IOWNとAI活用による新たな没入型ライブビューイングの実証に成功

~スポーツ試合や音楽イベントを遠隔からリアルタイムで3DとARで同時配信可能に~

NTTドコモソリューションズ

NEWS RELEASE

2026年3月2日

NTTドコモソリューションズ株式会社

NTTドコモソリューションズ株式会社(本社 東京都港区、代表取締役社長 三ケ尻 哲也、以下、NTTドコモソリューションズ)は、2026年2月にIOWN※1 APN※2とAIを活用し「新たな没入型ライブビューイング」の実証に成功しました。本技術を活用することで、撮影拠点に高度なICT機器を設置することなく、カメラのみでリアルタイムに別の場所へ没入感のある3Dライブ映像やライブAR映像といった複数映像を同時配信可能となり、より臨場感や親近感が得られる新たなエンターテイメント体験ができるようになります。例えば、スポーツの試合やアーティストのライブといったエンターテイメントを、AIによる動画・画像解析等の処理を瞬時に行うことにより「3Dライブ映像で現地と同様に視聴する感覚」や「ARによりモバイル端末でユーザーが見たい視点」を楽しむといった、さまざまな演出が可能となります。イベント事業者や施設所有者にとっても物理的な距離や会場の制約を超えた配信範囲拡大や高度な演出が可能になり、イベントや会場の付加価値向上につなげることができます。

新たな視聴体験イメージ(左:3Dで現地と同等な視聴感、右:ARで好きな選手に視点をフォーカス)

今回の「新たな没入型ライブビューイング」の実証は、高速・大容量・低遅延伝送が特長のIOWN APNとAI技術を活用しています。東京・品川の本社ビルをスタジアム会場に見立て人物の動画を撮影して、IOWN APNで接続した都内データセンターに送信、リアルタイムでAIによる動画解析(骨格推定によるモーションキャプチャ)や映像合成(3Dアバター合成)を行い、再度品川本社ビルへ「大容量の3Dライブ映像」と「モバイル端末へのAR映像」として同時配信し、PCやモバイル端末で投影を確認しました。

従来はAI処理のためにスタジアム等の撮影拠点に高度なICT機器が必要でした。本実証により、画像変換や解析等の付加価値をつけたスポーツや音楽イベント等の映像を、撮影拠点には標準的なカメラやPC等のみで、GPUサーバーを配置したデータセンターを経由してリアルタイムにさまざまな場所へ配信する、新たなライブビューイングの形を実現しました。また本実証ではデータセンターでAI処理するための3Dライブ映像データや処理データの伝送に、別サーバーのメモリへ直接アクセスするRDMA※3方式を採用することで、より高速低遅延な配信を実現しています。

“Immersive Entertainment powered by AI×IOWN”の特長

NTTドコモソリューションズは2021年からIOWNを活用し、XRを活用したスポーツ体験やCPS※4ソリューションの実証等に取り組み、IOWN APNの制御やAI動画・画像解析、遠隔GPU等の伝送方式のノウハウを蓄積してきました。今後は、ドコモグループとして、ベニュービジネスをはじめとするエンターテイメント事業において多様なビジネスパートナーと連携し、いつでもどこでも気軽に、より多くの方が自身の端末を使って楽しめる未来のエンターテイメント体験の可能性を広げていきます。


※2026年3月2日から3月5日、スペイン バルセロナで開催されるMWC 26 Barcelonaに、NTTグループ企業として、実証の成果を活用した“Immersive Entertainment powered by AI×IOWN”を出展します。

※1 IOWN (Innovative Optical and Wireless Network)

あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、光を中心とした革新的技術を活用し、高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・ 情報処理基盤の構想。(https://group.ntt/jp/group/iown/)「IOWN」はNTT株式会社の登録商標です。

※2 APN (All-Photonics Network)

IOWNの技術要素のひとつであり、従来の電気信号ではなく光信号を用いて圧倒的な低消費電力、高速大容量、低遅延伝送を実現する次世代のネットワーク技術。(https://group.ntt/jp/group/iown/function/apn.html

※3 RDMA(Remote Direct Memory Access)

サーバー間でデータをやり取りする際に、CPUを介さずに相手方のメモリへ直接アクセスして読み書きできる技術。CPUの負荷を抑えながら高速で効率的なデータ転送が可能。

※4 CPS(Cyber Physical System)

現実空間の映像等の情報をもとにデジタル空間にデジタルツインとして再現し、分析・予測・最適化等を行い現実空間にフィードバックすることで新しい価値を創出する仕組み。

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会社概要

URL
https://www.nttcom.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区港南1-9-1 NTT品川TWINSアネックスビル
電話番号
03-5796-4139
代表者名
三ケ尻 哲也
上場
未上場
資本金
200億円
設立
1997年09月