Embedded Blueとピクシーダストテクノロジーズ、企業オフィスにおけるアートの新しい導入方法を共同開発
共創プロジェクト「ART with iwasemi」企業空間での実証実験を開始

株式会社Embedded Blue(本社:東京都品川区、代表取締役:片岡奨)は、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長:落合陽一、代表取締役社長:村上泰一郎、以下 PxDT)と、共創プロジェクト「ART with iwasemi」を開始します。
本プロジェクトは、作品の裏側に音響制御技術「iwasemi OC-β 」*1を組み込み、壁面に設置することで、作品を壁に掛けるのではなく、空間の一部に機能として埋め込むという、アートの新しい導入方法を共同で開発する取り組みです。オフィスをはじめとする働く空間を対象に、2026年度内に実証実験を行います。本日より、検証に参画いただく企業の募集を開始します。
■ 背景
2024年の日本のアート市場の売上は1,031億円、世界市場に占める割合は1%でした *2(文化庁事業として実施された調査による)。アートが社会と接する面は、まだ限られています。
一方で、働く空間にアートがあることによる効果は、これまでの研究や調査で示されてきました。【引用データ①:職場のコミュニケーション・創造性に関する調査】【引用データ②:ストレス緩和に関する調査】
しかしながら、企業空間へのアート導入にハードルがあるのは、効果の問題ではなく、説明と理解が浸透していないことにあります。法人がアートを導入する方法は、完成した空間において、作品を壁に掛ける形が一般的です。設置は内装が仕上がったあと、工事の最後に検討されることが多く、この順番で扱われる限り、アートは装飾として位置づけられ、予算の見直しの際に最初に外れる項目になります。
これに対し、音環境の改善には既に予算と検討の場があります。ガラス面やコンクリート打ち放しを用いた設計が一般化し、Web会議が定着したことで、「声が響いて会話が聞き取りづらい」「音が漏れて集中できない」という状態は、内装設計における実務上の課題として扱われるようになりました。
作品が音環境の機能を担えば、アートは内装や音環境と同じ段階で検討できるようになります。掛けるものから、埋め込むものへ。設置の考え方と扱いが変われば、アートが置かれる場所、検討プロセスが変化するものと考えています。
■ 今回開発する設置方法

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これまで一般的だった設置 |
今回開発する設置方法 |
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導入方法 |
壁に掛ける、置く |
作品の裏側に吸音構造を組み込み、壁面設置 |
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予算の扱い |
装飾として検討される |
環境整備の一部として検討できる |
第一弾として、人の会話の中心帯域(500〜1000Hz)の残響を抑える「iwasemi OC-β」を用いたアート設置ソリューションを実証します。オフィス・ホテル・商業施設・医療福祉施設への設置を進め、設置前後の残響時間の測定と、その空間を使う方への評価を組み合わせて検証します。
設置方法として開発するため、特定の作品に限らず、他の作品や異なる空間にも展開できる形を目指します。
■ 両社の役割

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担当領域 |
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PxDT |
音響制御技術「iwasemi OC-β」の提供、吸音構造の設計、音響測定・データ解析 |
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Embedded Blue |
設置方法の設計、空間コンセプトの立案、アーティストのディレクションと制作管理、鑑賞体験を含む設置計画、利用者評価の設計と分析 |
技術検証はPxDT、作品と設置の設計はEmbedded Blueが担い、両社で仕様を確定させます。
■ 検証に参画いただく企業の募集
<対象となる空間の例>
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オフィス・ワークプレイス:会議室の反響音低減、オープンエリアの雑音抑制・集中力向上
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ホテル・施設ラウンジ:上質な静けさの演出、プライバシーに配慮した会話環境
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店舗・商業施設:滞在快適性の向上、ブランド世界観の表現
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医療・福祉・教育施設:内省・学習に集中できる落ち着いた音環境の構築
<募集内容>
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アート吸音パネルの期間限定設置(期間:1か月~3ヵ月)
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効果測定(音響データ計測・アンケート調査等)へのご協力
<募集期間>
本リリースから1か月間を予定しております
※応募状況によって、早期募集終了の可能性があります。
<導入メリット>
対象空間の音環境課題を評価・改善できるほか、最先端技術×アートの先進事例としてPR活用が可能です。
<設置条件>
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対象空間:会議室、ラウンジ、オープンエリアなど、音の反響・雑音が気になる空間
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壁面仕様:設置のため、ビス留め(ビス打ち)が可能な壁面であること(石膏ボード+下地、木壁など)
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アンケート協力:設置空間の利用者20名以上によるアンケート調査(設置前後の体験評価)へのご協力
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音響計測協力:設置前後の音響データ計測(事前・事後の2回、各10〜15分程度)へのご協力
<導入・検証の流れ>
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設置前計測(約10〜15分:スピーカーを設置して残響時間を測定)
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設置施工
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実運用・効果測定(約1ヶ月間の運用および20名以上へのアンケート実施)
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分析レポートのご提供(運用終了後2週間〜:定量的データとアンケート結果をまとめたレポートをお渡し)
応募・お問い合わせ方法
下記問い合わせフォームよりご連絡ください。
問い合わせフォーム:https://x.gd/wRoss
■ 代表からの本プロジェクトに関するコメント
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 村上泰一郎
私たちが目指しているのは、先端技術が『いかにも技術然としてそこにある』のではなく、空間に自然に溶け込み、いつの間にか人々の課題を解決している世界です。独自の音響メタマテリアル技術『iwasemi』は、まさにそうした思想から生まれ、空間に心地よい『閑さ』をもたらすプロダクトです。今回、Embedded Blue社との共創により、『iwasemi OC-β』の機能性がアートの持つ美的な価値と結びつき、音の反響を抑えながら空間の意匠性やブランド表現を高める『アート×吸音』という新しい表現が可能になりました。この新しい空間づくりに、ぜひ多くの企業・施設の皆さまとご一緒できることを楽しみにしています。
株式会社Embedded Blue 代表取締役 片岡奨
Embedded BlueとPxDTは、2026年度内に複数の空間で検証を行い、得られた知見をもとにアートの導入と設置の考え方を刷新します。今回の検証を経て、いかなる用途の空間にも適用できる形とすることを目指し、Embedded Blueが手がける企業向けのアート導入における選択肢の一つとして展開することを視野に入れています。
■ 利用技術「iwasemi OC-β」について
iwasemi OC-βは、音響メタマテリアル技術を応用し、人の会話音の中心帯域(500〜1000Hz)に着目して音の反響を抑える吸音モジュールです。表装材の裏側に自由に組み込める構造により、吸音の位置づけを「貼る」対策から「組み込む」設計へと移行させます。2026年3月発売。
サイズ:W140×H140×D38mm 製品紹介ページ:https://iwasemi.com/
■ ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について
商号:ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
所在地:東京都中央区八重洲二丁目2番1号
代表取締役:落合 陽一、村上 泰一郎
会社設立:2017年5月
URL:https://pixiedusttech.com/
■ 株式会社Embedded Blueについて

アートギャラリーの運営やアートプロジェクトの開発を起点に、社会とアートの新たな接点をつくる事業を展開しています。不動産・都市開発・企業ブランディングなど複数の領域を横断し、アーティスト、企業、行政、金融機関をはじめとする多様なステークホルダーと協働。アートを基軸とした新たな社会の仕組みづくりに取り組んでいます。アートギャラリー「EVERANDART」を運営、また、渋谷駅前エリアマネジメントによるアーティスト公募プロジェクト「TYPELESS」の企画・運営を担うなど、アートを都市や企業、人々の暮らしへと接続する多様なプロジェクトを手がけています。
商号:株式会社Embedded Blue
所在地:東京都品川区小山1-8-11
代表取締役:片岡 奨
設立:2021年4月
URL:https://www.embeddedblue.com/
*1 iwasemi及び関連するロゴは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の商標又は登録商標です。
*2 ユニバーサルアドネットワーク株式会社「The Japanese Art Market 2025」より
※記載されている会社名、ロゴ、システム名、商品名、ブランド名などは、各社の商号、登録商標、または商標です。
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