仙台市の小規模保育所「おうち保育園かしわぎ」で、東日本大震災復興支援対象家庭や、保育料負担困難家庭に対し、独自の保育料負担軽減制度を開始。
認定NPO法人フローレンスが運営している小規模保育所「おうち保育園かしわぎ」(宮城県仙台市)では、企業主導型保育園のメリットを生かして、独自の保育料負担軽減制度を開始しました。特に、「東日本大震災の罹災証明がある方の保育料減免」において、仙台市以外の罹災証明でも受け入れる点は他にはない新しい取り組みです。
フローレンスでは2011年3月に発生した東日本大震災を受け、東北の中心地・仙台市の経済的な復興と子育て世帯の支援に取り組んできました。保育園不足で働けないという待機児童問題を解決するため、仙台市で小規模保育所を3園展開しています。
そのうちの1つ、「おうち保育園かしわぎ」は、企業主導型保育園というスキームで運営しています。
企業主導型保育の特徴とは
企業主導型保育は、内閣府の委託先の団体に応募し、外形基準を満たしていれば保育園を作ることができる、というスキームです。
将来保育園が余ることを心配して過少見積もりになってしまう自治体の認可制よりも、保育園が不足している地域のニーズにあった保育園を独自に提供しやすいのが特徴です。
また、認可保育所とは異なり、自治体による認定が不要なので、「フルタイム勤務ではないため保育指数が足りず、認可保育所に入ることができなかった」「保育園に子どもを預けながら、これから仕事を探したい」などといった、認可保育所では通りにくい理由をお持ちのご家庭にも柔軟な対応がとることができます。
今回導入したのは、独自の保育料負担軽減制度です。
「おうち保育園かしわぎ」独自の保育料負担軽減制度
認可保育所や小規模認可保育所は、多子世帯やひとり親世帯に対して保育料の減免が行われます。
企業主導型保育園「おうち保育園かしわぎ」でも、平成30年度より、園独自の保育料負担軽減制度を設けており、しかもその範囲は認可保育園よりも広く設定しています。
「おうち保育園かしわぎ」では、以下の条件に該当する方へ独自の保育料負担軽減制度を設けています。
- 東日本大震災の罹災証明書がある(証明自治体は問いません。仙台市以外の証明書も対象となります)
- お子さんが2人以上いる世帯かつ、「おうち保育園かしわぎ 平成30年度入園のしおり」に記載の「多子世帯の利用者負担額軽減について」に該当する
- 諸事情(ひとり親世帯である等)により保育料の支払いが困難(ご事情をお伺いした上で保育料を個別に決定いたします。ご相談ください)
これらいずれかに該当する場合、申請書等を提出していただくことにより、保育料が減免となります。
罹災証明については、仙台市以外の罹災証明でも受け入れるというのは、他にはない新しい取り組みです。
おうち保育園かしわぎは、できるだけ多くの家庭に保育の光を届けるべく、保育ソーシャルワークを取り入れるなど、子育て支援に力を入れて取り組んでいる保育園でもあります。
被災者の方や保育にお困りの方は、ぜひこの軽減制度をご利用ください。
https://www.ouchi-hoikuen.jp/school/kashiwagi/
フローレンスでは、福島県でのインドアパークの運営や、仙台市でのおうち保育園運営などを通し、被災地に寄り添い、復興支援の取り組みを続けています。
これからも保育事業を通して復興支援を実践していきます。
https://www.ouchi-hoikuen.jp/school/kashiwagi/
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