「VADQore」シリーズを正式リリース:超高速エッジAIがタブレット連携対応でさらなる進化
オンデバイス学習対応!クラウド不要で異常データなしの学習にも対応。タブレット連携により現場ですぐに可視化
フル機能のエッジAIを提供する株式会社QuantumCore(本社:東京都品川区、代表取締役:秋吉 信吾、以下「当社」)は、物理学由来のリザバーコンピューティング(Reservoir Computing)技術を活用したエッジAI製品「VADQore」シリーズを正式にリリースし、新たにタブレットとの連携機能(オプション)にも対応いたしました。なお、本製品はすでに大手物流企業や製造業を中心に6社で実導入されており、現場でのスピーディな異常検知と運用の手軽さを高く評価いただいております。
従来、当社は「少量データ」を「エッジ上」で「リアルタイム学習」できる独自開発の多変量時系列処理ソリューション「Qoreシリーズ」を提供してまいりました。今回リリースした「VADQore」は、その技術をさらに強化し、“クラウドレスでのAI学習・推論”を可能にするスタンドアロン型エッジAIデバイスです。わずか数秒の「正常データ」から異常を捉えるAIモデルを自動生成できるため、これまで導入ハードルの高かった異常検知を圧倒的にシンプルかつ高速に実現します。
VADQoreシリーズの特長
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完全エッジ完結の安心設計
クラウド不要で、振動データの収集・学習・推論をすべて1台で処理。
通信環境を選ばずに迅速な導入が可能です。
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正常データ主体で学習可能
異常サンプルを集めることなく、わずか数秒間の正常状態をAIに学習させるだけで、
実運用での異常検知がスタートできます。さらに異常サンプルがあれば精度向上にも対応。
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バッテリー駆動・超小型設計
手のひらサイズの「VADQore」と、親指の爪サイズの「VADQore Sense」を用意。
スポット診断から常設監視まで、設置・運用ニーズに合わせて選択できます。
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タブレット連携(新オプション)
BLE通信を介して専用ダッシュボード「VADQore View」タブレット版に接続可能。
リアルタイムの振動データ可視化や、異常アラートのモニタリングを直感的に行えます。
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拡張・アップデート対応
SDカードによるファームウェア更新(VADQoreモデル)や技術サポートに加え、
オプションでカスタマイズ開発にも柔軟に対応いたします。ご相談下さい。
タブレット連携「VADQore View」のメリット
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リアルタイム可視化: 現場ですぐに異常傾向を確認
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簡単操作: タッチ操作のみで学習や設定を切り替え
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スピーディな導入: BLE通信を使ったシンプル接続、煩雑なネットワーク構築が不要
本オプションは、エッジAIをあらゆる現場で手軽に導入していただくために追加いたしました。すでにエッジデバイス単体でも学習・推論が完結しますが、視覚的モニタリングやログ閲覧をより簡単・効率的に行っていただくことが可能になります。
製品ラインナップ
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VADQore(税別 198,000円)
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バッテリー内蔵、液晶ディスプレイ搭載
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「正常+異常」両データを活用した学習モードにも対応
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VADQore Sense(税別 99,000円)
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超小型、ディスプレイ非搭載、バッテリー非搭載
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LEDランプで異常通知、軽量デバイス特化モデル
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※「VADQore View」は別売のオプション製品です。
今後の展望
当社ではリザバーコンピューティング(Reservoir Computing)によるエッジAI分野をさらに拡張し、
「より少ないデータで素早く・高精度に異常を検知する」技術を追求してまいります。
多様な産業用モーター・工作機械・構造物モニタリングなどで、
VADQoreシリーズが幅広い実装シーンをカバーできるよう継続的な改良・アップデートを行います。
株式会社QuantumCoreについて
当社は、リザバーコンピューティングの研究で著名な東京大学・池上 高志教授、および
公立はこだて未来大学・香取 勇一准教授をリサーチアドバイザとして迎え、
「少量データ」を「エッジ上」で「リアルタイム学習」できるAIソリューション「Qoreシリーズ」を展開しています。
環境変化に柔軟に適応できるAIモデルをエッジ側でリアルタイム生成することで、
ビッグデータ前提ではない、人や現場に寄り添う次世代のAIを目指しています。
お問い合わせ先
株式会社QuantumCore
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