【鳥取県初】青翔開智中学校・高等学校が、生徒の非認知能力を客観的に評価するため、評価に関わるバイアスをAIで補正する評価ツール「Ai GROW」を導入
開校8年目にして難関大学合格者を総合型選抜入試で輩出
Institution for a Global Society 株式会社(本社 東京都渋谷区、代表取締役社長 福原 正大、以下 IGS)は、青翔開智中学校・高等学校(以下、青翔開智)に、学力以外の資質・能力を可視化する評価ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を、鳥取県初の事例として有償導入いただいたことをお知らせします。
同校の強みである「探究プログラム」で育成する「共成する力※1」や「飛躍力※2」は、数値では測り辛い「非認知能力※3」であるため、これまで生徒の自己評価で評価を行ってきました。このたび、より客観的に教育効果を可視化するため、生徒が能力を相互評価したうえで、評価に関わるバイアスをAIで補正する「Ai GROW」を導入いただきます。
※1 共成する力:青翔開智が定める、セルフコントロール・まきこみ力などを示す。
※2 飛躍力:青翔開智が定める、バイタリティ・ビジョンなどを示す。
※3 非認知能力:主体性、協調性、リーダーシップといった、数値では測りにくい能力のこと。 社会で活躍するために重要とされており、昨今、非認知能力を伸ばす教育が注目されている。
■ポイント
- 青翔開智は、「共成する力」「飛躍力」等を伸ばす、中高一貫の「探究プログラム」が強み。生徒は探究の研究結果を総合型選抜入試で活用。開校8年目にして、東京大学、早慶MARCH、海外大学などの難関大学合格者を輩出。
- 独自の学習評価を開発するなど、教育効果の可視化も進んでいる。
- 一般的に評価が難しい「非認知能力」にあたる「共成する力」「飛躍力」は、これまで生徒の自己評価のみだったが、より客観的に評価するため、生徒同士で評価し、バイアスをAIで補正する「Ai GROW」を導入。
- 鳥取県初の導入。6月24日(金)に、生徒約137名(高1:53名、高2:40名、高3:44名)が受検予定。
■Ai GROW 導入背景
<Ai GROWとは>
従来のペーパー・テストでは評価が難しい「資質・能力(思考力、判断力、表現力等)」を、AIを活用した公正な相互評価等を通して可視化する、評価ツールです。国内外250校以上に導入されています。
一般的に、相互評価は、評価者の甘辛傾向や忖度等、「不要な評価の偏り(バイアス)」が発生しやすいという課題があります。一方Ai GROWでは、評価傾向の甘辛や、評価者の質、スマホや端末で回答する際の指の動き・かかった時間などを踏まえた「評価の信頼度」をAIが分析した上で、評価結果を補正し、より公正な非認知能力の評価を実現しています。(特許技術)
- Ai GROWサービスサイト: https://www.aigrow.jp/aigrow
<青翔開智独自の探究プログラムと学習評価で、高大接続改革を実現>
この10年余りの高大接続改革で、高校までの学びが、大学での学びにつながっていない等の課題が議論されてきました。
これに対し青翔開智は、中高一貫の探究プログラムを通して生徒が好奇心に基づき進めた研究結果を総合型選抜入試で活用し、研究を更に深められる志望校に合格しています。その結果、開校8年目にして難関大学合格者も輩出しています。
<独自の学習評価を開発し、教育効果の可視化にも注力>
同校は、探究プログラムの実施だけでなく、生徒の主体的・自律的な学びを促進するために、独自の学習評価を開発。育成・評価する能力を「探究」・「共成」・「飛躍」(計37項目)と定め、自己評価・相互評価・教員評価を組み合わせ、IT技術で効率的なフィードバックを行うなど、教育効果の可視化にも力を入れています。
<非認知能力である、「共成する力」「飛躍力」の評価は難しい>
「認知能力」は、学力テスト等、評価方法がある程度確立され、相互評価も行いやすい領域です。同校の「探究力」(例:課題設定力・論理的思考力・表現力等)は、認知能力にあたります。一方、「共成する力」・「飛躍力」は、「他者と関わる力」や「自己に関わる内面的な力」などの「非認知能力」と呼ばれる領域であり、評価が難しいとされています。例えば相互評価をする際に、評価者の甘辛傾向や忖度が評価結果に影響を及ぼすため、公正な評価が難しくなります。
そのため、同校は「探究力」は教員評価だけでなく、生徒同士の相互評価も実施してきましたが、「共成する力」・「飛躍力」においては、これまで自己評価を中心としてきました。
<AIを活用した相互評価で、生徒の強みを客観的かつ公正に可視化>
これらの非認知能力の評価が難しい問題にAi GROWは対応できるため、このたび「共成する力」・「飛躍力」においてもより客観的な評価を実現することを目的として、AIを活用した相互評価ツールAi GROWを導入いただくこととなりました。
また、Ai GROWのレポートは、生徒の個性・強みがより幅広く公正に可視化できるため、総合型選抜入試等の場面で、自身の強みを客観的に捉え、アピールすることができます。
IGSは、同校のAi GROW導入によって、生徒の「共成する力」「飛躍力」がより客観的かつ公正に評価され、更なる成長につながるよう、支援してまいります。
<appendix>
■Ai GROW (アイ・グロー)とは
児童・生徒・学生の資質・能力と、教育効果を可視化する、教育機関向け評価ツールです。潜在的な性格診断(IAT)の他、能力評価の際に生徒の相互評価にAIの補正を加えることで、評価バイアスを極小化。資質・能力を定量化し、即時フィードバックが可能です。
2019年4月のリリース以来、250以上の学校が利用。経済産業省「未来の教室」実証事業、埼玉県戸田市の実証事業の教育効果検証に採用されている他、「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」、「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」(文部科学省)の効果検証にも活用されています。
- Ai GROWサービスサイト: https://www.aigrow.jp/aigrow
■青翔開智中学校・高等学校 概要
鳥取県鳥取市にある、併設型中高一貫制の私立中学校・高等学校です。建学の精神は「情熱と好奇心をもって物事を探究し、自律と協調の両立をはかり、共に成長し、たゆまぬ挑戦と努力の継続でさらなる飛躍を目指す事ができる有為な人材の育成を目指す。」を礎に、独自の探究プログラム・学習評価によって、生徒の「探究」「共成」「飛躍」の力を育成しています。
所在地:〒680-8066 鳥取県鳥取市国府町新通り3丁目301番地2
開校:2014年
- 学校サイト: https://seishokaichi.jp/
■Institution for a Global Society(IGS)株式会社 会社概要
「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」を企業パーパスに掲げるEdTech/HRTech企業。2021年12月29日に東証マザーズ(現・グロース市場)に上場。
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F
設立:2010年5月
資本金:388百万円
事業内容:AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供
- コーポレートサイト: https://www.i-globalsociety.com/
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