ケリングとカンヌ国際映画祭が2025年「ウーマン・イン・モーション」アワードをニコール・キッドマンに授与

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ケリングとカンヌ国際映画祭は、「ウーマン・イン・モーション」アワードをアカデミー賞、エミー賞、ゴールデングローブ賞、そして全米映画俳優組合賞受賞の女優兼プロデューサーのニコール・キッドマンに授与することを発表しました。映画や社会における女性の地位を向上させる女性アーティストを称えることを目的とし、「ウーマン・イン・モーション」アワードは、2015年からカンヌで授与されています。キッドマンは、2017年にカンヌ映画祭の特別賞である「第70回記念名誉賞」を受賞して以来、初めて同映画祭に戻ってきます。

「『ウーマン・イン・モーション』の記念すべき年に、このプログラムの精神をまさに体現するニコール・キッドマンへ授与するのは当然の選択でした。彼女の芸術的基準、揺るぎないコミットメント、そして映画における表現を変えるための具体的な行動は、ウーマン・イン・モーションが10年間にわたり支援してきたものを力強く表しています」

- ケリング会長兼CEO、フランソワ=アンリ・ピノー

「フランソワ、ティエリー(・フレモー)、イリス(・ノブロック)、ケリング・グループの友人たち、そしてカンヌ映画祭からこの賞をいただけたことは、本当に光栄なことです。これまでにこの栄誉を授かった素晴らしい女性たち、私が深く尊敬するアーティストや先駆者たちのリストに加わることができ、誇りに思います。カンヌ映画祭は30年以上にわたり私の人生の一部であり、ここで築いてきた数々の思い出に、この素晴らしい賞を加えることができ、大変嬉しく思います」 

- ニコール・キッドマン

ニコール・キッドマンは、その芸術的な大胆さと卓越した演技力でキャリアを築き、映画界において確固たる地位を確立しています。スタンリー・キューブリック、ジェーン・カンピオン、ラース・フォン・トリアー、バズ・ラーマン、ソフィア・コッポラ、ガス・ヴァン・サント、ハリナ・ラインなど、世界屈指の映画監督たちによる、『アイズ ワイド シャット』、『アザーズ』、『めぐりあう時間たち』、『ドッグヴィル』、『記憶の棘』、そして近年では『ベイビーガール』などの象徴的な作品で、複雑で力強い役柄を演じてきました。彼女は、独自の道を力強く歩むキャラクターを演じることで、ステレオタイプから脱却し、スクリーンにおける女性の表現を再定義することに貢献しています。

「ニコール・キッドマンは、計り知れない才能を持つ女優です。彼女の豊富なフィルモグラフィーは、彼女自身が丹念に作り上げたものであり、その卓越した心をかき乱すような演技は、現代映画の歴史に痕跡を残しています。彼女は、最も象徴的な監督たちと共に仕事をし、その多才さと限りない感受性を捧げて同部門できました。役柄ごとに、それぞれのキャラクター特有のニュアンス、強さ、そして欠点を巧みに表現し、束縛から解き放たれる女性たちを描いてきました」

- カンヌ国際映画祭総代表、ティエリー・フレモー

2010年に自身の製作会社ブロッサム・フィルムズを設立して以来、ニコール・キッドマンは意義深いプロジェクトを積極的に支援してきました。例えば「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」は2017年のエミー賞リミテッド・シリーズ/テレビムービー部門において作品賞を受賞し、キッドマン自身も家庭内暴力の被害者を妥協なく忠実に演じたことで、同部門で主演女優賞を受賞しました。ソフィア・コッポラ監督の『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』をカンヌ映画祭で発表した際、当時の映画業界における男女不平等を批判し、18ヶ月ごとに女性監督と撮影することを公約しました。それから8年が経ち、彼女はこの約束をはるかに超え、すでに19人の女性監督とコラボレーションしています。

「偉大な女優が数年の間に20人近くの女性監督と仕事をするということは、映画界における女性の才能がいかに活気にあふれ、生き生きとしているかを世界に示しています。ニコール・キッドマンは、これらのプロジェクト、そしてもちろん自身の製作会社を通して、脚本家、監督、そして物語を語る人々に、彼らが当然得るべき十分な注目を与えてきました。今年、ケリングと共に、この力強く、唯一無二で、揺るぎない現代的な声を称えることを誇りに思います」

- カンヌ国際映画祭プレジデント、イリス・ノブロック

ニコール・キッドマンは、芸術家としてのキャリアに加え、数十年にわたり社会活動家としても精力的に活動してきました。ユニセフとUN Womenの親善大使として、彼女はその影響力を活かし、世界中の女性と子どもの権利擁護に尽力しています。

カンヌ国際映画祭の公式パートナーであるケリングが2015年に創設した「ウーマン・イン・モーション」は、スクリーンの内外で創造性を牽引する女性たちにスポットライトを当てています。このプログラムは、アワード、トーク、ポッドキャストを中心に構成されています。2025年、この芸術と文化における平等への取り組みは10周年を迎えます。

ニコール・キッドマンについて
アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞、エミー賞を多数受賞したニコール・キッドマンは、1989年にフィリップ・ノイス監督のオーストラリアのサイコスリラー映画『デッド・カーム/戦慄の航海』で絶賛された演技で、初めてアメリカの観客の注目を集めました。キッドマンはその後、幅広い演技力と多才さで知られる、国際的に認められた受賞歴のある女優兼プロデューサーへと成長しました。

スティーブン・ダルドリー監督の『めぐりあう時間たち』でヴァージニア・ウルフ役を演じたキッドマンは、2003年、アカデミー賞主演女優賞を受賞。同作品はゴールデングローブ賞と英国アカデミー賞も受賞しました。また、バズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の『ラビット・ホール』、ガース・デイヴィス監督の『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』、アーロン・ソーキン監督の『愛すべき夫妻の秘密』での演技でアカデミー賞にノミネートされています。

その他の出演作には、『誘う女』、『プラクティカル・マジック』、『アイズ ワイド シャット』、『アザーズ』、『ドッグヴィル』、『記憶の棘』、『ペーパーボーイ 真夏の引力』、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』、『ストレイ・ドッグ』、『ある少年の告白』、『アクアマン』、『ノースマン 導かれし復讐者』、『ファミリー・アフェア』、『ホランド』などがあります。2021年には、アーロン・ソーキン監督の『愛すべき夫妻の秘密』でルシル・ボール役を演じ、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞、全米映画俳優組合賞、放送映画批評家協会賞にノミネートされました。最近では、ハリナ・ライン監督の『ベイビーガール』に出演し、ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞にて主演女優賞を受賞しました。

テレビでは、2012年にクライヴ・オーウェンと共演したHBO作品「私が愛したヘミングウェイ」でエミー賞、全米映画俳優組合賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされました。 2017年、キッドマンは、ブロッサム・フィルムズが共同製作総指揮を務めたリミテッド・シリーズ「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」でテレビ界に復帰しました。キッドマンは、その演技によりエミー賞、ゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞、全米映画俳優組合賞を獲得しました。「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」は、エミー賞、ゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞のリミテッド・シリーズ部門作品賞も受賞しました。同シリーズの第2シーズンは2019年6月に初放送され、製作チームは現在第3シーズンを企画中です。キッドマンが俳優および製作総指揮としてクレジットされているテレビの他の作品には、「THE UNDOING ~フレイザー家の秘密~」、「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」、「彼女達が、キレた時」、「エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~」などがあります。キッドマンはまた、テイラー・シェリダンやゾーイ・サルダナと共演したParamount+のオリジナルシリーズ「特殊作戦部隊:ライオネス」で主演および製作総指揮を務めています。最近では、キッドマンが主演を務め、ブロッサム・フィルムズが製作総指揮を手掛けたNetflixシリーズ「理想のふたり」が配信されました。この作品は配信開始後、数週間にわたりNetflix上で1位を獲得しました。キッドマンは次に、エグゼクティブ・プロデューサーも務める「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」シーズン2に出演予定です。

2006年1月、キッドマンはオーストラリア最高栄誉のオーストラリア勲章(コンパニオン)を受章しました。また、UN Womenの親善大使にも任命され、現在もその役職を務めています。夫のキース・アーバンと共に、スタンフォード大学の女性がんプログラムとヴァンダービルト・イングラムがんセンターのために、長年にわたり数百万ドルの募金活動を行ってきました。2017年には、カンヌ映画祭から、キッドマンの長年にわたる功績と映画祭への貢献が認められ、特別賞が授与されました。70年の歴史を持つカンヌ映画祭でこの栄誉を受けたのは、キッドマンを含めわずか8人だけです。2024年には、アメリカ映画協会(AFI)生涯功労賞の49人目の受賞者に選出されました。これは映画界最高の栄誉であり、オーストラリア人として初めて受賞しました。

ウーマン・イン・モーションについて

ケリングは、女性に対するコミットメントや取り組みを、グループの優先事項の中心に据えています。クリエイティビティこそが変革を生み出す最も強い力の一つであるものの、依然として男女間の不平等が顕著な芸術や文化の世界に「ウーマン・イン・モーション」プログラムは取り組んでいます。2015年、ケリングはカンヌ国際映画祭にて、カメラの前と後ろで活躍する女性たちに光を当てることを目的とし、「ウーマン・イン・モーション」を発足しました。以来、このプログラムは写真をはじめ、アート、デザイン、音楽、ダンスの分野にも活動を広げています。「ウーマン・イン・モーション」アワードでは賞を通じて、インスピレーションを与えた人物や新たな女性の才能を表彰しています。また、トークイベントやポッドキャストでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供しています。

2025年、「ウーマン・イン・モーション」の創設10周年を迎える年に、ケリングはアートとカルチャーの領域における女性への10年間のコミットメントを祝います。

先駆的なプログラムである「ウーマン・イン・モーション」は、芸術の世界を形作る才能と多様な声を強調します。この10年間は、グループが対話と行動の場を提供し続け、創造における女性の認識と影響力を促進するためのコミットメントにおいて重要な節目を示しています。

ケリングについて

ケリングは、ファミリーが率いるグローバル・ラグジュアリー・グループです。クチュール&レディトゥウェア、レザーグッズ、ジュエリー、アイウエア、ビューティの分野において、情熱と専門性をもつ人々が集い、創造的なラグジュアリーブランドを育む拠り所となっています。傘下には、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン、ジノリ1735に加え、ケリング アイウエア、ケリング ボーテがあります。ケリングは、その戦略の中核にクリエイティビティ(創造性)を掲げることにより、各ブランドが自らのクリエイティブな表現において新たな地平を切り拓き、未来のラグジュアリーをサステナブルかつ責任ある形で創造することを可能にしています。私たちはこの信念をシグネチャーに込めています── “Creativity is our Legacy”(受け継がれていく創造性)

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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区神宮前5-1-5
電話番号
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代表者名
ティエリ・マルティ
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年06月