ビジネスパーソンの約半数がAIエージェントの活用意向を示す。「ルーティン業務の自動化」「レポート・文書の自動作成」などに期待。

〜DEEPCOREがAIエージェントについての調査を実施〜

株式会社ディープコア

AI特化型ベンチャーキャピタル(VC)である株式会社ディープコア(以下「DEEPCORE」)は、20〜50代のビジネスパーソンを対象に「AIエージェントについての調査」を実施し、600人から回答を得ました。

【調査結果 概要】

・ビジネスパーソンの4人に1人が業務で生成AIを利用。大企業での活用が進む

・生成AIの業務活用における最大の課題は「ハルシネーション」

・AIエージェントを認知しているビジネスパーソンは約半数

・約半数がAIエージェントの活用意欲を示す

・AIエージェントへの期待は「ルーティン業務の自動化」「レポート・文書の自動作成」など

・6割が、ビジネスシーンでのAIエージェントの普及を予測

※本リリースにおける「AIエージェント」は、単なる応答型AIを超え、タスクの計画、実行、結果の評価を自律的に行う能力を備えた、特定のタスクをこなすことに特化したシステム・プログラムを指すものとします。

1.業務における生成AIの活用状況について

◼️ビジネスパーソンの4人に1人が業務で生成AIを利用。大企業での活用が進む

生成AIの利用状況について尋ねたところ、全体の25.9%が「業務で利用している」と回答しました。

企業規模別では、大企業に所属する方の利用率は45.9%にのぼりました。また、年代別にみると、50代の利用率が低いことが明らかになりました(n=600)。

◼️業務における生成AIの利用は「文章の作成、推敲」が最多

生成AIをどのような業務で利用しているか尋ねたところ、「文章の作成、推敲」が60.0%で最も多く、「情報収集」が53.6%、「データ分析」が45.8%と続きました(n=155/生成AIを業務で利用している方)。

また、システムエンジニア(n=37)の37.8%が「プログラミングやコード作成」、マーケティング(n=26)の84.6%と人事(n=22)の86.4%が「データ分析」に活用していると回答し、職種によって活用方法に特徴があることがわかりました。

◼️生成AIの業務活用における最大の課題は「ハルシネーション」

生成AIを業務で活用する際に感じる課題について尋ねたところ、「出力結果の正確性(ハルシネーション)」が45.8%で最多となりました(n=155/生成AIを業務で利用している方)。

2.AIエージェントの認知と今後の期待について

◼️AIエージェントを認知しているビジネスパーソンは約半数、大企業での活用が進む

AIエージェントを知っているか尋ねたところ、約半数が「全く知らない」と回答し、まだ認知や理解が進んでいないことが明らかになりました。企業規模別にみると、大企業に所属している方の利用率は20.4%と、5人に1人がAIエージェントをすでに活用していることがわかりました(n=600)。

◼️約半数がAIエージェントの活用意欲を示す

AIエージェントの活用意欲について尋ねたところ、約半数が活用意欲があると回答しました。企業規模別にみると、大企業に所属している方の7割近くが活用意欲を示す結果となりました(n=600)。

<活用開始の時期>

1カ月以内:5.3%

3カ月以内:8.5%

6カ月以内:15.9%

1年以内:8.1%

見通しが立っていない:62.2%

◼️AIエージェント活用への期待は「ルーティン業務の自動化」「レポート・文書の自動作成」など

AIエージェントがどのような業務に役立つと思うか尋ねたところ、「ルーティン業務の自動化」が36.5%で最も多く、「レポート・文書の自動作成」が28.5%、「高度・複雑なデータ分析」が23.8%と続きました。一方、「新規事業やプロジェクトのアイデア創出」や「開発業務の自動化」といった創造的・専門的な業務は比較的低い割合にとどまりました。この結果から、現時点では定型業務やデータ処理の分野での活用が期待されていることがわかります(n=600)。

◼️AIエージェント活用における障壁は「社員のスキル不足」や「コストの高さ」

AIエージェントの活用を進める上での障壁について尋ねたところ、「社員のスキル不足」が32.5%で最も多く、「コストが高い」が31.8%、「セキュリティやプライバシーへの懸念」が26.8%と続き、導入に際しての技術的・コスト的な課題が浮き彫りになりました。(n=600)。

◼️AIエージェントに期待される効果は「業務効率化」と「コスト削減」

AIエージェントの活用による期待効果について尋ねたところ、「業務効率化」が59.9%と最も多く、次いで「コスト削減」、「従業員満足度の向上」が挙げられました。企業においては、AIエージェントの導入が、業務の最適化や人件費の削減だけでなく、従業員の負担軽減や働き方の質の向上にもつながると期待されていることがわかります(n=304/AIエージェントの活用意欲がある方)。

◼️6割がAIエージェントのビジネスシーンでの普及を予測

AIエージェントはビジネスシーンに普及すると思うか尋ねたところ、6割が「普及する」と回答しました(n=600)。

また、AIエージェントが普及すると、業務のあり方にどのような変化が起こると思うか尋ねたところ、「業務効率化が進む」が39.2%で最も多く、「不要な業務が削減される」が33.0%、「新しい業務や役割が生まれる」が23.5%と続きました(n=600)。

◼️DEEPCORE 代表取締役 仁木勝雅 コメント

本調査の結果から、AIエージェントはまだ発展途上の技術でありながらも、業務効率化の手段として大きな期待を集めていることが明らかになりました。認知度は約半数にとどまるものの、大企業を中心に導入が進み、特にルーティン業務の自動化やデータ処理の効率化といった定型業務への適用が顕著です。自律的に処理・判断し、アクションを取ることが可能、というAIエージェントの特徴が最も活きる分野での活用が進んでいるようです。

一方で、創造的な業務や高度な意思決定支援への適用は限定的ですが、生成AIとの組み合わせやマルチAIエージェントの導入により、これらの領域における活用も広がってくると考えられます。

技術的な課題として、「セキュリティ・プライバシーの懸念」「導入コスト」「社内スキル不足」が指摘されています。特に、AIエージェントによる効率化の効果を最大限に引き出すためには、特定のタスクや業務フローへの最適化が必須であり、AIエージェント開発と社内プロセスの両方に深い知見を有する人材の確保が鍵となります。もっとも、ノーコード・ローコード開発ツール、柔軟性の高いフレームワークの普及等により、カスタマイズへのハードルは今後下がることが予測されます。

AIエージェントは、単なる業務支援ツールにとどまらず、企業の競争力強化に寄与する可能性を秘めています。今後、どのような業務領域へと展開されていくのか、その進化に注目が集まります。

【調査概要】

調査名称:AIエージェントついての調査

調査機関:Freeasy

調査対象:全国の20〜50代のビジネスパーソン

調査方法:Webアンケート

調査日:2025年1月24日

有効回答数:600件

※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります

◼️調査結果の引用時のお願い

※本調査内容を転載・利用する場合は、出典元の明記をお願いします。

例:「DEEPCOREの調査によると」「DEEPCORE調べ」など

◼️DEEPCORE公式SNS

note:https://note.com/deepcore_kernel

X:https://x.com/DEEPCORE_Inc

Facebook:https://www.facebook.com/DEEPCOREinc/

【会社概要】

会社名  :株式会社ディープコア

代表取締役:仁木勝雅

本社   :東京都文京区本郷4-1-4 Design Place α 3F, 4F

URL   :https://deepcore.jp

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都
電話番号
-
代表者名
仁木 勝雅
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年07月