【初心者ガイド】結局どのAIを使えばいい?リスキリング調査で判明した「学べない本音」と4つの主要AI解説
会社員300名への調査で、リスキリングに関心はあるものの「取り組めていない」実態が明らかに。AI・生成AIスキルへの関心や学び直しの課題を紹介します。
エフアンドエムネット株式会社(本社所在地:大阪府吹田市、代表取締役社長:上枝康弘)は、管理部門向けのビジネスメディア「労務SEARCH(労務サーチ)」にて、企業で働く男女300名を対象に、リスキリングに関するアンケート調査をおこないました。

調査背景
近年、生成AIの普及や働き方の変化により、会社員の間でも「リスキリング」への関心が高まっています。特にAI・生成AIスキルは、業務効率化やキャリア形成に直結する分野として注目されています。一方で、「学び直しに取り組みたい」と感じていても、何を学べばよいのかわからない、時間や費用の確保が難しいなど、実際の行動につながっていない人も少なくありません。
今回労務SEARCHでは、リスキリングに関するアンケート調査を実施しました。これからも労務SEARCHでは、管理部門の悩みを解決できるようなアンケート調査を実施し、バックオフィス業務に役に立つ、価値のある情報を発信してまいります。
■■当調査の引用・転載に関するお願い■■
当調査のデータを引用・転載する場合には、必ず「出典:労務SEARCH(https://romsearch.officestation.jp/report/56160)」と表記いただきますようお願いいたします。
主な調査結果
・約半数が「取り組みたいができていない」
・学び直しで選ばれるスキル1位はAI・生成AI
・最大の壁は「何を学べばよいかわからない」
・副業・フリーランスを視野に入れる人が4割
・企業のリスキリング支援、6割が「不十分」
・国の支援制度、6割超が名前すら知らない
● 約半数が「取り組みたいができていない」

リスキリングへの取り組み状況を尋ねたところ、「取り組みたいが、できていない」が49.0%と最も多く、「少しずつ取り組んでいる」34.3%、「必要性を感じていない・考えていない」8.7%、「積極的に取り組んでいる」8.0%という結果になりました。
実際に取り組んでいる人(積極的+少しずつ)を合わせると42.3%。一方で「意欲はあるが行動できていない」層が約半数を占めるという構図が浮き彫りになりました。リスキリングは「やりたい気持ちはある」が現実の壁に阻まれている、という状態が多くの会社員の実態と言えるでしょう。
● 学び直しで選ばれるスキル1位はAI・生成AI
リスキリングに取り組んでいると回答した方に、習得しているスキルの分野(複数回答)を聞くと、最も多かったのは「AI・生成AIの活用スキル」が30.7%、次いで「IT・デジタルスキル(プログラミング・データ分析など)」18.7%、「語学(英語など)」14.7%、「専門資格・国家資格」13.3%、「ビジネス・マネジメントスキル」11.3%と続きます。
AI・生成AIスキルが断トツの1位に挙がっている点は時代を象徴しています。IT・デジタルスキルと合わせると約5割を占めており、デジタル系スキルへの関心の高さが際立ちます。
人事側が学び直しを促進する際も、「何を学ぶか」だけでなく「学んだことをどう証明し評価するか」という仕組みをセットで設計することが重要です。

● 最大の壁は「何を学べばよいかわからない」

「取り組みたいができていない」と回答した方に、その主な理由(複数回答)を聞くと、「何を学べばよいかわからない」が32.9%でトップ。「時間がない」24.1%、「モチベーションが続かない」15.9%、「費用がかかる」15.3%、「学んでも社内で活かせる場がない」6.5%と続きます。
最大の障壁が「時間」や「費用」ではなく、「何を学べばよいかわからない」という方向性の不明確さであることは注目に値します。会社員が学び直しへの意欲をもちながらも、自身のキャリアゴールと学ぶべきスキルを結びつけられていない状況が透けて見えます。
人事としては、研修制度の整備だけでなく、1on1やキャリア面談を通じた「個人の目標と学びの接続支援」に力を入れることが急務です。また、「AIを学びたいけど何から?」という疑問に答えるうえでも、まずはAIの種類や得意分野を知ることが出発点になります。
● 副業・フリーランスを視野に入れる人が4割
今後5年のキャリアについて尋ねたところ、「副業・フリーランスも視野に入れている」が40.0%でトップ。「現職でスキルを磨き、社内でキャリアアップしたい」は9.7%、「リスキリングを通じて異業種・異職種へ転換したい」は8.0%でした。
「副業・フリーランス視野」が4割を占めるこの結果は、会社員が自分のスキルを社外でも通用するかたちで高めたいという意識を持ち始めていることを示しています。
一方、社内でのキャリアアップを志す人が1割に満たないことは、企業側にとって厳しい数字です。社内でのキャリアパスが魅力的に見えていないことの表れでもあり、リスキリングを通じて「社内でも成長できる実感」をもてる環境づくりが急務と言えます。

● 企業のリスキリング支援、6割が「不十分」

勤務先のリスキリング支援状況については、「ほとんど支援されていない」30.7%、「まったく支援されていない」30.0%と、合計で60.7%が支援不足を感じていることがわかりました。一方「十分に支援されている(研修・費用補助など)」はわずか3.0%にとどまっています。
約半数が「取り組みたいができていない」状態であるにもかかわらず、企業の支援が届いていない現実が浮き彫りになりました。リスキリングは個人の自助努力に委ねられがちですが、それでは組織全体のスキルアップにはつながりません。
研修費用の補助、eラーニング環境の整備、学習時間の確保といった環境的支援と、方向性を示すキャリア面談の実施などが、今後の人事施策において重要な位置を占めてくるでしょう。
● 国の支援制度、6割超が名前すら知らない
国のリスキリング支援制度(給付金・補助金など)についての認知状況は、「まったく知らない」34.7%、「知っているが活用したことはない」30.7%、「名前は聞いたことがある程度」29.7%、そして「知っており実際に活用したことがある」はわずか5.0%という結果でした。
制度を「まったく知らない」または「名前だけ知っている」という層が合計64.4%を占めており、制度は整備されつつあるが現場への浸透はほぼ進んでいないという実態が明らかになりました。人事担当者としては、公的制度の情報を従業員に積極的に伝達するインフォメーション機能を担うことが、今後一層求められます。

● 【初心者ガイド】生成AIとは?会社員が知っておくべき基本
「AI(人工知能)」という言葉は以前から存在していましたが、近年急速に普及しているのは「生成AI(ジェネレーティブAI)」と呼ばれる種類のAIです。従来のAIが「決まったルールに従って分類・予測をおこなうもの」であったのに対し、生成AIは「テキスト・画像・音声・コードなどのコンテンツを新たに生み出す」ことができます。
2022年11月にOpenAIが公開したChatGPTは、誰でも自然な日本語で会話できるインターフェースを提供したことで、生成AIを一気に身近な存在にしました。「質問すると答えが返ってくる」「文章や企画書を作ってくれる」という体験は、多くの人にとって初めてAIを「使えるもの」として実感させるきっかけとなりました。
生成AIにはどんな種類がある?
生成AIはアウトプットの種類によっておおまかに以下のように分類できます。
・テキスト生成AI:文章・メール・企画書・要約・翻訳などを生成する。ChatGPT・Claude・Geminiなどがこのタイプにあたるうえ、多くはコード生成も可能
・画像生成AI:テキストの指示をもとに画像やイラストを生成する。Midjourney・DALL-E・Stable Diffusionなどが代表例
・音声・動画生成AI:音声の合成や動画コンテンツの生成をおこなう。Sora・Seedanceなどが注目されている
・コード生成AI:プログラムコードを自動生成・補完・デバッグする。Claude Code GitHub Copilotが代表的
会社員が日常業務で最も活用しやすい「テキスト系AI」に絞って、主要な4つのAIの違いを比較します。
● 主要AIの違いを比較!ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotの特徴

「とりあえずChatGPTを使っている」という方も多いかもしれませんが、AIによって得意分野や強みは異なります。仕事の目的に合ったAIを選ぶことで、業務効率は大きく変わります。まず4つのAIの概要を比較表で確認しましょう。
ChatGPT(OpenAI):汎用性の高さと豊富な機能拡張が強み
ChatGPTは2022年の登場以来、世界で最も広く使われている生成AIのひとつです。文章作成・翻訳・要約・アイデア出し・コード生成など幅広い用途に対応しており、「まず何かAIを試してみたい」という入門にも最適です。有料版(ChatGPT Plus)では画像生成機能(DALL-E)やウェブ検索機能も利用でき、GPTsと呼ばれるカスタムAIを作成・活用できる点も特徴です。
【ChatGPTが向いている業務シーン】
・メール・報告書・提案書などの文章のたたき台作成
・議事録の要約・整理
・アイデアのブレインストーミングのサポート
・ExcelのVBA・Pythonコードなどの自動生成
・社内FAQや顧客向け文章のドラフト作成
Claude(Anthropic):長文処理と文章品質に優れた誠実なAI
ClaudeはAI安全性の研究に注力するAnthropicが開発した生成AIです。最大の特徴は、非常に長い文章(数万文字規模)を一度に処理できる能力と、生成するテキストの品質の高さにあります。丁寧で読みやすい日本語文章を生成することが得意で、誤情報を断定的に伝えないよう設計されている点も特長のひとつです。
【Claudeが向いている業務シーン】
・長い契約書・マニュアル・レポートの要約・読み込み
・論理的な構成が求められる報告書・企画書の作成
・丁寧な語調が必要なお客様向け文書・メールの作成
・コンプライアンスや法的リスクに配慮した文章チェック
Gemini(Google):Google連携と最新情報へのアクセスが武器
GeminiはGoogleが提供する生成AIで、GmailやGoogleドキュメント・スプレッドシートなどのGoogleサービスと深く連携しているのが最大の特徴です。Google検索と連動しているため、最新のニュースや時事情報にアクセスしながら回答を生成できます。Googleアカウントがあれば無料で利用できるため、すでにGoogleのビジネスツールを使っている企業にとっては特に親和性が高いAIです。
【Geminiが向いている業務シーン】
・GmailやGoogleドキュメント内での文章生成・編集
・Googleスプレッドシートでのデータ整理・関数作成
・最新トレンドや時事情報を踏まえたリサーチ
・Googleカレンダー・Meet等との連携タスク管理
Copilot(Microsoft):OfficeソフトへのシームレスなAI統合
CopilotはMicrosoftが提供するAIアシスタントで、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsなど、ビジネス現場で広く使われているMicrosoft 365のアプリケーションに直接組み込まれています。「Excelで関数を自動作成してほしい」「Teamsの会議を自動で要約してほしい」「PowerPointのスライドをAIに作ってほしい」といった用途に強く、日常業務に溶け込む形でAIを活用できます。
【Copilotが向いている業務シーン】
・Wordでの文書作成・編集・校正の補助
・Excelでのデータ分析・グラフ作成・関数提案
・PowerPointのスライド構成・デザイン自動生成
・Teamsの会議の自動文字起こし・議事録生成
・Outlookでのメール作成・返信文案の提示
どのAIを選べばよいか迷ったら
どのAIが自分に合うかは、普段使っているツール環境や業務内容によって変わります。Microsoft 365をメインで使っているならCopilot、Googleワークスペース中心ならGemini、文章品質や長文処理を重視するならClaude、まず幅広く試したいならChatGPTが入口として選ばれやすいでしょう。複数を使い比べることで、自分の業務に最も合ったAIが見えてきます。
調査結果まとめ
今回の調査では、会社員のリスキリングに対する関心は高い一方で、実際の行動に移せていない人が多い実態が明らかになりました。リスキリングへの取り組み状況では、「取り組みたいが、できていない」が49.0%と最多で、約半数が学び直しの必要性を感じながらも実践できていないことがわかりました。
一方、すでにリスキリングに取り組んでいる人が学んでいる分野では、「AI・生成AIの活用スキル」が30.7%で最も多く、会社員の間でAIスキルへの関心が高まっていることがうかがえます。また、リスキリングに取り組めていない理由としては、「何を学べばよいかわからない」が32.9%で最多となりました。
時間や費用以上に、学ぶべきスキルやキャリアとの結びつきが見えにくいことが、学び直しの大きな壁になっていると考えられます。さらに、勤務先のリスキリング支援については、「ほとんど支援されていない」「まったく支援されていない」の合計が60.7%にのぼり、企業による支援が十分に届いていない現状も浮き彫りになりました。
今後5年のキャリアについては、「副業・フリーランスも視野に入れている」が40.0%で最多となり、会社員が社内外を問わず、自身のスキルやキャリアの可能性を広げようとしている様子が見られます。企業には、研修制度の整備だけでなく、従業員が「何を学ぶべきか」を考えられるキャリア支援や、学んだスキルを業務で活かせる環境づくりが求められます。
<調査の実施概要>

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調査対象 |
企業で働く男女300名 |
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調査方法 |
インターネット調査 |
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調査日 |
2026年3月29日〜2026年4月12日 |
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掲載記事 |
■労務SEARCHについて

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サイトURL:https://romsearch.officestation.jp/
■エフアンドエムネット株式会社 概要

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会社名 |
エフアンドエムネット株式会社 |
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代表者 |
代表取締役社長 上枝 康弘 |
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設立 |
2000年9月 |
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資本金 |
5,800万円 |
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事業内容 |
・SaaSの提供 ・ホームページ制作 ・業務用システムの企画・開発・運用代行 |
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事業所 |
大阪・東京 |
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サイト |
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