エコに関する意識調査とラベルレスペットボトルの実証調査エコ活動への息詰り・・・主婦の80%が「エコ疲れ」ラベルレスペットボトルの実証実験で80%が分別ストレスが改善
アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 岸上 克彦)では、2018年5月22日(火)より、ESG領域における活動の一環として、当社初の、商品にラベルをつけないラベルレス商品「アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」PET600ml、PET1.9Lを発売し、廃棄物削減などによる環境負荷低減の取り組みを強化しています。さらに、2019年2月5日(火)より、「アサヒ 十六茶 ラベルレスボトル」PET630mlおよび「アサヒ 六条麦茶 ラベルレスボトル」PET660mlを通販・宅配を中心に発売いたします。
近年、プラスチックによる海洋汚染が世界規模で広がっており、その対応を政府が推進するなどエコ活動への機運が一層高まってきています。そこで、2019年2月16日(土)の“エコの日”を前に主婦の「エコに関する意識調査」とゴミの分別が進む神奈川県横浜市にて「ラベルレスペットボトルの実証調査」を実施いたしましたので、結果を発表いたします。
また、調査結果を受けて、環境学の専門家である京都大学地球環境学堂准教授 浅利美鈴先生や、リサイクル事業者の声として、廃棄物処理・リサイクル処理に取り組んでいる「株式会社近藤商会」の近藤朝雄さんからのインタビューも合わせて発表いたします。
〈エコに関する意識調査 結果サマリー〉
本調査は、全国の20~60代の既婚女性(配偶者と同居)で、家庭内のゴミの分別を主にしており、ペットボトルゴミを週1回以上捨てている2,000人に行った「エコに関する意識調査」です。
①エコについて意識している人は全体の8割。分別実践者も9割以上
②一方、ゴミの分別に手間やストレスを感じる「エコ疲れ」が8割以上
③分別に手間がかかる上位は、「段ボール」「牛乳パック」「ペットボトル」
④ペットボトルの分別で手間な作業1位は、「ラベルはがし」と約半数が回答
〈ラベルレスペットボトルの実証調査 結果サマリー〉
本調査は、横浜市在住の20~60代の既婚女性(配偶者と同居)で、家庭内のゴミの分別を主にしており、ペットボトルゴミを週1回以上捨てている119人に行った「ラベルレスペットボトルの実証調査」です。
⑤ラベルレスペットボトルを使用して、ゴミの分別が「楽になった」9割以上
⑥また利用したいは9割以上、今後の普及への期待も9割以上
〈京都大学 浅利 美鈴先生、リサイクル事業者の近藤朝雄氏インタビュー サマリー〉
調査結果を受けて、環境学の専門家である京都大学の浅利美鈴先生や、リサイクル事業者からの声として近藤朝雄さんからのインタビューを実施。リサイクルの現状や、ラベルレスペットボトルの普及への期待について伺いました。
- 分別・リサイクルは当たり前の社会において、ラベルレスは目から鱗のソリューション(浅利先生)
- 昔と比べて分別の意識は高くなったが…。ペットボトル分別は30%ぐらいしかできていない(リサイクル事業者の声)
調査の詳細やインタビュー内容については、次ページ以降に記載しています。
〈全国の主婦のエコに関する意識調査 結果詳細〉
[エコに関する意識調査 調査概要]
調査名: 「全国の主婦のエコに関する意識調査」
調査期間: 2018年11月30日(金)~12月2日(日)
調査対象: 全国47都道府県の20~60代の既婚女性(配偶者と同居)で、家庭内のゴミの分別を主にしており、
ペットボトルゴミを週1回以上捨てている計2,000人
調査方法: WEB定量調査
① エコについて意識している人は全体の8割。分別実践者も9割以上
日々の生活において、エコ意識がどの程度あるかを聞きました。その結果、81.4%が「意識している」と回答しました。[グラフ1]また、普段の資源とゴミの分別の実践について聞くと、95.8%が「分別している」と回答しました。[グラフ2] エコやゴミの分別への意識の高さが伺えます。
② 一方、ゴミの分別に手間やストレスを感じる「エコ疲れ」が8割以上
次に、日々のゴミの分別に手間やストレスを感じることがあるかを聞きました。その結果、81.6%が「感じている」と回答しました。[グラフ3]また、環境のためにゴミの分別をすることの「疲労感」について聞くと、70.8%が「疲労感を感じている」と回答しました。[グラフ4] エコやゴミの分別への意識の高さがある一方、日々の分別やエコ活動に疲れを感じていることが伺えます。
③ 分別に手間がかかる上位は、「段ボール」「牛乳パック」「ペットボトル」
次に、分別しているゴミの中で、手間がかかるゴミについて聞きました。手間のかかるゴミのトップ3は1位「段ボール」(42.6%)、2位「牛乳パック」(31.0%)、3位「ペットボトル」(29.9%)という結果になりました。[グラフ5]
④「ペットボトル」の分別で手間がかかる作業の1位は、「ラベルはがし」約半数が回答
次に、ペットボトルを捨てる際に面倒だと思うことについて聞きました。面倒な作業のトップ3は1位「ラベルをはがす」(46.9%)、2位「中身を洗う」(40.3%)、3位「キャップを別にする」(18.4%)という結果になりました。[グラフ6]日々のゴミの分別の作業で、ペットボトルのラベルはがしが面倒な作業となっていることが伺えます。
〈ラベルレスペットボトルの実証調査 結果詳細〉
「全国の主婦のエコに関する意識調査」では、日々の分別が主婦の「エコ疲れ」を起こしていることが分かりました。また手間がかかるゴミ上位のペットボトルの分別では、「ラベルはがし」の作業が最も面倒であることが分かりました。そこで、当社初の、商品にロールラベルをつけない商品となる(ラベルレス商品)「アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」を、ゴミの分別が進む神奈川県横浜市の主婦を対象とした実証調査を行いました。
[ラベルレスペットボトルの実証調査 調査概要]
調査名: 「ペットボトルサンプル調査」
使用期間: 2018年12月3日(月)~12月9日(日)
調査期間: 2018年12月8日(土)~12月10日(月)
調査対象: 神奈川県横浜市居住の20~60代の既婚女性(配偶者と同居)で、家庭内のゴミの分別を主にしており、ペットボトルゴミを週1回以上捨てており、ペットボトルを捨てる際にラベルを剥がして捨てている
計119人
調査方法: サンプルモニター調査
⑤ ラベルレスペットボトルを使用して、ゴミの分別が「楽になった」9割以上
ラベルがないペットボトルを使ってみて、分別の手間やストレスが楽になったかについて聞きました。その結果、99.2%が「楽になった」と回答しました。[グラフ7]また、ラベルがないペットボトルの使用前後で、ペットボトルの分別に変化があったかについて聞くと、「よりきちんと分別するようになった」と22.7%が回答しました。[グラフ8]ラベルレスペットボトルが、日々の分別ストレスを緩和するだけでなく、他のペットボトルゴミの分別にも好影響を与えたことが伺えます。
⑥ また利用したいは9割以上、今後の普及への期待も9割以上
ラベルがないペットボトルの今後の使用意向を聞きました。その結果、99.2%が「利用したい」と回答しました。[グラフ9]また、ラベルがないペットボトルが普及していくことへ98.3%が「期待する」と回答しました。[グラフ10]
※利用上の注意
(1) この調査は、標本調査であるため、母集団に復元後、算出した構成比を調査結果として表章している。
(2) 構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
〈専門家からの声〉
分別・リサイクルは当たり前の社会において、ラベルレスは目から鱗のソリューション
専門家からのコメント
日本人は、分別が得意!というのは、間違いなく世界に誇れる点です。ですが、超高齢化社会、様々なハンディを持った方々に配慮する社会を見据えると、そのような方々にも心地よく暮らしていただくための多様な選択肢が必要だと思います。その一つが、ラベルレスでしょう。つまり、ラベルがなくても、迷いなく、手間なく、分別・リサイクルに参加できる仕組みです。分別・リサイクルは当たり前の社会において、目から鱗の解決策・ソリューションと言えると思います。ソリューションとは、革新技術だけでなく、社会の仕組みも含めて変えることを意味します。他の社会システムへも波及することを期待しています。
〈浅利 美鈴先生 プロフィール〉
京都府出身。京都大学地球環境学堂准教授。「ごみ」や「環境教育」が研究テーマ。また、「びっくり!エコ100選」や「びっくりエコ発電所」、「3R・低炭素社会検定」などを立ち上げ、社会にムーブメントをおこすべく、実践・啓発活動や情報発信にも力を注いでいる。
〈リサイクル事業者からの声〉
昔と比べて分別の意識は高くなったが…。ペットボトル分別は30%ぐらいしかできていない実態
リサイクル事業者からのコメント
昔と比べて「ラベルを剥がす」という行為は増えてきて、浸透してきているとは思う。しかし、現場からすると、一般家庭からのペットボトルゴミの量のうち、約30%ぐらいしか分別されていない。ニュースなどで「エコ」や「分別」など言われているので、やっている気になってしまっているんだと思う。なので、「エコ」を意識しすぎるのではなく、無意識に「エコ」ができる「ラベルレス」という商品は良い。ラベルを剥がしてもらえるだけでも現場としては助かる。しかし、商品だけに頼ることなく、小さいころから環境に対する意識をしっかりと育てていく、そんな教育を行ってほしい。親から子へ意識が伝わっていくことが一番の「エコ活動」だと思う。
〈近藤 朝雄 プロフィール〉
「株式会社近藤商会」代表取締役
「近藤商会」の廃棄物処理の特徴は“人による、手作業を基本とした解体・分別”。千葉市で適正処理困難物の処分許可を受け、千葉市が引き取れない廃棄物の回収・処分も行っている。
商品概要
アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル
商品名 アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル
中味 ナチュラルミネラルウォーター
容器・容量 PET600ml×24本/箱
PET1.9L×6本/箱
希望小売価格
(消費税・送料別) PET600ml 2,760円/箱
PET1.9L 1,380円/箱
発売地域 総合オンラインストアAmazon.co.jpにて限定発売中
アサヒ 十六茶 ラベルレスボトル
商品名 アサヒ 十六茶 ラベルレスボトル
中味 清涼飲料水(十六茶)
容器・容量 PET630ml×24本/箱
希望小売価格
(消費税・送料別) 3,360円/箱
発売地域 通販・宅配を中心に発売
商品名 アサヒ 六条麦茶 ラベルレスボトル
中味 麦茶(清涼飲料水)
容器・容量 PET660ml×24本/箱
希望小売価格
(消費税・送料別) 3,360円/箱
発売地域 通販・宅配を中心に発売
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