2019年映画興行市場トピック:鑑賞料金値上げの影響は<GEM映画白書ダッシュボード>
映画鑑賞者に関する最新データ
映像コンテンツビジネスの構造・環境が大きく変化するなか、未来への意思決定に必要な映画鑑賞者の行動背景にある「なぜ」、そしてその「変化」を解き明かせる画期的なオンラインツール「GEM映画白書ダッシュボード」。今回、最新版を用いて、昨年実施された鑑賞料金の値上げに対する認識や、映画館へのイメージの変化を深掘りしました。調査のハイライトとデータ詳細を以下に記しましたのでご覧ください。
【調査ハイライト】映画館の鑑賞料金とイメージに関する鑑賞者データ ・ライト層の半数以上は鑑賞料金の値上げについて知らない ・ヘビー層の半数以上は鑑賞料金の値上げが来館頻度に影響していない ・映画劇場鑑賞者はチケット購入の利便性向上を評価 ※映画劇場鑑賞者:劇場での年間鑑賞本数1本以上 |
【調査データ詳細】
【1】年間鑑賞本数別に鑑賞料金の値上げについての認識を調査
2019年に実施された映画館の鑑賞料金の値上げについて調査した「映画館の値上げに関する浸透度・行動の変化」によると、年間鑑賞本数「1-2本層」のうち約半数が値上げについて知りませんでした。さらに、映画館の鑑賞料金自体を知らない人も含めると、7割を超える水準に達します(図青枠)。「3-5本層」についても、4割強が値上げについて知りませんでした。
「12本以上層」では傾向が異なり、8割以上が値上げについて認識。そして、5割以上が来館頻度に値上げの影響はなかったと答えています(図朱枠)。
【2】劇場映画鑑賞者は、チケット購入の利便性向上を評価
本映画白書では、映画劇場鑑賞者に対して「改善されたと思う映画館の要素」も聴取。なかでも最も高い評価を受けたのが、5割超を集めた「チケット購入の利便性」でした。次いで、「画面・音響等の上映設備」「映画館の清潔感」「座席の座り心地」といった設備面での改善が評価されています。
以上のように、「GEM映画白書ダッシュボード」を用いれば、映画・映像ビジネスを考える際に必要な映画鑑賞者の属性や行動心理の“なぜ”や“変化”への素早いアクセスが可能です。そして、今回ご紹介した劇場に関する意識調査のように、“●●に違いない”といった直感的な判断ではなく、“具体的なデータ”で裏付けることができるのです。
本オンラインツールは「GEM Standard(ジェムスタンダード)」からご購入いただけます。 詳細は以下のページをご覧ください。 https://gem-standard.com/p/report/goo031800639 |
■商品詳細
【商品名】GEM映画白書ダッシュボード
【機能アップデート概要】
過去6年(2014年~2019年)にわたる映画劇場鑑賞者(劇場での年間鑑賞本数1本以上)のトラッキングデータを参照できるようになったほか、今年度は企画調査として「映画料金値上げに対する認識」「映画館に対するイメージの変化」など劇場に関する意識調査も掲載。インタフェースも大幅な見直しを図り、データ量、操作性の双方でさらに有効活用いただけるようになりました。
【価格】
・初期設定料:500,000円(税別) ※ 次年以降も継続してご契約いただける場合は、次年以降の初期設定料は不要です。ただし、契約期間が切れ、一定期間後に契約を再開された場合は、再度、本費用が発生します。
・年間閲覧料:300,000円(利用者ID:5セット)(税別) ※ 追加IDが必要な場合は、1IDにつき6万円(税別)の費用が発生します。※ 年間ご契約中にIDを追加される場合は、月割り清算となります
■調査概要(2019年データ)
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】全国に住む15~69歳の男女
【調査実施日】2020年1月18日(土)~2020年1月19日(日)
【回答者数】9,368人(うち映画劇場鑑賞者 ※ 4,072人分)
【数値重みづけ】総務省発表の人口統計、CATS参加率を参考に各調査者を性年代・映画鑑賞頻度別に重みづけ
会社名 | GEM Partners株式会社 |
設立 | 2008年3月17日 |
代表取締役 | 梅津 文 |
事業内容 | エンタテインメントビジネス領域で下記に関わる一切のこと ・マーケティング戦略の立案と実行モニタリング ・デジタルマーケティング実行 ・メディアの企画・運営 |
URL | https://www.gempartners.com/ |
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