ゑびやが「KANSAI DX AWARD 2023」第1回グランプリを受賞

サービス産業の課題解決に繋がるDX推進事例に最優秀の評価/DX人材育成も受賞理由に

有限会社ゑびや

有限会社ゑびや(本社:三重県伊勢市/代表取締役社長:小田島 春樹/以下 ゑびや)は、DXへの取り組みの先進事例として特に優秀な企業を表彰する、「KANSAI DX AWARD 2023」(関西経済連合会、近畿総合通信局、近畿経済産業局など5者で構成する関西デジタル・マンス実行委員会)において第1回グランプリを受賞致しましたことをお知らせ致します。
  • 受賞した取り組みの概要 

ゑびやは、伊勢神宮おはらい町で150年にわたって食堂や土産物店を営んできた老舗ですが、そろばんによる売上管理や、肌感覚に基づく仕入れなど、アナログかつ属人的な経営スタイルが課題ともなり、人員確保や需要拡大の難しさから、事業縮小も検討されていました。そこで、2014年、娘婿である現社長への事業承継後は、POSレジの導入や独自のデータ分析システムの開発など、ITを活用した経営の「見える化」を推進し、お客様の待ち時間の削減や、作業の効率化などに注力してきました。一連の取り組みにより、生産性や顧客満足度は飛躍的に向上し、売上を4倍、利益率を10倍以上に引き上げる経営再建を達成しました。 

さらに、こうした再建施策を、ビッグデータを元に来客予想やトレンド分析等を行うITシステム「TOUCH POINT BI」として社長自ら体系化。「株式会社EBILAB」を設立して同システムの外販を進め、同様の悩みを持つ飲食・小売業をはじめ、各種企業や行政の生産性向上を支援しています。 

また、外注や外部からのエンジニア採用は行わず、自社内でのDX人材育成に注力し、知識ゼロだった社員をCIOにまで育成する成果を上げています。 

  • 受賞にあたって特に評価頂いた点 

①DXによって自社の生産性や顧客満足度を飛躍的に向上させるのみならず、サービス産業の課題を解決するビジネスモデル変革に繋がるものとして、DXの推進事例として最も優秀との評価を頂きました。 

②来客予想精度95.2%という高精度の来客予想システムの独自サービスに、新規性・独創性が感じられるとして評価頂きました。 

③全社を挙げ、バックオフィスの完全DX化やDX人材育成まで、幅広くDXを推進している点を評価頂きました。

  •  「TOUCH POINT BI」について 

 今回評価を頂いた「TOUCH POINT BI」は、「ゑびや大食堂」の再建施策をベースにした店舗運営コンサルティングサービスです。 

「笑顔を売るひとが、笑顔でいられる世の中へ」という思いのもと、効率的で収益性の高い店舗運営の実現をサポートすべく、店舗運営に最も適したデータ経営に関する考え方の伝授や、DXツールの提案および使用方法を共有しています。 

<ゑびやの一日とTOUCH POINT BI>

  • DX人材育成について 

 2018年、有限会社ゑびやのシステム外販部門として設立した株式会社EBILABは、ゑびやのデジタル人材の育成に大きく関与しています。今回評価を頂いたDX推進には、以下のような取り組みが含まれます。 


〈DX人材の自社育成〉 

「学びを主要業務に変える経営者の決断」と「そのためのゴール設定」の重要性を強調する社長の方針により、当社では自社内でのDX人材育成に注力しています。 

一例として、外部からエンジニアを採用せず、店長職の社員に対してゼロから知識を習得する機会を提供し、後に最高情報責任者(CIO)となる人材を育成しました。学習中は他の業務を一切せず、学ぶことが業務とされました。学習する従業員に特定の課題を課すことはせず、学んだ知識を実務で実践できるようサポートしています。 

また、ゑびや商店の接客担当スタッフが学習を行い、BIデザイナー・データサイエンティストとして活躍している例もあります。個人のモチベーションと会社のサポートがあれば、非エンジニアでもDXのスキルを身につけられる好例と自負しています。 


〈コロナ禍における取り組み〉 

EBILABには現在、システムエンジニアやデータサイエンティストなど、DXやデータ活用に明るいスタッフが多数所属し、ゑびやのデジタル知識育成教育に大いに貢献しています。 

2019年に、コロナウィルス感染拡大対策のためにゑびや大食堂を約1ヶ月間休業した際には、その休業期間に教育プログラムを用意し、Zoomなどのオンラインツールを活用してさまざまな授業を行いました。行った授業の例には、「データサイエンティストによる売上データの活用方法」や「電子商取引に関する内容」など、DXに関する知識育成の内容が含まれます。この取り組みはゑびや内で高い評価を受け、その後も継続して実施されています。この取り組みにより、経営層だけでなく、学生アルバイトや主婦の方々も、データを意味深く分析する力を向上させたと感じています。 


  • 「有限会社ゑびや」について

「有限会社ゑびや」は創業から100年あまり、伊勢神宮の参道で飲食店と土産物店の運営をしております。お伊勢参りをされたみなさまに伊勢を丸ごと堪能いただきたいとの想いで、郷土料理や地元の食材を使った料理、職人による伝統工芸品を提供してきました。 

日本でも指折りの観光都市三重県伊勢市に1912年から門前町の食堂として参拝客のおもてなしをしてまいりました。門前町の飲食店に甘んじず、2016年に事業改革を行い、三重の食材を使ってメニュー改変したこと、伊勢に来た観光客に伊勢志摩以外に三重県の食を楽しんでもらうことで、三重を知ってもらう機会になってもらいたいとの想いで営業を行っております。

  • 「EBILAB」について

「EBILAB」は、伊勢神宮おはらい町にのれんを掲げて100年を超える老舗食堂「ゑびや」の経営メソッドから生まれたサービス産業のためのシンクタンクです。上記「TOUCH POINT BI」をはじめとした分析サービスの提供により、店舗のコンディションを可視化するデータを自動で収集・分析することで、お客様の属性にフィットする商品・メニューの開発や、効果的な店舗ディスプレイ、最適な人員配置など、効率的で収益性の高い店舗運営の実現をサポートします。 

  • 会社概要

社名: 株式会社EBILAB
本社: 〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町13
代表者: 代表取締役 小田島 春樹
設立: 2018年6月4日
資本金: 6,000万円
TEL: 0596-63-6364
FAX: 0596-63-5222
事業内容: 飲食店や店舗向けクラウドサービスの開発・販売・サポート
URL: https://ebilab.jp/

社名: 有限会社ゑびや
本社: 〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町13
代表者: 代表取締役 小田島 春樹
設立: 1994年1月
資本金: 500万円
TEL: 0596-24-3494
営業時間: 9:30~17:00
定休日: 無休
事業内容: 飲食・お土産の運営・販売
URL: https://www.ise-ebiya.com/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

有限会社ゑびや

3フォロワー

RSS
URL
https://ebilab.jp/
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
三重県伊勢市宇治今在家町13
電話番号
0596-24-3494
代表者名
小田島春樹
上場
未上場
資本金
500万円
設立
1994年01月