GROUND、自社開発を進めるAI物流ソフトウェア『DyAS(ディアス)®※』の中核を担うアルゴリズムで特許取得
~日本初の技術で物流施設における商品配置最適化と適切なリソース配分による物流改革を目指して~
今回特許を取得した技術は、①「拠点間在庫最適化(Dynamic Location Allocator、以下DLA)」②「拠点内在庫配置最適化(Dynamic Inventory Allocator、以下DIA)」③「リソース配分最適化(Dynamic Resource Allocator、以下DRA)」④「シナリオプランニング(Scenario Planning、以下SP)」の4つのモジュールと可視化ツール(『Intelligent EYE』、以下IE)から構成される『DyAS®』において、②「拠点内在庫配置最適化(DIA)」および③リソース配分最適化(DRA)を実現するためのアルゴリズムとなります。
本アルゴリズムは、物流施設内の大量の商品を効率的に入庫、出庫、荷合せ、輸配送し、さらに施設内における商品の配置最適化を計算する情報処理プログラムです。
■ アルゴリズムによる在庫配置最適化イメージ
アルゴリズムで演算された精度の高い需要予測モデルや作業効率最適化モデルを活用することにより、日々、膨大な物流処理を迫られている物流事業者の生産性向上(物流処理量の増加や作業時間の低減)を実現します。また、適切な作業量が算出されることにより、最適なリソース(作業者やロボットなど)を手配し、作業配分することが可能となります。
■ 特許詳細
・特許番号:特許第6457705号
・発明の名称:「商品配置システム、商品配置方法、及び商品配置プログラム」
・特許権者:GROUND株式会社
・発明者:GROUND株式会社 Chief Digital Officer/プロダクトディベロップメント2部 部長
小林 孝嗣(たかつぐ)
・概要:
現代の多くの物流倉庫では、倉庫管理システム(以下、WMS)や倉庫制御システム(以下、WCS)が導入されています。
本アルゴリズムは、WMSが有する導入在庫状況や入荷から出荷までの物流センター内作業記録データやWCSが有するロボットの作動データをはじめ、物流事業者が有する商品受注履歴データ、消費者のオンライン行動履歴データなど、さまざまな内部データを分析・集計・計算し、以下の通り物流施設内の最適化を支援します。
①物流事業者が将来処理すべき物量や商品の種類を高い精度で予測する。
②①の予測を基に、作業者の物流施設内での歩数・作業効率を改善する商品配置を行う。
③その適正な商品配置のもと必要な作業員数と機械数を手配する。
④予測できる物量を限られた輸配送トラックに積載する。
GROUNDは、今後も物流業界に対してテクノロジーを用いた新しい価値を創出することを目指し、AIやロボティクスなどの最新のテクノロジーを活用した「Intelligent Logistics(インテリジェント・ロジスティクス)®※」を提唱・推進します。
■参考資料『DyAS®※』
『DyAS®※』は、GROUNDが独自に開発を進める先端テクノロジーを活用したAI物流ソフトウェアです。
本システムは、①「拠点間在庫最適化(DLA)」②「拠点内在庫配置最適化(DIA)」③「リソース配分最適化(DRA)」④「シナリオプランニング(SP)」の4つのモジュールと可視化ツール(IE)から構成されています。
※:『DyAS®』、『LogiTech®』および『Intelligent Logistics®』は、GROUND株式会社の登録商標または商標です。
■ GROUND株式会社について
GROUNDは、“Intelligent Logistics®”の実現を目指して、物流領域における世界の最先端テクノロジー(LogiTech®)に基づく革新的ソリューションの提供を行う企業です。代表の宮田をはじめとするGROUNDメンバーは、ロジスティクス、サプライチェーンだけでなく、データサイエンスやマーケティングにおいても豊富な経験を持ち、国内外の最新のテクノロジーに関して幅広い知識やネットワークを有しています。これらを背景に、日々高度化・複雑化する物流オペレーションに対して、需要と供給のバランスを考慮する最適なハードウェア及びソフトウェアで構成されたソリューションを提供しています。
社名: GROUND株式会社
事業概要: テクノロジーを活用した物流ソリューションの提供
設立: 2015年4月
所在地: 東京都江東区青海二丁目7-4 the SOHO 3F
代表者: 代表取締役社長 宮田 啓友
資本金: 10億円(2018年3月期)
URL: http://groundinc.co.jp/
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