誠勝、デジタルアーキビストを志す人と、その育成に携わる人のための総合ポータルサイトを公開

株式会社 誠勝

 デジタルアーカイブの構築と利活用教育を手がける株式会社誠勝(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山本大視 以下誠勝)は2024年6月7日(金)より、デジタルアーキビストを志す人と、その育成に携わる人のための総合ポータルサイト「デジタルアーカイブ教育」を公開しました。

「デジタルアーカイブ教育」URL:https://blog.sei-syou.com

「デジタルアーカイブ教育」は、主に大学の人文・社会科学系統の学部・研究科に属する教員を対象に、文化庁および大学教育で課題となっている「デジタルアーキビスト」の育成に関連する最新ニュースや教育事例等を集約して紹介するサイトです。


■「デジタルアーカイブ教育」公開の背景

2023年4月1日の改正博物館法施行以降、博物館の新たな事業活動として、博物館資料のデジタルアーカイブ作成と公開が求められるようになりました。

一方で文化庁の調査によれば、デジタルアーカイブに関する専門知識を持った職員が在籍していない博物館が7割を超えており、デジタルアーカイブ作成自体も実施予定のない館が約半数に上っています。

こうした中、文化庁第5期博物館部会では、大学の学芸員養成課程でデジタルアーカイブを教授できる人材不足の課題や、民間企業等でのデジタルアーキビスト人材等の育成の必要性が議論されています。

「デジタルアーカイブ教育」は、民間企業としてデジタルアーキビスト育成に取り組む誠勝が、大学教員などと連携した教育事例を提供することで、その育成のロールモデルを普及・啓発することを目的とします。将来的には多くの民間企業と大学においてデジタルアーキビスト育成に関する産学連携教育が促進されることを目指します。

参考:
文化庁「令和元年度博物館の機能強化に関する調査報告概要」p.5 / 文化庁「博物館資料のデジタル・アーカイブ化の目的・状況について」(スライド3) / 文化庁「文化審議会第5期博物館部会(第3回)議事録スライド29」

■サイトの概要と今後の運営方針

「デジタルアーカイブ教育」では、「INTERVIEW」「NEWS」「BLOG」「ESSAY」の項目を設け、デジタルアーキビストを志す人と、その育成に携わる人のための情報を提供します。開設当初は主に当社に関連する情報が掲載されていますが、今後は当社に限らず、世の中のあらゆる「デジタルアーキビスト育成」に関する情報を掲載していく予定です。

掲載されている主なカテゴリは以下の通りです。


「NEWS」
主に司書・学芸員養成課程を持つ大学を対象に、デジタルアーキビストを育成する産学連携教育などの最新ニュースを掲載します。

「INTERVIEW」
これまでデジタルアーカイブの構築・利活用を実施した大学・企業などの事例。デジタルアーカイブ作成・利活用に至った経緯や考え方が掲載します。今後はデジタルアーカイブを利活用した教育事例の情報を中心にコンテンツを増加させていく予定です。

「BLOG」
デジタルアーカイブを教育に利活用する際の権利関係の注意事項や、絵画・古書・建造物などのあらゆる媒体のデジタルアーカイブ化ノウハウ、関連する用語解説など、デジタルアーキビストが知っておきたい情報を掲載します。

「ESSAY」
デジタルアーカイブを取り巻く社会課題を提示するエッセイ記事や、その考察記事を掲載します。

■現在の主なコンテンツ

(1)京都大学にて「学芸員有資格者の新たなキャリア」の可能性を提供する特別講義を実施
2024年5月28日(火)に、京都大学の学芸員養成課程「博物館情報・メディア論」の授業にて「“常識外”の発想で創る学芸員有資格者のキャリア形成の『これから』〜デジタルアーカイブの利活用を通じて〜」 と題した産学連携教育が開催されました。

詳細は下記URLよりご覧いただけます。

https://blog.sei-syou.com/news/kyoto-univ-240528/

(2) 奈良大学文学部国文学科にて「デジタルアーキビストの視点」を教授する特別講義を実施

2023年6月12日(月)に、奈良大学文学部国文学科にてビッグデータを活用した地域活性化人材育成のための特別講義「国文学科で知っておきたい、デジタルアーキビストが行う地域課題の探究 〜“文化” を仕事にする人に求められること〜」が開催されました。

詳細は下記URLよりご覧いただけます。

https://blog.sei-syou.com/news/nara-univ-230612/

■デジタルアーキビストを巡る社会の動き

 「改正博物館法の施行(2022年4月に改正、2023年4月1日に改正法の施行)」

改正博物館法の施行を受け、新たに博物館の事業として、以下が追加されました。

・博物館資料のデジタル・アーカイブ化
改正博物館法第3条3項に「博物館資料に係る電磁的記録を作成し、公開すること」とされています。

・地域の活力の向上への寄与
他の博物館との連携、地域の多様な主体との連携・協力による文化観光など地域の活力の向上への寄与

参考:文化庁 博物館法の一部を改正する法律の概要

各博物館の「デジタルアーカイブ化の現状」

・デジタルアーカイブ整備状況の課題
博物館資料のデジタルアーカイブ化の実施予定のない博物館が約半数に上っています。

・デジタルアーキビスト人材不足の課題
デジタルアーカイブに関する専門知識を持った職員が在籍していない館が7割を超えています。

参考:文化庁「博物館資料のデジタル・アーカイブ化の目的・状況について」p.3.

博物館「外」に存在する学芸員有資格者を、民間企業で育成すべき背景と諸問題

・学芸員有資格者が博物館施設で働けない現状
博物館学芸員資格取得者に対する博物館等関連施設への就職者数は、1大学あたり30〜50倍の倍率で推移しています。 (1大学あたり平均で、年間25人の資格取得者数に対し、就職者数は1人に満たない)

・大学の学芸員養成課程でデジタルアーカイブを教授できる人材の不足
文化庁第5期博物館部会(第3回)にて、大学でのデジタルアーキビスト等育成人材不足について議論されました。

・民間企業等でデジタルアーキビスト人材等の育成が求められている現状
文化庁第5期博物館部会(第3回)にて、博物館に所属する学芸員のデジタルアーキビスト育成の困難さや、民間企業等での人材育成の重要性について議論されました。

参考:文化庁「令和元年度博物館の機能強化に関する調査報告概要」p.5 / 文化庁「文化審議会第5期博物館部会(第3回)議事録スライド29」

■「デジタルアーカイブ教育」についての問い合わせ先

「デジタルアーカイブ教育」に関するお問い合わせは、以下よりご連絡ください。
お問い合わせフォーム: https://sei-syou.co.jp/contacts/

TEL:東京本社 03-6457-7962 / 奈良支店 0742-22-5768

■株式会社誠勝について

誠勝は「”文化を継承するアメーバ”を創る。」をミッションに掲げ、デジタルアーキビストやAI・機械学習、地域産業連関分析などの専門知識を有したメンバーも在籍している「デジタルアーカイブ構築と利活用」のスペシャリスト集団です。2012年の設立以来、累計5,000社以上の企業や団体にご愛顧いただいており、”IT×デジタルアーカイブ”で人々の生活を豊かにするために活動しています。

会社概要

社名   :株式会社誠勝

本社   :東京都新宿区余丁町7−1 発明学会ビル2階

奈良支店 :奈良県奈良市三条町475−1 松田ビル3階

設立   :2012年10月12日

代表者   :代表取締役 山本大視

事業内容:まちづくり人材育成事業、デジタルアーカイブ構築事業

会社HP :https://sei-syou.co.jp/

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会社概要

URL
https://sei-syou.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区余丁町7-1 発明学会ビル2階
電話番号
03-6457-7962
代表者名
山本大視
上場
未上場
資本金
-
設立
2012年10月