イマクリエイトと弘前大学、「ナップ」を活用した放射線測定のバーチャルトレーニングを共同開発。
バーチャルテクノロジーでカラダの動きをデータ化し、社会実装を進めるイマクリエイト株式会社(本社:東京都港区、代表者:山本彰洋、川崎仁史、以下イマクリエイト)と弘前大学大学院保健学研究科(以下、弘前大学)は、身体性を伴う様々なスキルをシェアできるようにするバーチャルトレーニング「ナップ」による放射線測定トレーニング、「ナップ:RIサーベイ」を共同開発致しました。
■背景
目に見えない放射性物質による汚染をサーベイするには一定の研修が必要です。しかし放射線の計測には高額で精密な測定機器と放射線源を準備する必要があり,誰でもいつでも学べる環境にはありませんでした。また昨今の新型コロナウイルス感染症による環境の変化から,対面で放射線測定の実習を行うことが難しくなっております。
弘前大学では,VR上で実際に学習者が動作を伴って学ぶことができるツールの制作を構想しており,イマクリエイトのナップを利用することでそうしたツールの開発ができると考え今回共同開発する運びとなりました。
「ナップ:RIサーベイ」では,本来は目に見えない放射線を可視化したステージからステップアップしていく流れが組み込まれており,初学者は直感的に計るべき対象を意識することができ,より高い学習効果が期待されます。
■「ナップ」とは
「ナップ」は、体の動きをデータ化しシェアできるようにするVRプラットフォーム。
スポーツや医療をはじめとする様々な技術やワザなどの「体の動き」を他者に伝えるためには、「体の動かし方」と「体を動かす感覚」を同時に伝える必要があります。しかし、どちらも属人的で非常に言語化しにくいため、伝えることも理解することは困難でした。
ナップは「体の動き」そのものをバーチャルテクノロジーによってデータ化しVR上で可視化、共有できるようにします。ナップを使って「体の動き」をシェアすれば、シェアされた人はVR上に可視化された動きに自分の体を重ねてなぞるように動かすだけで誰もが正しく体を動かせるようになるので、あとはその感覚を覚えるだけです。VRであるため、物体の透過や速度調整など、現実にはできない機能で習得をサポートできるほか、時間や場所はもちろん、実際の設備の有無も問いません。
どんな動きを誰にシェアし、どう使うか。属人的でアナログだった「動き」をデータとして扱えるようになるナップの用途は様々です。
■ナップ:RIサーベイについて
ナップ:RIサーベイでは、学習者は手元に用意された計測器を現実と同様の手順で使用し、VR上に表示される被験者の汚染箇所を特定する実習が行えます。
1 計測器を使うことで汚染箇所を探します。
2 汚染箇所を特定し、計測した放射線量を入力します。
3 学習者が入力した汚染箇所、線量が正しい計測作業によって求められたものであるかを確認することができます。
ナップ:RIサーベイの説明動画
■企業情報
イマクリエイト株式会社
所在地 : 〒105-0014 東京都港区2-1-23ニューカナール1002
代表者 : 山本彰洋 川崎仁史
URL : https://ima-create.com/
国立大学法人弘前大学大学院保健学研究科
所在地 : 〒036-8203 青森県弘前市本町66-1
代表者 : 被ばく医療人材育成推進委員会 被ばく医療教育研修部門
VR教材開発プロジェクトチーム
教授 冨澤登志子
URL : https://www.hs.hirosaki-u.ac.jp/web/
■そのほか
弘前大学によるプレスリリースはこちら。
https://www.hirosaki-u.ac.jp/59754.html
イマクリエイトは、バーチャルテクノロジーでカラダの動きをデータ化し、社会実装を進めることで、あらゆる産業、あらゆる人々が世界を再発見するきっかけづくりを進めてまいります。
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