観光地経営の鍵は“移動”にあり!書籍『二次交通の教科書 地域の稼ぐ力を高める』発売
ありそうでなかった、観光・インバウンドを呼び込み、暮らしを豊かにする「二次交通」の専門書
株式会社やまとごころ(本社:東京都新宿区、代表取締役:村山慶輔)は、出版レーベル「やまとごころBOOKS」より、書籍『二次交通の教科書 地域の稼ぐ力を高める』を2025年2月10日(月)に発売いたしました。
本書では、地域住民と観光客の双方の利便性を高める地域交通のあり方をはじめ、ライドシェア、AIデマンド交通、自動運転、シェア電動キックボード、シェアサイクルといった新たな交通手段の事例を紹介。さらに、具体的な導入方法についても詳しく解説しています。DMOや自治体担当者、観光事業者、地域・まちづくり関係者、交通事業者の皆さまに、ぜひお読みいただきたい一冊です。
書籍の概要
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書 名:『二次交通の教科書 地域の稼ぐ力を高める』
著 者:楠田 悦子
発売日:2025年2月10日(月)
定 価:2,420円(税込)
仕 様:四六判、272ページ
販売サイト:
Amazon URL https://amzn.asia/d/7nwtGWf
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/18152778/
三省堂書店 https://store.shopping.yahoo.co.jp/books-sanseido/2087063116044.html
著者
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楠田 悦子(くすだ えつこ)
モビリティ・ジャーナリスト。兵庫県生まれ。心豊かな暮らしと社会のための、移動手段・サービスの高度化・多様化と環境について考える活動を行っている。自動車新聞社のモビリティビジネス専門誌『LIGARE』創刊編集長を経て、2013年に独立。国土交通省の「自転車の活用推進に向けた有識者会議」、「交通政策審議会交通体系分科会第15回地域公共交通部会」、「MaaS関連データ検討会」、「SIP第2期自動運転ピアレビュー委員会」などの委員を歴任。スタートアップのナレッジ共有『DIMENSION NOTE』元編集長、グロービス経営大学院大学英語MBA卒。
主な著書
・『最新 図解で早わかり MaaSがまるごとわかる本』(ソーテック社、共著)
・『「移動貧困社会」からの脱却:免許返納問題で生まれる新たなモビリティ・マーケット』(時事通信社、編著)
著者メッセージ
観光とは移動そのものです。日本人やインバウンドの個人旅行が増える中で、飛行機や新幹線以外の「二次交通」は欠かせません。しかし、専門家、講座、書籍、学ぶ機会が少ない状況にありました。
「持続可能な地域活性化」を実現して欲しいという思いで書きました。この書籍では、二次交通の基本的な知識のみならず、すぐに実践できるように、事例やシンプルな導入プロセスも紹介しています。
DMOや自治体、観光事業者、学生といった、これからの地域観光について学びたい方のみならず、地域の移動サービス全般について学びたい方にもおすすめです。
目次
第1章 インバウンド対策として「二次交通の整備」が不可欠な理由
人口減少時代における貴重な成長エンジン
5年間で2倍の6000万人、経済効果は15兆円の政府目標
「旅行・観光開発指数ランキング1位」の日本が持つ可能性
中国・香港・台湾・韓国のリピーター ~感覚は日本人の国内旅行~
「日本人7割、外国人3割」から「日本人4割、外国人6割」の時代へ
日本のインバウンド対策の歴史を紐解く
「6000万」というインバウンドをどうさばくのか
リピーターを地方空港に誘引する
オーバーツーリズム ~やめられないクルマ移動、企画調整力の強化が課題~
観光と地域住民のための計画が別々になっている
新幹線駅・地方空港から先のアクセスが弱い地域での対策
二次交通の情報整備・活用で地方は変わる
宿泊施設のなかで完結させることを優先してきた
インバウンドは20~40代の若者層が中心、日本人観光客は中高年が中心
二次交通を観光客のニーズとマッチさせてもっと楽しんでもらおう
第2章 各地で動き出す「二次交通」事業の成果と苦悩
〝MaaSレベル 4〟の実現に動き出した「新潟・湯沢町」の挑戦
日本で独自に解釈されるMaaSとは
ほとんどが実証実験で終わってしまうMaaSの課題
「MaaSプランナー」と「トランジットセンター」という課題解決策
約2か月でバス乗車券の発行枚数は約2万枚
「京都」で進む自転車を軸とした観光まちづくり
自転車の5つの「見える化」
市民が先頭に立って進めた「金沢」の自転車政策
ヨーロッパは「環境」、日本は「子どもの安全」
リーズナブルにできる改善活動
人口1万4000人の三重県多気町で進むプロジェクト「ヴィソン」
ナショナルチェーンやコンビニ、自販機を置かない
従来の道の駅が持ち合わせてこなかったコンセプトを軸に
自動運転で変わる〝人の移動〟を呼び込むために
第3章 事例で紐解く、「ニーズの把握」と「データの活用」
利用データはもちろん、潜在的ニーズを「知ること」から始める
赤字経営を抜け出す方法を模索していた「平成筑豊鉄道」
誰が来ているのか、誰に来てほしいのか
相手を知り、自分たちの地域を知る
誰が現場の課題を最も熟知しているのか
「鉄道とは何か」という機能分析からスタートさせた
観光列車に必要なのは美しい景観だけではない
仕事を楽しむこと、面白がってもらうことが成功への近道
インターネットで基礎情報や数字を集めて、企画してみよう
情報収集の模範的な方法と手順
二次交通を計画する際のベースとなる調査
第4章 デジタルと新しい移動手段の現在地とミライ
新しい移動手段やサービスが万能というわけではない
ライドシェア
AIデマンド交通
AIデマンドバス
自動運転
電動キックボード(特定小型原付)
シェアサイクル
ドローン
第5章 既存の都市と交通インフラとの向き合い方
鉄道会社との向き合い方
バス会社との向き合い方
タクシー業界との向き合い方
公共交通計画との向き合い方
自転車活用の考え方
バリアフリーや車いすとの向き合い方
やまとごころBOOKSとは
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やまとごころBOOKSは、「知識の共有を通じて日本の観光産業を強くする」をミッションとして掲げ、観光・インバウンドにおいて専門家の知見を共有するプラットフォームを目指す出版レーベルです。今後も専門知識やノウハウをお持ちの著者と共に書籍を作り上げていきます。
やまとごころとは
株式会社やまとごころは「インバウンドツーリズムを通じて日本を元気にする」をミッションとし、2007年に「やまとごころ.jp」をスタート。その後、メディア事業の他、自社主催のインバウンドセミナーの開催や企業・自治体等の研修企画や運営を行うなど、業界で活躍するインバウンド人材の育成を目指してきました。その他、コンサルティングやコーディネート等、インバウンドに従事する企業や団体の課題やニーズに併せて、総合的なサポートを行っています。
インバウンドで地域を元気にするメディア「やまとごころ.jp」
https://www.yamatogokoro.jp/
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