SIMPLEX QUANTUMは、AIを活用した心不全検知の推進のため、マルコ・ペレス博士を顧問として迎えたことをお知らせします。
AIを活用したヘルスケアテクノロジー企業であるSIMPLEX QUANTUM(以下、当社)は、スタンフォード大学医学部准教授で心臓電気生理学の分野で高い評価を受けるマルコ・ペレス博士が、当社の顧問に就任することをご報告いたします。
マルコ・ペレス博士は、不整脈、予測心臓病学、心血管疾患におけるAI応用の分野で豊富な実績を有しています。特に、ウェアラブル技術を用いて心房細動を検出する研究では、40万人超える参加者を集めたデジタルヘルス研究「Apple Heart Study」で主任研究者を務められました。AIとビッグデータを駆使して心臓の健康状態を改善するというマルコ・ペレス博士の専門知識は、当社の主力技術「NIHA-HF™」の実用化を一層加速させる原動力になると期待しております。
「NIHA-HF™」は、心不全の早期検出と管理を支援するために設計されたAI搭載ソフトウェアであり、今後マルコ・ペレス博士の知見を得てさらなる機能強化を図る予定です。
「マルコ・ペレス博士をアドバイザーとして迎えることができ、大変光栄です。AIを活用した心臓病学、特にウェアラブル技術を用いた大規模デジタルヘルス研究における彼の先駆的な研究は、当社のビジョンと完全に一致しています。マルコ・ペレス博士の指導の下、心不全検出をより正確かつアクセスしやすく、そしてプロアクティブにするという当社の使命をさらに推進してまいります」と、当社代表取締役CEOの齋藤龍は述べています。
当社は、人工知能を活用した心血管疾患の健康改善を実現するために活動しています。「NIHA-HF™」は心電図データを解析することで、医療従事者が心不全の早期兆候を検知し、タイムリーな医療介入や患者の再発モニタリングを支援しています。
マルコ・ペレス博士の参画により、この技術の臨床検証や、医療のさまざまな分野で活用される動きが一層加速するでしょう。
「AIには、心臓病の診断と管理の方法を変革する可能性があります」とマルコ・ペレス博士は述べています。
「SIMPLEX QUANTUMは、心不全検出のためのAIツールを臨床現場へ導入するという、大胆かつ重要な一歩を踏み出しています。SIMPLEX QUANTUMと協力し、この重要なイノベーションの推進に貢献できることを楽しみにしています。」
今回の戦略的顧問の任命により、当社はAIと実臨床での応用との間のギャップを埋め、心血管ケア分野で意義ある進歩を推進する姿勢を改めて示すことできたと考えております。
心不全は、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病を基盤に発症する症候群であり、現在日本において120 万人が罹患しているとされています。高齢化に伴い2030年には130万人に達すると予想されており、心不全パンデミックという言葉も昨今聞かれます。*1
当社は、この心不全領域において、厚生労働省が進める「国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する基本計画」に則り、日本発の世界で通用する技術開発を進めてまいります。*2
*1 出典:日本心臓財団 https://www.jhf.or.jp/check/heart_failure/01/
*2 出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/10807000/000930739.pdf
【会社概要】
SIMPLEX QUANTUM株式会社
代表者:代表取締役 齋藤 龍
資本金:1億円
設立 :2014年10月3日
所在地:東京都渋谷区桜丘町29-12 渋谷CHビル3F
お問い合わせ:pr_query_jpn@simplex-q.com
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