RoktとmParticleが合併。リアルタイムの顧客データ活用を強化

ファーストパーティデータを保護し、EC、広告、消費者とのエンゲージメント全体の価値を最大化するプラットフォームを提供

Eコマーステクノロジーのリーディングカンパニー、Rokt（ロクト｜本社：米ニューヨーク、CEO：ブルース・ブキャナン）は 、2025年1月16日、顧客データプラットフォーム（CDP）のリーディング企業であるmParticleへの3億米ドルの投資を発表しました。このパートナーシップにより、EC、広告、顧客体験においてリアルタイムのレレバンス（関連性）を引き出すための卓越したソリューションが実現します。RoktのECにおける購入完了の瞬間のレレバンス向上における専門知識と、mParticleのリアルタイムCDPが統合され、顧客データの可能性を最大限に引き出すことが可能になります。RoktはCDPへの総投資額を倍増させ、mParticleのプロダクトロードマップの革新と実現を加速させます。

左：Rokt CEO兼共同創業者 ブルース・ブキャナン、右：mParticle by Rokt CEO兼共同創業者 マイケル・カッツ

Rokt CEO兼共同創業者 ブルース・ブキャナン コメント

「数十億件のEコマース取引を通じて、RoktそしてmParticleを利用している顧客のビジネス成果が最大50%向上することを目の当たりにしてきました。この統合により、すべてのクライアントに大幅なパフォーマンス向上を提供できるようになります。mParticleチームと力を合わせることで、我々のビジョンを加速し、最も重要な瞬間の価値を最大化することが可能になります。」

mParticle by Rokt CEO兼共同創業者 マイケル・カッツ コメント

「mParticleの使命は、顧客データ管理の複雑さを簡素化し、マルチチャネルブランドがどのスクリーン上でも顧客と意味のあるつながりを構築できるようにすることです。mParticleとRoktの能力を統合することで、両方の強みを活かした新しいソリューションが提供され、ブランドはリアルタイムでデータを活用して即座にビジネス成果を生み出すと同時に、顧客データ資産を完全に所有し管理することができます。」

合併後は、両社がデータプライバシーとコンプライアンスの基準を確立するというコミットメントに基づき、ブランドがファーストパーティデータを完全に管理できる状態を引き続き確保します。この統合の一環として、mParticleの創業者たちは引き続き事業に関与し、マイケル・カッツ氏はmParticleのCEOを継続、アンドリュー・カッツ氏はRoktの最高技術責任者（CTO）としてすべてのプロダクトにおけるイノベーションとデータセキュリティをリード、ジェイソン・リン氏はmParticleの最高プロダクト責任者（CPO）を継続します。この3名はすべてRoktの経営陣に加わります。

Roktは、前年同期比40%以上の収益成長を達成し、売上は6億米ドルに達しました。2024年には、AfterSellの買収と、広告主が広告費用対効果を最大化する新しい生成AIツール「ACE」のローンチを発表しました。さらにジャクリーン・パーセル氏を最高財務責任者（CFO）、クレア・サウシー氏を最高プロダクト開発責任者（CPDO）として経営陣に加えるなど、直近1年間におけるRoktの成長と新たな取り組みに続き、本合併に関する発表は今後のRoktの事業拡大を象徴しています。

Roktについて

Roktは、Eコマースのグローバルリーダーです。Eコマースにおける最も肝心なタイミング、すなわち顧客による購入の瞬間に、トランザクションにレレバンス（関連性）をもたらすことで、企業がさらなる価値を生み出すことを支援しています。11年をかけて築き上げられたRoktのAIプラットフォームとネットワークは、Live Nation、AMC Theatres、PayPal、Uber、Hulu、Staples、Albertsons、HelloFreshといった主要企業に利用され、世界中で年間数十億件ものトランザクションの最適化を支えています。米国ニューヨーク市に本社を構えるRoktは現在、北米、ヨーロッパ、日本を含むアジア太平洋地域の15カ国で事業を展開しています。

詳細については、Rokt.jpをご覧ください。

mParticleについて

mParticleは、マルチチャネルの消費者ブランドに選ばれるプラットフォームであり、HBO Max、Marks & Spencer、JetBlue、SoFiなどの世界的なブランドと協力し、あらゆるスクリーンやデバイスで重要な瞬間にインテリジェントで適応力のある顧客体験を提供します。mParticleの予測機能により、マーケティングチームは卓越した規模での成果を達成できる一方で、データチームのコンポーザビリティやデータガバナンスに関する要件も満たします。2013年に設立され、本社をニューヨーク市に置き、世界中に従業員を擁しています。