Back Market、2024年における日仏米リファービッシュ品の価格動向を発表
1年間、世界で最も価格が下がった商品は「iPhone SE 第3世代」、日本では33.6%の価格減に。日本のタブレットにおいては「iPad 10.2」が21.7%の価格減に
世界最大級のリファービッシュ電子機器に特化したマーケットプレイスであるBack Market Japan株式会社(本社:東京都渋谷区 以下、Back Market)は本日、2024年1月1日から2024年12月31日の間に、日本、米国、欧州のBack Marketで取り扱っているリファービッシュ品の販売データをもとに作成した「2024年のリファービッシュ品価格動向」を発表します。リファービッシュ品とは、中古品として回収された電子機器を専門家が検査・クリーニング・修理し、全ての機能で正常作動が確認されている整備済製品です。
本価格動向データは、リファービッシュ品のiPhoneおよびiPadを含んでおり、iPhoneはmini, Plus, Pro, Pro Maxを含むiPhone 12からiPhone 15、iPhone SE 第2世代、iPhone SE 第3世代の商品を対象としており、iPadにおいては10.2から12.9までの商品を対象としています。価格データは、対象のリファービッシュ品の各グレードの平均価格を算出しており、2024年1月における平均価格を基準とし、各月ごとの価格下落率を比較しています。
■日本国内における価格下落率ランキング
順位 |
商品名 |
2024年1月の平均価格 |
最大下落時の平均価格 |
1位 |
iPhone SE 第3世代 |
58,520円 |
38,872円(33.6%減) |
2位 |
iPad 10.2 |
45,299円 |
35,475円(21.7%減) |
3位 |
iPhone 13 |
87,768円 |
70,744円(19.4%減) |
4位 |
iPad 10.9 |
85,436円 |
68,964円(19.3%減) |
5位 |
iPhone 14 |
105,467円 |
87,029円(17.5%減) |
■日仏米、iPhoneシリーズ全体において最大下落時の平均で15%の価格減少に
「毎年9月のiPhone新ラインナップ発売時」が世界のリファービッシュ品価格に大きく影響
日仏米のリファービッシュiPhoneにおける平均価格の比較表では、特にiPhone 16が発売された9月前後に大きな動きを見せており、最大価格下落時の平均で15%の価格減少を記録しました。特に8月から12月までの4か月の間で、各国でiPhoneシリーズの価格が平均9%程度の下落幅を見せており、iPhoneの新ラインナップ発売タイミングがリファービッシュ品の価格動向に大きな影響を与える結果となりました。特に日本市場では、円安の影響を受けて新品スマートフォンの価格が上昇する中で、中古市場に対する需要が増加したことによる価格競争が値下げの一つの理由であると推測されています。
■世界で価格下落が特に目立った機種はiPhone SE 第3世代とiPhone 14
日本においてもiPhone SE 第3世代が、1年間で最も価格が下落(33.6%の価格減少)
iPhoneの機種別における平均価格の比較表においては、iPhone 14とiPhone SE 第3世代の機種が、各国で最も高い価格の下落率を記録しました。その背景には、両機種とも発売から2年以上経過し、多くのユーザーは2〜3年ごとに新機種へ移行する傾向が高く、新機種の発売に伴い旧モデルを手放す動きが活発化します。その結果、中古市場での流通量が拡大し、市場への供給が増加したことで価格競争に繋がったと推測されています。
日本国内の機種ごとにおける平均価格の比較表では、iPhone SE 第3世代が価格下落率1位を記録し、続いてiPhone13、iPhone14がランクインしています。特にiPhone SE 第3世代は、iPhoneの新ラインナップ発売前の1月から9月にかけて継続的に価格が下落し、最大で33.6%の下落率となっています。SEシリーズは小型サイズのスマートフォンが好まれるといった日本独自のトレンドがあり、引き続き多くの需要が見込まれています。また第2世代、第3世代ともに3万円以上の下落*をしており、2025年には第4世代の発売が予想されているため、さらなる価格下落が推測されています。
*Back Marketプレスリリース発表(2024年12月)を参照
■iPadは新品ラインナップ発売がなかった翌年が買い時?日本ではiPad 10.2が21.7%の価格減へ
日仏米のリファービッシュタブレットにおける平均価格の比較表では、最大価格下落時の平均で約15%の価格減少を記録しました。日本の価格推移では、他国と比較し年間の下落率は低いものの、昨年10月のApple Intelligenceを搭載した新しいiPad miniの発表があった10月の前後である9月~12月の下落率で比較すると、約4%減と最も下落していました。日本の機種別の下落率では、iPad 10.2が21.7%の価格下落率を見せており、iPadもiPhoneと同様に、新ラインナップの発表が日本国内の価格下落率に大きな影響を与えることがわかります。
2024年にiPadの価格が下がり続けた理由として、2023年に一度もiPad新ラインナップが発売さていなかったため、その反動で2024年の新ラインナップを購入する人が増えた結果、機種変更で買取市場に出されたiPadが増加したためと推測されています。
■日本の価格下落率ランキング第1位(最大下落率33.6%):
商品名:iPhone SE (2022)
販売価格:¥29,096~
新品発売時価格:¥57,800~
購入者のクチコミ
Bグレードを購入しましたが、今のところ何の不自由もなく使えています。見た目も新品同様に綺麗でとても満足しています。また、利用したいと思いました。
■日本の価格下落率ランキング第2位(最大下落率21.7%):
商品名:iPad 10.2インチ
販売価格:¥25,800~
新品発売時価格:¥34,000~
購入者のクチコミ
このお値段で購入でき大変満足してます。
Appleサポートにてバッテリーの容量を確認したところ90%以上残っており、とても安心しました。またApple製品を購入する際はぜひ利用させていただきます。
■日本価格下落率ランキング第3位(最大下落率19.4%):
商品名:iPhone 13
販売価格:¥54,457~
新品発売時価格:¥98,000~
URL:https://www.backmarket.co.jp/ja-jp/p/iphone-13-128-sim/48b3df89-a4dd-48b6-aeff-b0b4a53bb614?l=12#
購入者のクチコミ
コスト重視でCランクにしましたがバッテリー残量98%でした。画面には目立った傷も無く綺麗です。注文から発送までも対応が早いため控えめに言って満足です。
■Back Market Japan株式会社について
Back Marketは、2014年11月にフランスで設立されたユニコーン企業であり、携帯電話やパソコンなどの電子機器のリファービッシュ品(整備済製品)を取り扱う世界最大級のマーケットプレイスです。現在は日本を含むアジア、欧州、米国など世界18ヶ国で事業を展開しています。リファービッシュ品とは、中古品として回収された電子機器を専門家が検査・クリーニング・修理し、全ての機能で正常作動が確認されている整備済製品です。Back Marketでは販売業者に対する厳格な審査、新しい機器のリファービッシュ方法に関するノウハウ共有、品質と価格の最適なバランスに基づいて販売商品を提供する独自のアルゴリズムの開発などを通じて、リファービッシュ品の高い品質の維持に努めています。購入者に対しては、より安心してリファービッシュ品を購入できるように、12ヶ月の動作保証と30日間の返金保証を無料で自動付帯となっており、新品以下の価格かつ、中古品以上の品質と保証を持ち合わせたリファービッシュ品の普及に取り組んでいます。
Back Marketでは、サステナブルで環境に優しい事業・活動を続けていくことを企業ミッションとして掲げており、2023年4月には「B Corporation(B Corp)」認証を取得しています。リファービッシュ品は新品と比較した場合、製造プロセスにおける原材料の使用量、水の使用量、電気電子機器廃棄物の発生量、大気中への二酸化炭素排出量の全項目において約10分の1となることから、リファービッシュ品の市場拡大を通じて、環境への負荷を低減することを目指しています。
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