自分にもしもの時・・・ペット飼育費などを遺したい。ペットのための「遺言サービス」提供開始
2020年、新たに飼育する「犬・猫」激増。自分にもしもの時・・・ペット飼育費などを遺したい。ペットのための「遺言サービス」2021年6月22日(火)から提供開始
三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:大山 一也)は、ペットのための遺言サービス「遺言信託(ペット安心特約付)」の提供を2021年6月22日(火)から開始します。本サービスは、犬および猫を飼育している方が、自分にもしもの事があった際にペットのお世話をしてくれる人への引き渡しや遺産からの飼育費のお渡しなど、ペットのための「遺言書の作成、保管、執行」を実現するサービスです。https://www.smtb.jp/personal/entrustment/succession/will/about.html#pet
*2 相続発生時にペットをお世話してくれる人に引き渡す事務を委任する契約(死後事務委任契約)を生前に締結します。
■コロナ禍でペットを飼い始めた人は、前年・前々年に比べて10ポイント以上増加
楽天インサイト株式会社が2021年2月に発表した「ットに関する調査」では、「2020年以降にペットを飼い始めた人」は19.9%で、2018年の8.4%、2019年の9.3%と比較して10ポイント以上、上回る結果となりました。また、ペットを飼い始めた理由については、2020年4月以降にペットを飼い始めた人の14.0%が「新型コロナウイルス感染症拡大の影響(おうち時間の増加、人と接する機会の減少など)」と回答するなど、新型コロナウィルスの影響でおうち時間が増加し、ペットに癒しを求める人が増えたことも起因していると思われます。一方で飼育放棄などの新たな課題も出てきており、コロナをきっかけにペットを取り巻く環境が激変していると言えます。
■飼いたいけど、自分の将来を考えると不安・・・?!
総務省の推計によると、2020年の65歳以上の高齢者人口は、3617万人で総人口に占める割合(高齢化率)は28.7%となりました。また、厚生労働省では2025年に65歳以上の高齢者数は、3657万人となり高齢化率は30.3%となると予測しています。このようにペットニーズが高まる傍ら、自分自身が高齢に迫ることで本当はペットを飼育したいけど自身の将来に不安があることで断念している方も多いかもしれません。実際、当社が2020年10月に50代以上で「犬・猫を飼いたいけど、事情があり飼えない、飼うのが難しい」という人を対象に、その理由を調査したところ「自身の年齢」と回答した人(犬45.9%、猫36.6%)が最多でした。
■ペットのための遺言で、ペットも飼い主も最期まで幸せな時間を。託す人には、遺産を遺すことも可能
三井住友信託銀行は、2021年6月22日(火)より、ペットのための遺言書作成、保管、執行を実現するサービス「遺言信託(ペット安心特約付)」の提供を開始します。本サービス(*3)では、飼い主が自分にもしもの事があった際にペットへの希望を書いた遺言書と、ペットの年齢や性格、健康、美容などペットのお世話してくれる人に伝えたいことを記す「ペット手帳」を当社で保管させていただき、お客さまのペットへの想いを一般社団法人安心サポートを通じて実現します。
周りにペットを託せる方がいる場合は、その方に想いを託すとともに、遺産の中から飼育費をお渡しすることも可能です。これは、遺言によって法定相続分と異なる相続分の指定ができるためです。また、ペットを託せる方がいない場合は、法人や団体等への遺贈も可能です。もしもの時に備えることで、その先の人生をペットと一緒に安心して楽しむことができるサービスです。
*3 対象となるペットは、犬と猫に限ります。
■犬/猫を「飼いたいが、事情があり飼えない、飼うのが難しい」人を対象に犬猫飼育の阻害要因を質問
N=1921、50~79歳が対象 2020年10月に調査実施
■財務コンサルタントとお客さまの会話から生まれたペットのための遺言サービス
ペットと飼うことは、人の健康面にも様々な影響を与えることが分かっています。2019年7月にForbesJAPANの記事内で、『米国疾病管理予防センターによると、ペットを飼えば特に高血圧の人やリスクが高い患者の間で、血圧とコレステロールが下がると信じられている。また米医学誌の血管系・介入性神経病学ジャーナル(Journal of Vascular and Interventional Neurology)に2009年に発表された論文によると、猫の飼い主は心筋梗塞や心臓血管系の病気で死亡するリスクが低い。さらに米国立衛生研究所(NIH)はいくつかの心臓関連の調査を基に、心臓発作に寄与する要因であるコレステロールや血圧、トリグリセリドが、ペットを飼えば低下すると結論づけている。』と触れられています。このように、高齢者にとってもペットは人生を楽しく送るうえで、非常に大切な存在といえることが分かります。今回発売する遺言信託(ペット安心特約付)は、ペットと楽しく過ごせるよう、もしもの時のペットの安全に備えておくために生まれた仕組みです。実は、本サービスは当社の愛猫家の財務コンサルタントが、お客さまとの会話の中で「ペットより先に自分にもしものことがあったらと思うと不安」という相談を受けたことから発起し、当社内の未来を創り出すビジネスプランコンテスト「未来創造フェスティバル(未来フェス)」に応募してサービス化を実現しました。
■人生100年時代の終活は、遺すだけではなく「生前を安心して、楽しむこと」も重要
-信託銀行のノウハウを活かして実現-
遺言信託(ペット安心特約付)は、遺言書や遺産などの仕組みを組み合わせた終活サービスです。これは、信託を扱う金融機関以外は提供することが難しく、当社ならではのソリューションとなります。人生100年応援部長の谷口は、以下のようにコメントしています。「当社では、様々な終活ソリューションをご提供しております。これまでの終活は、お葬式やお墓、財産処分など死後の処理に関するイメージが強かったかもしれません。もちろん、このような死後事務は引き続き充実したソリューションを提供させていただきますが、同時に、生前をもっと楽しく、安全安心に過ごしていただく人生100年時代の終活ソリューションも必要だと考えております。その一つが遺言信託(ペット安心特約付)です。お客さまの大切なペットに対する不安を少しでも払しょくし、飼い主さまもペットも双方にとって幸せな人生をサポートできると幸いです。」
■遺言信託(ペット安心特約付)概要
- 商品名 :遺言信託(ペット安心特約付)
- 提供開始日 :2021年6月22日(火)
- 取扱店舗 :三井住友信託銀行、関東圏・中京圏・関西圏の対象店舗
- 内容 :犬・猫に関する遺言の相談、遺言の作成のアドバイス、遺言書の保管、遺言の執行など
- 基本手数料 :44万円プランと99万円プランの2種類。その他、遺言保管料、変更手数料、執行報酬がかかります(※税込み金額)。
三井住友信託銀行と一般社団法人安心サポートでサポートします。
※1 三井住友信託銀行の遺言執行報酬や一般社団法人の報酬や実費等の支払を含みます。
■料金体系
プラン(1) 基本手数料をおさえたプラン | プラン(2) お支払い総額をおさえたプラン | ||
お申込み時 | 基本手数料等※ | 440,000円 | 990,000円 |
遺言書保管中 | 遺言保管料 | 毎年 6,600円 | 無料 |
遺言書変更時 | 変更手数料 | 55,000円 | 55,000円 |
遺言執行時 | 執行報酬 | 最低 1,100,000円 当社所定の執行報酬を申し受けます。 |
最低 330,000円 当社所定の執行報酬を申し受けます。 |
※ 遺言信託基本手数料にペット安心特約による追加基本手数料を加算した金額です。ペット2頭目から1頭ごとに55,000円が加算されます。別途、公正証書作成費用(公正証書遺言の場合)、戸籍謄本などの取り寄せに関する費用等が必要になります。基本手数料等は、中途解約された時や当社が遺言執行者の就任を辞退した時でも返戻されません。
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