日比谷公園に永山祐子氏によるアップサイクルした遊具が登場
はなのハンモック
花の海の上に浮かぶ大きなハンモックです。ハンモックの網は廃棄予定の漁網を回収し、アップサイクルした糸から作られています。四方を海に囲まれた日本では特に海洋ゴミによる海洋汚染、生態系への影響が問題となっており、今回の会期終了後、網は廃棄魚網のリサイクル技術によって再び素材となります。そして一部は移設されるなど循環のデザインにのせていく試みです。ゆったりとハンモックに揺られ、花の香、陽の光や風を感じ、私たちの生活をとりまく自然環境に意識を巡らせてほしいという想いから生まれた作品です。
Playground Becomes Dark Slowly
会期:2024年4月27日(土)~5月12日(日)
会場:日比谷公園(千代田区日比谷公園)
時間:9:00~22:00 入場:無料・予約不要
https://www.tokyo-park.or.jp/special/2024art_hibiyapark/
本イベントは、キュレーターを山峰潤也氏が務め、「公園という都市の隙間の中で変化していく日の光を感じながら、自然への想像力を駆り立てること」をコンセプトに大巻伸嗣氏、永山祐子氏、細井美裕氏ら3名のアーティストによるアート体験を提供します。日中は永山祐子氏の「はなのハンモック」を中心としたプレイグラウンド、夜は光を放つ大巻伸嗣氏の「Gravity and Grace」、細井美裕氏がサウンドスケープの視点から日比谷公園の音を収集し、再構築した「余白史」など、一日を通して公園での新たなアート体験をお楽しみください。
永山祐子
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。JIA新人賞(2014)、World Architecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award 2023 Winner(2023)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。
http://www.yukonagayama.co.jp/
株式会社ジャクエツ
1916年創業。「未来は、あそびの中に。」をスローガンに、幼児施設向けの教材や遊具の製造販売をはじめ、園舎の設計施工や、近年は美術館などの公共施設や商業施設にも質の高いあそびの環境をデザインすることで、子どもの成長とともに大きく花開いていく『未来価値』を創造し続ける。
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