将来宇宙輸送システム株式会社、みやこキャピタル・Angel Bridge・SMBCベンチャーキャピタル・MOL PLUS等を引受先とする総額3.6億円の資金調達を実施

宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業である将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役 畑田康二郎)は、みやこキャピタル、Angel Bridge、SMBCベンチャーキャピタル、MOL PLUS等を引受先とする第三者割当増資により、総額3.6億円の資金調達を行いましたので、お知らせします。

資金調達の背景

当社は「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」というビジョンを掲げ、完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)を用いた高頻度宇宙輸送を2040年代に行うことを最終目標とし、2028年までに再使用型の人工衛星打上げ用ロケットの開発に取り組んでいます。

2023年8月には、インキュベイトファンドをリード投資家として、アニマルスピリッツ、電通ベンチャーズSGPファンド等を引受先として5.5億円の資金調達を行ったほか、同年9月には、文部科学省中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR フェーズ3)宇宙分野(事業テーマ:民間ロケットの開発・実証)に採択されました(交付額上限20億円)。

今回、研究開発の進捗を踏まえて今後のさらなる成長に向けた財務基盤の強化を行う観点から、複数の新規投資家から資金調達を行う運びとなりました。今回の調達の結果、累計資金調達額は12.2億円となりました。

今回加わった主な新規投資家


みやこキャピタル

みやこキャピタルは、京都大学をはじめとするアカデミア・研究機関の先端的な知的資産を活用する研究開発型スタートアップ企業への投資を行うとともに、研究成果の社会実装に繋がる産学連携活動などの成長支援を通じて、次世代の有力産業・イノベーションを創出する独立系ベンチャーキャピタルです。

この度、畑田CEOの卓越したリーダーシップの下、将来宇宙輸送システム株式会社が飛躍的な成長を遂げられる事業の基盤が整備されたと判断し、投資を決定しました。

岡橋寛明 みやこキャピタル パートナー 代表取締役社長

この度、将来宇宙輸送システム株式会社における技術開発、ビジネスがさらに大きく進展していく局面においてご縁を頂くことができたことを大変嬉しく思います。

国内外における地政学的な環境変化や各種の技術革新により、高頻度・単段式・往還型の宇宙輸送機の技術を活用した各種事業はあらゆる産業・公共政策分野で増しつつある中、将来宇宙輸送システム株式会社のソリューションは不可欠なものとなっていくものと大いに期待しております。

産官学連携の更なる支援などを通じて、今後の益々の発展に貢献し、我が国を代表する宇宙・ロケット領域のスタートアップ企業としての成長を後押ししながら伴走してまいります。


Angel Bridge

Angel Bridgeは、「資金を正しく投下し、正しく働かせ、日本発のメガベンチャーを多数生み出す」というミッションを掲げ、メガベンチャーを再現性高く生み出し、生産性の向上と産業の創出を行うことで、日本のGDP向上に大きく貢献することを目指す独立系VCです。

今回、将来宇宙輸送システム株式会社の取り組みを「巨大な産業へ成長しつつある宇宙開発市場において、メガベンチャーになる高いポテンシャルがある」として投資を決定しました。

河西佑太郎 Angel Bridge 代表パートナー

この度、将来宇宙輸送システム株式会社に投資させて頂きました。

再使用型ロケットの開発というチャレンジは一見非常に高いハードルに思えますが、IT開発の手法を用いた”プロジェクトリーダー”として優れた技術を取り込みつつ急速に開発を進める同社の取り組みを目の当たりにすると、決して夢物語ではなく十分に目指せる将来であると感じさせられました。

畑田CEOをはじめとしたチームの並々ならぬ熱量は周囲に伝播しており、官民問わず多くの方の力強いサポートも獲得できています。このチームであれば日本の宇宙産業を立ち上げ、牽引していくメガベンチャーに成長できると確信しています。

Angel Bridgeは、将来宇宙輸送システム株式会社を全力でご支援してまいります。


SMBCベンチャーキャピタル

SMBCベンチャーキャピタルは、三井住友グループを主要株主としてベンチャー投資を20年超にわたって続けてきたVCであり、長期的な視野に立った投資を行っています。直近ではQPS研究所やアストロスケールなどIPOを実現した宇宙スタートアップへの投資も行った実績を有しています。

今回、将来宇宙輸送システム株式会社が目指すビジョン実現を一層加速させていく観点から投資を決定しました。

中野哲治 SMBCベンチャーキャピタル 投資営業第一部 部長

この度、将来宇宙輸送システム株式会社に出資させて頂く機会を頂戴しとても嬉しく思います。

将来宇宙輸送システム株式会社はデータドリブンかつアジャイルな開発手法により、日本のロケット開発の根底から変えるチャレンジを行なっています。

畑田CEOの温厚な人柄の内に秘めた宇宙ビジネスに対する熱い思いに大変感銘を受け、同氏が率いる当社なら今後の日本の宇宙ビジネスを背負って立つ存在になれると確信しております。


MOL PLUS

MOL PLUSは、商船三井が「海運業と社会に新しい価値をPLUSする」をミッションとして2021年に設立した国内海運業界唯一のコーポレートベンチャーキャピタルです。中長期的な視点で、海運業のビジネスモデル変革や新規事業創出を実現し得るアーリー、ミドルステージのスタートアップ企業を中心に国内外幅広く投資を行っており、スタートアップ企業の社会実装を事業連携の視点でも支援しています。

今回、商船三井グループのリソースを活用して将来宇宙輸送システム株式会社が目指す宇宙輸送システムの社会実装を支援し、海運・海洋分野での新しい産業を一緒に作っていく観点から投資をさせて頂きました。

阪本拓也 MOL PLUS CEO

将来宇宙輸送システム株式会社の取り組みは、1社単独で取り組むものではなく、関連する産業から、知恵や知見を出し合いながら推進するものです。

私たち、MOL PLUSは、海運業・海洋事業を推進する立場から、同社が実現したい世界観に共感し、お話を重ねる中で、私たちの強みも活かし共に推進できる取り組みであると確信しました。これからの壮大な挑戦の取り組みが楽しみです。末永くよろしくお願いいたします。

将来宇宙輸送システム株式会社 代表取締役 畑田康二郎 コメント

今回の資金調達では、将来的な成長の加速を見据え、ディープテック投資に強みのあるみやこキャピタル様やAngel Bridge様、事業面での連携を視野に入れてSMBCベンチャーキャピタル様やMOL PLUS様を新規株主として迎え入れることができたことを大変嬉しく思います。

宇宙産業を日本の基幹産業へと成長させていくための鍵は宇宙輸送の高頻度化であり、当社はその実現に向けて研究開発を加速してまいります。

資金調達の目的・使途

今後の開発計画を見据えて財務基盤の強化に取り組むことが主な目的です。今回加わった新規投資家とも連携しながら、研究開発及び事業開発に取り組み、国際競争力のある宇宙輸送サービス実現を目指します。

■当社は積極的に人材採用を行っています!
日本から、宇宙に行きたい。
私たちは挑戦します。
航空宇宙技術 × 異業種の知見 × バックキャスト思考
将来を見据えて、新しい産業を創る。
人生を賭けて挑戦する価値のある仕事をしよう。

採用ページはコチラ
https://www.wantedly.com/companies/company_9146989

事業連携などのご相談はコチラ
https://innovative-space-carrier.co.jp/contact/

■当社では宇宙旅行の「先行申込」を受け付けています

こちらのリンクより、お申し込みください。
https://forms.gle/TDc8HpdcR2zCU41t9

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会社概要

URL
https://www.innovative-space-carrier.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋1丁目4−1 日本橋一丁目三井ビルディング5階
電話番号
-
代表者名
畑田 康二郎
上場
未上場
資本金
12億2000万円
設立
2022年05月