環境と調和するコンテナ! 「NLT(エヌエルティー)(※1)コンテナ」本格販売開始でサステナビリティを実現
~循環型資材である木で自由自在な空間を創造~
三井ホーム株式会社(本社:東京都江東区、社長:池田 明)は、NLTを利用したサステナブルコンテナ「NLTコンテナ」のNLTコンテナ開発プロジェクトを立ち上げ、昨年4月より試作販売しておりました。このたび2025年2月より本格販売を開始することをお知らせいたします。
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【NLTコンテナの特徴】
■循環型資源である木材を使用することによりサステナブルなコンテナを実現
■パネルを組み合わせユニット化やホールダウン金物やボルト・ナットを採用した接合方法などの独自開発により特許出願中
■構造材をあらわしで使用することで木質感のある内部を実現、事務所のみならずグランピング施設等の客室や展示ブースなど多様な用途を提案可能
当社はこの度、循環資材である木材を使用する事で、サステナブルなNLTコンテナを開発いたしました。
本コンテナは、独自で開発した施工方法により、必要に応じてコンテナサイズを自由に調整ができる拡張機能を有しており、3階建ても可能です。
解体後のNLTパネルをそのまま再利用することができるリユース性を備えたコンテナとすることで、建築物だけでなく幅広い場面で木材が使用されCO₂排出の抑制や廃棄物の削減を実現します。
埼玉工場のNLTコンテナ試作棟は、木材全体利用量は7㎥、木材全体の炭素貯蔵量は4t-CO₂(CO₂換算)(※2)であり、スギの木に換算すると約8本に相当します 。
当社は住宅のみならず、様々な建築物の木造化・木質化を促進し、SDGs や脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
※1 NLTとは、ネイル・ラミネイテッド・ティンバーの略称。隣り合わせにした2×4材の側面を釘打ちすることを繰り返し束ねパネル形成したもの
※2 林野庁ホームページ「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」に基づく試算。
1.循環型資源である木材を使用する事によりサステナブルなコンテナを実現
①NLTとは
NLTとは、ネイル・ラミネイテッド・ティンバーの略称です。構造は、隣り合わせにしたツーバイフォー材の側面を釘打ちすることを繰り返し束ねてパネルを形成したもので、工場や場所を選ぶことがなく、比較的簡易に施工することができます。また、釘で接合していることから強固な構造体となっておりパネルをそのまま耐力壁や床として使用できることも特徴で、当社では、木造マンションの「MOCXION INAGI(モクシオン稲城)」の一部の床根太としても採用しています。
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②概要(試作棟)
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所在地 |
埼玉県加須市新利根1-6-1「埼玉工場」内 |
設計・施工 |
三井ホーム株式会社 |
構造 |
木造 枠組壁工法(ツーバイフォー工法) |
用途 |
木造コンテナ |
工期 |
7日間~(仕様により変わる事があります。) |
コンテナサイズ |
約 幅6,726mm × 奥行2,242mm × 高さ2,420mm |
価格 |
250万円(税別)~ 基礎、運搬費、設置工事費、照明設置費等別 給排水電気などの各種引き込み工事費、建築確認申請費等 |
③NLTコンテナの脱炭素貢献について
・CO₂排出量削減
建築本体での木造導入が難しい現場でも、仮設事務所をスチールではなく木造にすることで、脱炭素に貢献できます。
・リユース可能
ボルト・ナットを用いて接合することで、解体の容易性と躯体ダメージの軽減が図れます。そのため、パネル・コンテナ単位での再利用が可能になります。
・断熱性・調質性
木の熱伝導率は、鉄の1/350と低いため、断熱性能が高くなります。また、調質性を持つ木は、冬は放出し夏は湿気を吸収するため、快適な環境を保ちます。
2.パネルを組み合わせユニット化やホールダウン金物やボルト・ナットを採用した接合方法などの独自開発により特許出願中。
①同一寸法のパネルを組み合わせユニット化
一般的なコンテナは、通常鉄のパネルを現地に運び、組み立てて使用することが多いですが、本コンテナは、すべて同一寸法(W:2,242mm、H:2,420mm)のパネルを工場で組み立て、ユニット化したものを、トレーラーなどにより現地に運ぶことを可能とします。構造体として使用しているNLTパネルはCLT(※3)パネルなどと違い、専用の機械を使って製造することを必要とせず、ツーバイフォー材の側面を釘で打つだけで強固なパネルの製造を可能とし、そのまま構造体として使用できます。これにより、コンテナの工期はおおよそ1週間程度と、大幅な工期は不要なうえ、手軽で強度の高いコンテナを実現しています。
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※3 CLTとは、クロス・ラミネイテッド・ティンバーの略称。集成材を交差させ積層接着した木質系木材。
②ホールダウン金物やボルト・ナットを採用した接合方法
パネルの接合方法に、本コンテナは従来の釘に代わり、ホールダウン金物での接合方法を開発し、施工時や解体時の施工性を向上させています。ボルトを外すと容易に1枚のNLTパネルに戻すことが出来るため、コンテナの保管もパネルを重ねてコンパクトに収納可能となり場所を必要としません。さらに、ホールダウン金物による接合方法は、釘にくらべ接合箇所を減らすことが出来るため、構造躯体へのダメージを軽減することができ、解体後のパネルの再利用が容易なサステナブルコンテナを実現しています。
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③縦横の自由自在な拡張技術
本コンテナは、同一寸法のNLTパネルを組み合わせて施工することで使用用途により求められるサイズに拡張することが可能となります。水平方向だけでなく、3階建てまでの垂直方向への拡張も実現し、限られた敷地での合理的な使用や、グランピング施設の客室など戸数を多く必要とする際などにも対応します。
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3.構造材をあらわしで使用することで木質感のある内部を実現、事務所のみならずグランピング施設等の客室や展示ブースなど多様な用途を提案可能
①コンテナの使用用途に対応する空間提案
NLTコンテナは、室内側を構造躯体でもあるNLTをあらわしとすることで、室内の木質感を演出し、使用用途に応じた空間のデザイン提案も可能とします。室内の快適性が向上することで、事務所や、グランピング施設の客室以外にも様々なコンテナの使用方法を開拓することができます。また、国産材のスギを採用することもでき、NLTコンテナ利用を増加させることで国産材の利用促進につなげていきます。
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【想定される使用用途】
グランピング施設の客室・事務所・展示会ブース・店舗施設・カフェなど様々な用途に使用できます。
例えば、自然と調和するNLTコンテナをグランピング施設の客室として使用することで、日常生活で疲れた体を、木の力で癒すことが出来ます。
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□GREEN×EXPO 2027(※4)への貢献
三井ホームは、GREEN×EXPO 2027において、環境負荷を大幅に低減するリユース型建築「GX House」の提供を行う「GX Houseサプライヤー」に認定されました。
当社の提供するGX Houseには、「NLTコンテナ」の技術が活用されており、素材の調達から建設、運用、撤去、再利用まで、廃棄物ゼロを目指します。
※4 GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)は、「幸せを創る明日の風景」をテーマに、持続可能な社会の実現を目指し、花と緑の力で人々の心を豊かにする国際的な博覧会です。会場では、環境負荷低減と廃棄物ゼロを目指した「GREEN サーキュラー建築」の理念に基づき、リユース型建築「GX House」が活用されます。GX Houseサプライヤーは、出展者に代わりGX Houseの設計・施工を行い、環境負荷低減と魅力的な会場空間の創出に貢献します。
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