年11月には月産100万枚の大台へと一気に駆け上がりました。
《リニューアルへの思い&今後の展望》
発売50年を迎えますが、今までのリニューアルは、商品のカラー変更やキャラクター変更などで商品設計自体は変更してきませんでした。一方、社内でシャンプーハットをアップグレードすることは、ベビー担当者の長年の課題として歴代の担当者が試行錯誤を繰り返したものの、お客様にとってのリーズナブルな商品価格を保ちながら現行品以上の性能を出すことが難しいなどの様々な課題にぶつかり、斬新なリニューアルが実現できていませんでした。
今回は、これまでにシャンプーハットをご使用いただいた多くのお客様の声を改めて読み直し、「水から守る」というシャンプーハットを「水に慣れる」という新発想で、現行品以上の製品機能を加えられる可能性を見いだし開発に着手しました。
しかし、「水に慣れる」のはお子さまであるということから、お子さまの目線でどのように水が流れれば慣れていけるのか、またその流れを見るお子さまの目の間隔を考え、担当者の子供たちに繰り返しモニターをするなど多くの試作を繰り返すことで最終の商品設計に辿り着きました。
完成した商品のコンセプトや使い心地の確認は、大阪府内の保育園の親子にモニター調査に協力いただき、8割以上の方が「気に入った!」と嬉しい回答いただきました。また、モニター後の感想では、「シャンプー後もずっとかぶっていた」「穴があいて水が落ちているのを楽しそうに見ていたので良かった」「子供が自分でシャンプーをする練習になるので買いたい」「返すものだと子供に伝えたら「え~」と残念そうにし、「買って!」と言われた」「とても楽しそうに自分で使おうとしていた」という好評なご意見を多数いただいています。
入浴環境や生活環境が変わっても、変わらず水の苦手なお子さまに寄り添える「浴育商品」として、ご愛顧いただきたいという思いで今回の商品開発を進めてきました。今後も多くのお客さまにお役に立てる新たな商品をご提供できるよう、引き続き商品開発を行っていきたいと思います。
【一般のお客様からのお問い合わせ先】
ピップ株式会社 お客様相談室 TEL:06-6945-4427
受付時間 10:00~17:00(土日祝日を除く)
ピップ製品情報ホームページ https://www.pipjapan.co.jp/
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