【レガシー産業を花形産業へ昇華するレガシーマーケットイノベーションのプロフェッショナル集団】クレストホールディングス株式会社が政府系ファンド、銀行系VCより総額5.3億円を調達

~後継者不足やCOVID-19による「中小企業クライシス」の解決を目指す~

LMIグループ

 レガシー産業を花形産業へ昇華するレガシーマーケットイノベーション(LEGACY MARKET INNOVATION®)のプロフェッショナル集団クレストホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:永井俊輔、以下「クレストホールディングス」)は、JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合(GP:JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社)および、みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合(GP:みずほキャピタル株式会社)へ、総額5.3億円の第三者割当増資を実施しましたのでお知らせします。

■資金調達の背景と目的
 クレストホールディングスは創業50年を超える会社を含む4つの事業会社を有しております。レガシー産業を花形産業へ昇華し、レガシーマーケットに革新をもたらし市場・産業の成長に貢献する「レガシーマーケットイノベーション(LEGACY MARKET INNOVATION®)」をスローガンに事業展開を進め、自らもイノベーション的アプローチによる市場成長性向上およびデジタル化の推進による効率化・生産性向上を図ってまいりました。
 レガシーマーケットイノベーションを通じて解決したいと考えている社会課題は、「中小企業クライシス」と言われる現象です。「中小企業クライシス」とは、後継者問題やビジネスモデルの存続性などの課題から、事業を存続できない環境にある中小企業が多くある、社会環境のことを指します。この現象によって、国内に存在する約380万社の内、およそ65%となる約245万社の経営者年齢が70歳を超え、さらにそのうちおよそ52%が後継者不在または未定であるとされています。これにより、日本の成長が鈍化する恐れがあると考えています。
 現在「中小企業クライシス」の解決策として期待されている手段に、M&Aがあります。しかし、レガシー産業の再生と再成長に特化した買手は少なく、さらにCOVID-19による影響が各レガシー産業の市場規模の縮小を加速させると想定される昨今において、被買収企業にとって適切なPMIがなされないことで、再成長戦略が描けず、結果としてベストな選択とならない場合もあると考えています。
 他方で、もしレガシー産業が自らさらなる成長を遂げるために、レガシー産業とともに歩み、M&A後に既存産業を守りつつDXやイノベーションの推進が可能な企業が存在するならば、「中小企業クライシス」解消の大きな選択肢となりうると確信しています。
 当社は2019年9月、レガシー産業のひとつである創業57年の老舗木材メーカー「株式会社東集」の株式を取得し、実際にグループ傘下の子会社として様々なイノベーションを推進してまいりました。今回の資金調達によって、実際にレガシー産業を子会社として保有する当社だからこそできる、イノベーションの実現を力強く推進し、「中小企業クライシス」に直面する企業や跡継ぎ人材に新たな選択肢を提示します。また、高い成長性の見込める新規事業の創出だけでなく、リテールテック事業をはじめとするイノベーション事業への成長投資により、顧客や生活者のみなさまへ新しい価値を提供します。
 当社は今回の資金調達によって、日本のレガシー産業をより活気あふれるものとすべく事業を拡大させてまいります。

写真は前列左から
 クレストホールディングス株式会社 取締役 経営管理本部長CFO 峯拓也、代表取締役社長CEO 永井俊輔、取締役COO&CSO 望田竜太
後列左から
 JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 パートナー 向仲 範晃様、株式会社ドラミートウキョウ 代表取締役社長 真榮城 徳尚、クレストホールディングス株式会社 監査役 河上源吾、株式会社クレスト 取締役 サイン&ディスプレイ事業部長 阿部一久、取締役 マーケティング部 部長 阪本治彦、株式会社東集 取締役 小山一隆、株式会社クレスト 取締役 根本政樹、みずほキャピタル株式会社 インベストメントマネジャー 中村 洋次様

■代表コメント

クレストホールディングス株式会社
代表取締役社長 永井俊輔

 今回の資金調達は、経営を行う子会社への革新的なDXおよびレガシー産業だからこそでき、なおかつ高い成長性の見込める新規事業の創出により、当社グループの顧客や生活者のみなさまへ新しい価値を提供させていただくために行いました。
加えて、本件調達は当社グループのビジョンへ近づくための重要な一歩であると考えております。


■引受先からのコメント

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社
代表取締役社長CEO 鑓水英樹 様

 事業承継は官民を挙げて取り組んでいる重要な社会課題です。クレストホールディングス様は、企業実態に即したDXを手堅く進め、先代が築いた家業を飛躍的な成長軌道に乗せると同時に、新たなイノベーション事業を創出する、という再現性の高い成長戦略を実践し実績を挙げておられます。弊社は、同社の更なるDX推進とリテールテック事業の成長が、日本の産業を支える中堅・中小企業にとっての新たなロールモデルとなり、事業承継問題解決の一助となる事を確信し、この度出資を決定致しました。弊社はこのようなベンチャー企業への支援を通じ、日本の幅広い産業へのリスクマネーの呼び水効果となることを目指しています。
 

みずほキャピタル株式会社
代表取締役社長 大町 祐輔 様

 クレストホールディングス様は経営陣の既成概念にとらわれない柔軟な発想と実行力によりDX化を推進し、着実に成長されています。また、自社で培ったノウハウを活かし、日本のレガシー産業のDX化による競争力向上、即ち「レガシーマーケットイノベーション」という新たな価値創造に取り組まれています。弊社は、この取り組みが日本の既存産業の競争力向上に大いに資するとともに、クレストホールディングス様の更なる成長に繋がると確信し、出資致しました。今後はみずほグループ総力をあげて知見・ネットワークを活用し、更なる飛躍をご支援して参ります。

■クレストホールディングスについて
 レガシー産業がDXによる再成長やイノベーションを起こすプロフェッショナルとして、デザインの力で事業者と生活者の間を繋ぐコミュニケーションデザインセグメント、デザインの力によって繋がれたリテール店舗へ革新的な価値を提供するリテールソリューションセグメント、ブランドが生活者へダイレクトに価値を提供するリテールコミュニケーションセグメントにおいて事業を展開しております。当社は、これらの小売産業を中心とした3つのセグメントに株式会社ドラミートウキョウ、株式会社クレスト、株式会社インナチュラル、としてそれぞれ参入しています。そして、LEGACY MARKET INNOVATION®を体現すべく、新たなチャレンジとして、建設産業へグループ会社のひとつである株式会社東集が参入を果たし、ティンバーソリューションセグメントと定義する次のレガシー産業へ新たな価値を提供しています。

■「LEGACY MARKET INNOVATION®」について
 クレストホールディングスは、レガシー産業を花形産業へ昇華する「レガシーマーケットイノベーション®」をスローガンに、イノベーション的アプローチによる市場成長性向上およびデジタル化の推進による効率化・生産性向上を通じて、レガシーマーケットに革新をもたらし市場・産業の成長に貢献してまいりました。リテールソリューションセグメントである株式会社クレストの「サイン&ディスプレイ」事業は年間約700社・累計約4,000社と取引を行う当業界上位シェアの事業で、旧来型の看板業のみに留まらずデジタル化や先進技術の活用を通じて「リテールテック事業」への進出し、成長を続けています。またリテールコミュニケーションセグメントの株式会社インナチュラルはガーデニング用植物とファッション・雑貨品をあわせて販売するライフスタイルブランド事業で、植物販売からの業態転換によって郊外を中心にシェアを拡大し、また同時に植物イノベーション事業への新規展開を進めてきました。グループ全体での経営資源の配分及びグループ内事業間のシナジー効果の強化を通じた経営効率の向上を目指すとともに、「レガシーマーケットイノベーション」のスローガンに基づいた事業革新を目的としたM&A等による事業拡大を円滑に行える体制構築を目指します。

■クレストホールディングス株式会社 会社概要
設立  :2019年8月
代表者 :代表取締役社長 永井 俊輔
所在地 :東京都港区赤坂8-10-22 ニュー新坂ビル4階
事業内容:・株式会社クレスト(リテールソリューションセグメント)
      リテールテック事業、サイン&ディスプレイ事業
     ・株式会社ドラミートウキョウ(コミュニケーションデザインセグメント)
      デザイン事業
     ・株式会社インナチュラル(リテールコミュニケーションセグメント)
      ライフスタイルブランド事業
     ・株式会社東集(ティンバーソリューションセグメント)
      木材メーカー事業
資本金 :2億7500万円(2021年3月現在)
URL  :https://crestholdings.co.jp

■JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 会社概要
設立  :2020年7月
代表者 :代表取締役社長CEO 鑓水 英樹
所在地 :東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング21階
事業内容:VGF1の運用業務(ベンチャー投資、大企業共同投資、海外投資等)
     JIC連携活動(政策とのリンケージ、ベンチャーの現場連携等)
     イノベーションエコシステム構築活動(大企業連携、民間VC連携等)
     人材育成業務(投資先や民間企業を含む人材流動化を含む)
URL  :https://www.j-vgi.co.jp/

■みずほキャピタル株式会社 会社概要
設立  :1983年7月
代表者 :代表取締役社長 大町 祐輔
所在地 :東京都千代田区内幸町一丁目2番1号
事業内容:ベンチャーキャピタル業務
URL  :https://www.mizuho-vc.co.jp/

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会社概要

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URL
https://lmig.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂8-10-22 ニュー新坂ビル 4F
電話番号
050-1748-9899
代表者名
永井俊輔
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1987年09月