認定NPO法人CLACK、高校生対象プレ就労支援プログラム「Be Pro」8月19〜23日に開催決定。〜高卒IT企業就職の選択肢を広げる〜
夏休みの5日間でSalesforceの基礎スキル習得。受講後はIT企業見学・インターンも可能
認定NPO法人CLACK(以下:CLACK)が運営する高校生対象のプレ就労支援プログラム「Be Pro」は、株式会社セールスフォース・ジャパンの助成を受け、経済的事情などの困難な状況にある高校生を対象に、夏休み中の5日間にSalesforce認定講座の受講や、IT企業での会社見学を実施することを発表します。
「Be Pro」は、専門的なスキル習得によってテクノロジー人材の輩出を目指す高校生向けプログラムです。今回、5日間のプログラム参加に加えて、希望者は習得したスキルを活かせる企業でのインターンシップを行うことも可能です。スキル習得だけでなく実践することにより、高校生が自身のキャリアに興味を持ち、選択肢の幅を広げる機会を提供します。
今回は、夏休みを活用した2024年8月19日(月)〜23日(金)に東京・大阪で同時開催することが決定いたしました。
全5日間の内4日間の様子を報道関係者限定で公開することをお知らせいたします。ご関心のある報道関係者の皆様にはご取材・ご見学について検討いただきますようお願い申し上げます。
◼️高卒就職、求人倍率は3.98倍・就職希望者12万人以上の現状。
直近の高卒就職希望者数は約12.1万人(*1)、大卒就職希望者数は45.5万人(*2)となっており、近年の就学支援制度の拡充による進学率の上昇傾向から大卒就職希望者数が依然として多い一方で、高卒就職希望者数も決して少ない人数ではありません。
また、深刻な人手不足であることから、若手人材を早期に採用したいと考える企業も多く、高卒就職希望者の求人倍率は3.98倍と過去最高水準となっています(*1)。 しかし、高卒就職者の3年以内の離職率は40%に上り、その4分の1以上にあたる10.7%が半年以内に離職していることが明らかになっております(*3)。 これは、就職後にロールモデルとなる存在がいないこと、就職活動前の段階で将来の生き方や進路を考えるキャリア教育の機会が少ないこと、「1社だけ見て就職」といった就職活動時の情報不足などが、職業生活の自律性が低い状態を引き起こし、早期離職に繋がる要因として上げられています。
早期離職は、その後の非正規雇用の固定化、若年無業にもつながる可能性があることからも問題視されておりますが、「Be Pro」を通じて専門性の高いスキルを学び、IT企業での会社見学・インターンシップ機会を提供することで、就職希望者・進学希望者問わずキャリアの選択肢を見つける機会となるため、早期離職に繋がる要因の解消にも寄与できると考えています。
◼️「Be Pro」実施概要
経済的事情などの困難な状況にある高校生を対象に、5日間のSalesforce認定講座の受講や、株式会社セールスフォース・ジャパンでの会社見学を行います。今回は夏休み期間である2024年8月19(月)〜23日(金)に東京・大阪で同時開催することが決定しました。
Salesforceは、顧客関係管理(CRM)テクノロジーのグローバルリーダーとして、1999年の設立以来、データ、AI、CRM、信頼をEinstein 1という一つの統合プラットフォームで実現することで、あらゆる規模や業界の企業や非営利団体が、全く新しい方法で顧客とつながれるように支援しており、現在では15万社以上の企業がSalesforceを使ってビジネスを拡大しています。
「Be Pro」では、高校生が多くの企業が導入するサービスに触れて理解し、インターンや社会に出た時に自身がSalesforceを扱えるようになるスキルを習得します。また、IT企業へのインターンシップの機会を通じて、自身がIT企業で働くイメージや経験を提供します。
(※インターンシップを行う企業は株式会社セールスフォース・ジャパンではありません。)
<参加人数>
東京・大阪会場、どちらも定員に達する20名が参加します。
<実施スケジュール>
前回の講座内グループワークでは、「高校の文化祭をテーマにSalesforceをどう活用するか」といった身近な話題をテーマに考え、各グループごとにバラエティに富んだ発表が行われました。
<過去の参加生徒の声>
Aさん:
印象的だったことは社員の皆さんの経歴の話です。私は高校卒業後、就職しようと考えているのですが、具体的な進路はまだ決まっておらず、焦っていました。ですが、社員の皆さんの話を聞いていくうちに、「焦らなくても大丈夫だ。道は沢山あるんだ。」と感じるようになりました。本当に参考になりました。5日間、とても貴重な体験をさせていただきました!
Bさん:
最初はパソコンが苦手なこともあって不安だったけど、今回のBeproを受けて意外と楽しいなって思ったり、もっと学んでみたいなっていう気持ちになりました。またキャリアトークでは、色んな人の経験やそこから学んだこと、価値観を知れて、今までにない体験が出来ました。今回このプログラムに参加することが出来て、Salesforceの知識や新たな価値観を知る貴重な機会になりました。またこういう機会には積極的に取り組み、色んなことに挑戦していきたいと思いました。
<ご取材・ご見学申し込み方法>
全5日間の内4日間の様子を報道関係者限定で公開いたします。ご関心のある報道関係者の皆様にはご取材・ご見学について検討いただきますようお願い申し上げます。
以下申し込みフォームよりお申し込みいただけます。
https://forms.gle/sj6zdBNcMrz9SjsD8
お申込み〆切:2024年8月16日(金) 16:00まで
◼️「Be Pro」について
日本国内において、困難を抱える子どもに対する支援は拡充しつつありますが、義務教育を終えた高校生に対する支援はまだまだ手薄です。CLACKは、子どもの自立と、貧困の連鎖を解消することを目指し、高校生を対象にITスキルの習得とキャリア教育を完全無料で提供しています。CLACKのこれまでに培った支援ノウハウを活かしながら、高校生がより専門性の高いスキルを身につける機会や、ITを活かしたキャリアに興味を持ち、選択肢の幅を広げることに繋げるプログラムとして、2023年3月より株式会社セールスフォース・ジャパンの支援を受けて「Be Pro」を開始しました。
IT企業への就職は、大学や専門学校を卒業することが一般的ですが、高校卒業後の進路としてIT企業へ就職できるようなロールモデルを作ることで、進学費用が課題となりIT企業への就職を諦める高校生を減らす取り組みとして推進してまいります。
■認定NPO法人CLACKについて
CLACKは、「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会」をビジョンに掲げ、世代を超えた貧困連鎖の解消を目指し活動している団体です。大阪・東京を拠点に、無償のプログラミング学習支援やキャリア教育、デジタルを活用した居場所を運営し、様々な困難を抱える中高生の自走に向けた伴走支援に取り組んでおります。
公式ホームページはこちら
<CLACKの事業・プロジェクト>
■企業の使用済みPCが高校生の”自走”に繋がる「Pass the Baton(パスザバトン)」
■プログラミング学習支援とキャリア教育を行うプログラム「Tech Runway」
■デジタルを活用した中高生の秘密基地「よどがわベース」
寄贈PCは1,000台を突破。プログラミング体験会には1,200名以上、3ヶ月以上の継続的なプログラミング学習支援には600名以上の高校生が参加しました。
<ご寄付等に関する企業・個人の方からのお問い合わせ>
・企業のご担当者の方はこちら
・個人の方はこちら
(*1)厚生労働省「令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末現在)」
(*2)株式会社リクルート「第41回 ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」
(*3)リクルートワークス研究所「高校生の就職とキャリア」
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