~ 革新的な技術・ビジネスプランを発掘するベンチャーアワード ~ 関西みらい銀行主催『みらいWay』で、Thinkerが優秀賞を受賞
“指先で考えるロボットハンド”で協働ロボットの革新を目指す株式会社Thinker(読み:シンカー、本社:大阪府大阪市、代表取締役兼CEO:藤本弘道、以下Thinker)は、2024年6月13日(木)に実施された関西みらい銀行主催のベンチャーアワード『みらいWay』において優秀賞を受賞いたしました。
『みらいWay』は「革新的な技術やビジネスモデルに挑戦し、世界に向けて新たな価値を提供していくベンチャー企業」「地域を牽引し、みらいを創造していく先進的なベンチャー企業」を発掘し、特別な育成支援を提供するプログラム。「革新的なビジネスプランを大募集」との呼びかけに対して118社もの応募があったなか、近接覚センサーTK-01を中心に展開するThinkerの事業が高く評価されたかたちです。
CEOの藤本が決勝ピッチでも指摘したように、Thinkerの近接覚センサーTK-01を用いれば、ばら積みの物をつかんだり、不定形物を取り扱ったりと、これまでのロボットハンドには難しいとされてきた作業ができるようになります。同時にティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の簡易化も可能なことから、導入コストが大幅に軽減され、労働力不足に悩む現場へのロボット活用の促進にも貢献。すでに800社を超える企業から、お問い合わせやご相談をいただいており、現場への実装準備も進んでいます。
なお、受賞した近接覚センサーを用いたロボットハンド「Think Hand F」は、Thinkerが出展する世界最大級のモノづくり展「第36回 ものづくり ワールド [東京]」でご覧いただくことができます(2024年6月19日(水)~21日(金)、東京ビッグサイトで開催。弊社展示ブース番号:東6ホール E59-22)。ピッキングのデモンストレーションを実施しておりますので、ぜひお立ち寄りください。
■関西みらいベンチャーアワード『みらいWay』
「革新的な技術やビジネスモデルに挑戦し、世界に向けて新たな価値を提供していくベンチャー企業」
「地域を牽引し、みらいを創造していく先進的なベンチャー企業」を発掘し、特別な育成支援を提供するプログラム。応募数118社の中から選考を突破した10社のファイナリストが、関西の「みらい」を「つくる」ビジネスプランをピッチで披露。
https://www.kansaimiraibank.co.jp/hojin/miraiway/2024/
■第36回 ものづくり ワールド [東京]
日本最大級の製造業の展示会。出展社数2,100社、来場者数72,000名を予定。国内外の製造業の設計、開発、製造、生産技術、購買、情報システム部門の方々と活発に商談が行われる展示会です。
主催:RX Japan株式会社
会期:6/19(水)〜6/21(金) 10:00 - 18:00(最終日のみ17:00終了)
会場:東京ビッグサイト 東ホール・南ホール(弊社ブース番号:東6 E59-22)
公式URL:https://www.manufacturing-world.jp/tokyo/ja-jp.html
■近接覚センサーTK-01
Thinkerが提供する新しい方式を用いたセンサー。カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサーです。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができます。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されています。
○近接覚センサーTK-01の紹介動画(YouTube):
https://youtu.be/9ngE1IxFgHw
〇動く対象物をセンシングすることで把持部が追従する動画(YouTube):
https://www.youtube.com/watch?v=MtwL4D1kWuU
■ロボットハンドThink Hand F
独自のセンシング技法によって、死角とされてきた部分の認知をも可能にする「近接覚センサーTK-01」と、“指”の関節を柔軟に保つフローティング機構※ を搭載した次世代型のロボットハンド。
【特徴】
・“指先”によって「まさぐる」ことで、ばら積み部品のピッキングをカメラレスで実現・フローティング機構※ を搭載することで、“つき指”による作業停止や故障などを回避・“つかみ損ね”を瞬時に検知でき、素早いリトライで、タクト時間を削減
※ フローティング機構……対象物とロボットハンドの縦方向、横方向の位置のギャップを埋めるために、ばねを介して力を吸収する機構。Think Hand Fの機構はThinkerの取締役で、大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教が独自に研究・開発。柔軟な関節と、3次元の変位計測が可能な近接覚センサーを組み合わせることで、カメラレスで対象物の形に合わせてつまみ上げることを可能にしました。自動化システムのトータルコスト低減にも貢献。
まさぐりながら、ねじをつかむThink Hand Fの動画
https://www.youtube.com/watch?v=vQnO19o8VaQ&t=15s
■会社概要
名称 : 株式会社Thinker
住所 : 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1−3 大阪センタービル6F-188
代表者 : 代表取締役兼CEO 藤本 弘道
設立 : 2022年8月
企業説明: 大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教(当社取締役)が開発した「近接覚センサー」の販売および、同製品を活用したソリューション提案を行っています。その場、その場に応じて、自分で判断する“思考力”をロボットに持たせることで、ヒトと一緒に働く協働ロボットの世界に革新を起こします。
URL : https://www.thinker-robotics.co.jp/
備考 : 社名のThinkerには「考え抜く集団」「考えるロボット」「ロボットの進化(シンカ)を加速させる」といった思いを込めています。
■関連リンク
・「手先のイノベーション」を起こせ、産業用ロボットの可能性開く赤外線型の近接覚センサー
(MONOist 2023年10月19日)
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2310/05/news002.html
・“指先で考えてつかむ”次世代型ロボットハンド開発に着手
(PRTIMES 2023年7月31日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000106143.html
・動作時の死角を補う第六感センサー、独自のハードとAIで透明物体も逃さない
(日経クロステック 2022年9月13日)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02183/00002/
・ロボットの視覚・触覚を補う“第六感”、阪大小山助教が開発「近接覚センサー」
(日経クロステック 2022年2月28日)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nmc/18/00011/00158/
・小山佳祐公式サイト
https://kk-hs-sa.website/
■株式会社Thinkerへのお問い合わせ
お問い合わせページ:https://www.thinker-robotics.co.jp/contact/
Eメール:info-web[at]thinker-robotics.co.jp
※[at]を@に変えて入力ください。
件名に貴社名、本文にご担当者情報[(1)法人名、(2)部署、(3)氏名、(4)メールアドレス、(5)企業URL]とお問い合わせ内容をご記入のうえ、送信ください。
公式ウェブサイト:https://www.thinker-robotics.co.jp/
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